ニュース・ブログ

2021
5/12

実力養成会通信 第1852号 ”答案をまとめる技術の差” の巻

ニュース

国公立2次試験や難関私大で課される数学の記述式問題では、答案をまとめる技術の差が

そのまま得点差となって現れる。

 

現に、今年の北大理系受験者も、

例年通り、英・数・理の3教科で、数学の得点差が、圧倒的に大きかった。

昔から・・・・数学の出来不出来が、合否に直結する、と言われてる所以だ。

 

ある生徒は、5問中、3完だった。

本人の自己採点では、辛めにつけて、100点位(150点満点)・・・・・・・

開示結果は、134点だ。

得点率は、89.3%だ。

部分点、中間点が、ここまで、得点率を上げたということだ。

 

これは、”肌感覚”ではない。

得点開示の結果であり、事実だ。

 

 

話を元に戻そう・・・・・

では、『得点差を生む技術の差』とは、具体的にどのようなものか?

 

下の画像は、ある生徒の”答案”だ。

記述答案作成指導を始めて、まだ間もないので、まだまだ、これから!! というレベルだ。

 

そのことを踏まえて、言わせてもらうと・・・

これは、記述答案ではない・・・・・”計算用紙”でしかない。

まず、採点官(大学の先生たち)は、どこに着目しているかと言うと・・・・

次の3点だ!!

①問題の設定を理解する力

②解決へ向けて数学的な道具を正しく運用する力

③これらを簡潔に表現する力

この答案では、採点する側からしたら・・・・評価のしようがない・・・・

《採点者が行間を読んでくれる》

《書かなくても分かってもらえる》

という態度の答案は、完全に”アウト”ということだ。

この問題であれば、以下が、スキのない、完璧な答案だ。

次の答案だ。

それなりに、書けるようにはなってきたが・・・・・

この設問の着眼点を示すと、この通り、しっかりと解けた!!

これが、目指すべき、”記述答案”だ!!

 

採点官にとって・・・答案が、その受験生の数学力のすべてということだ!!

 

 

本日も、最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。