ニュース・ブログ

2021
10/27

実力養成会通信  第2005号 ”医学部面接について考える” の巻

ニュース

旭川医科大学、総合型選抜入試(旧AO入試)・・・・・

いよいよですね。

受験生皆さんの、健闘を祈ります!!

実力養成会でも、数名受験します!!

 

さて・・・受験する皆さんは、それぞれの高校で、面接・小論文の対策は、

既に、十分されている事と思います。

 

そこで・・・・本日は『医学部面接』について考えてみたいと思います。

 

以前も、この通信で書かせてもらいましたが、

東大理Ⅲでも、2018年から面接が再導入されました。

当時の南風原副学長は、このように仰ってました。

『(理Ⅲ)入学者には、試験の点数は高くても医療や医学を目指す意欲に乏しい学生もい

る。本当に医者になりたいのか? 本当に医学に向いてるのか? こういったことを振り返る

機会にしてもらいたい』

 

このように、東大理Ⅲは『人物重視』の入試に大きく舵を切ったわけです。

 

これは、東大に限った話ではなく、全国の国公立医学部、私大医学部も同様です。

ですから・・・・医学部入試では、面接試験が非常に重視される傾向にあります。

それに伴い・・・・

ここ2、3年、面接試験の質問は、間違いなく高度化、専門化してます!!

 

ある大学医学部の質問です!!

 

ある地区での出来事である。

91歳の認知症の男性が家族が目を離したすきに徘徊し、JRの駅のホームから線路に降

り、運行中の列車に衝突して死亡した。

この事故で、JRは列車に遅れが生じるなど損害が発生したとして、同居する高齢の妻と

遠方で暮らす長男を相手に損害賠償を請求した。

この男性の妻と長男は損害を賠償すべきか?

あなたは、どう考えますか?

 

 

この質問には、今後、医療に従事する者として考えておかなければならない、

超高齢社会と認知症患者の増加の問題が含まれてます。

この問題についてどう考えるのか? という点が問われてるわけで、

この2つこそが、医学部入試の面接における”トレンド”となるテーマです!!

様々な立場の意見、価値基準を比較調整し、妥当な結論を導く能力が問われます。

 

このように・・・超高齢社会を意識した出題が激増してます!!

 

他にも・・・・・

“医師の公共性・公平性”

“利益衡量”

“終末期医療”

“新薬治験”

 

などが、ここ2,3年の頻出テーマとなっており、

各学校でも、こういったテーマが取り上げられましたね?

 

そもそも・・・・面接における質問は、次の3つを見るためのものです。

①意志・意欲

②医師としての適性

③人間性一般

 

では・・・どのように対処すればいいか?

それは、企業秘密とさせてもらいますが、

まず、伝えたいことは、

医学部面接では、質問と回答の”マニュアル的なモノ”は、全く通用しない!!

 

面接官は、本気で、バシバシ聞いてきますからね!!

 

私は、医学部面接、小論文も指導させてもらってます!!

ご安心して、お任せください!!

 

 

 

本日も、最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。