国公立2次試験や難関私大で課される数学の記述式問題では、答案をまとめる技術の差が
そのまま得点差となって現れる。
現に、今年の北大理系受験者も、
例年通り、英・数・理の3教科で、数学の得点差が、圧倒的に大きかった。
昔から・・・・数学の出来不出来が、合否に直結する、と言われてる所以だ。
ある生徒は、5問中、3完だった。
本人の自己採点では、辛めにつけて、100点位(150点満点)・・・・・・・
開示結果は、134点だ。
得点率は、89.3%だ。
部分点、中間点が、ここまで、得点率を上げたということだ。
これは、”肌感覚”ではない。
得点開示の結果であり、事実だ。
話を元に戻そう・・・・・
では、『得点差を生む技術の差』とは、具体的にどのようなものか?
下の画像は、ある生徒の”答案”だ。
記述答案作成指導を始めて、まだ間もないので、まだまだ、これから!! というレベルだ。
そのことを踏まえて、言わせてもらうと・・・
これは、記述答案ではない・・・・・”計算用紙”でしかない。
まず、採点官(大学の先生たち)は、どこに着目しているかと言うと・・・・
次の3点だ!!
①問題の設定を理解する力
②解決へ向けて数学的な道具を正しく運用する力
③これらを簡潔に表現する力
この答案では、採点する側からしたら・・・・評価のしようがない・・・・
《採点者が行間を読んでくれる》
《書かなくても分かってもらえる》
という態度の答案は、完全に”アウト”ということだ。
この問題であれば、以下が、スキのない、完璧な答案だ。
次の答案だ。
それなりに、書けるようにはなってきたが・・・・・
この設問の着眼点を示すと、この通り、しっかりと解けた!!
これが、目指すべき、”記述答案”だ!!
採点官にとって・・・答案が、その受験生の数学力のすべてということだ!!
本日も、最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。