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2021
5/19

実力養成会通信 第1859号 ”大学数学の立場から数Ⅲを眺めてみる【前編】”の巻

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教科書の記述をベース(平地)として、それよりもほんの少し小高い丘に立って、

平地を見下ろしてみよう!!

いや・・・・それだけではなく、

ときには、魅力的な山々を見上げてみよう!!

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これは、私の”指導理念”のひとつです。

 

さて・・・

理系の大学生がまず、最初に勉強するのが『テイラー展開』というものです。

テイラー展開の特別なケース(a=0としたとき)を『マクローリン展開』と言い、

実は、高校物理でも、しばしば遭遇してるんです!!

 

難関大の物理の試験で

“χの絶対値が1より十分小さい場合~”などと問題文に書かれてあるのを

目にしたことはありますね?

実は・・・・・この正体は”テイラー展開”だったんです!!

 

さて・・・・・話を元に、戻しましょう・・・・・

 

“くくり”としては《数Ⅲ、微分の応用/不等式の証明》ということになります。

6番のsin の不等式の証明の生徒の答案です!!

生徒も相当苦戦してました・・・・

 

実は、この問題は、大学数学の立場に立てば・・・・

『sinは、無限個の整関数の和で表現できる』ので、

証明するまでもなく、”当たり前(自明)”となります。

何回か微分したら、解決するって話です。

あくまでも、大学数学の立場に立てば・・・と言う話ですが。

さぁ・・・・・・

 

話は、ここからなんですが・・・・・

 

『時には、魅力的な高い山々を見上げてみる・・・・』って

具体的に、どんなことなのか?

 

この続きは、明日の通信に書かせていただきます。

 

 

本日も、最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。