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2021
4/22

実力養成会通信 第1832号 ”昨日の道新『広がる教育格差』より” の巻

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ここ5年間で、道内の受験生の共通テスト平均点は、最高だった。

20年前までは、確かに、北海道は”受験後進国”だった。

しかし、今では、全国的に見ても、平均よりも上だ。

 

全国学力調査の結果を見てもうなづける。

ただし、この調査は私立一貫校は対象外であり、

この結果をそのまま鵜呑みにするのは、無理があると、

専門家たちは指摘してる。

 

話を元に戻そう・・・・

東京一工・医の合格者数も、ここ5年で最高だ。

特に、東大合格率(東大合格者数を全受験生数でわった値)も全国で19位(サンデー毎

日)東大理Ⅲ現役合格は、実は6名で、全国単独3位だ。

サンデー毎日では5名と公表されているが、実は『N高』からも1名、理Ⅲ現役合格者が出

てるが、この生徒は、北嶺から編入してきた生徒であって、実質的には、北嶺生とみなし

て、何ら問題はない。

 

しかし・・・『北大の道内占有率』は過去最低だった。

 

 

3月20日の実力養成会通信で、この原因を考察した。

 

この中で書かせてもらったことは・・・・

東西南北、旭丘は、北大合格者数は、例年と変わらない。

しかし、帯広柏葉を除く、地方のトップ高の合格者数が激減。

これは、地方の優秀な生徒が札幌に一極集中。

道内の教育の地域格差が歴然としてる・・・・・と指摘させてもらった。

 

ここ5年のセンター試験の学校別平均点の推移をみると、地方トップ高は、

軒並み、平均点を下げている。

30年前、北大合格者50名を輩出してた、ある地方トップ高の平均点は、

今では、札幌新川高校の平均点にも満たない。

各管内トップ高とはいえ、共通テストの学校平均点は、札幌の準トップ高の

平均点には及ばない・・・・・・

見るも無残な結果に、正直、唖然とした。

 

従来であれば、学年トップとなる優秀な生徒達が札幌に流失し、

その結果、その高校自体全体のレベルがどんどん下がってる。

こういうことだろう。

 

札幌南高の1年生のあるクラスには、

函館出身、釧路出身、旭川出身、網走出、登別出身の生徒が在籍してるという。

 

 

地方の地盤沈下は深刻だ。

 

 

 

昨日の道新だ。同様に指摘してる。

学力の地方格差は歴然だ

地方の学力の地盤沈下は、上の記事の数字が示す通りだ。

 

そういう中に、あって、静内高校の取り組みは、素晴らしいものがある。

とはいえ・・・

札幌の一極集中は、明々白々であり、

今後は、中学生の間にも浸透していくとなると・・・・

正直、ゾッとする・・・・・・・

 

 

 

本日も、最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。