知り合いのオーストラリア人に聞きました。
日本語の難しいところ・・・・
『主語が省かれる』
『時制』
『漢字』
実は・・・・・我々日本人と英語圏の人たちでは、
“時制”の捉え方が、根本的に異なります!!
ですから・・・英語で『現在形』『過去形』『進行形』『現在完了』などといった
『時制』は、我々、日本人にとって、
感覚的になかなか”しっくり”こない部分があります。
私の個人的な意見ですが、
そもそも英文法における『過去形』という名称が誤解を招く元になってると思ってます。
なぜならば・・・・
我々日本人は『時制は物理的な時間』と捉えてるからです。
過去➩現在➩未来・・・・・こんな感じですね。
ネイティブの”時制”は物理的な時間とは違う!!
『今、現在』というのは刻々と移り変わっていきます!!
『現在』とは点?
それとも
『現在』とは幅?
何秒前から何秒後までを『現在』と定義するのでしょう?
『過去』とは何秒前から始まり、『未来』とは何秒後以降のことを言うのでしょうか?
そもそも、こんなことを考えること自体、ナンセンス!!
ネイティブは、時制を『場所』としてとらえてます。
ネイティブにとって、『今』は自分がいる『現実の世界』
『過去』は『今はもう現実でない場所』・・・つまり『距離のある場所』
ですから・・・『過去形』を用いるのは、”距離感”を主張するため!!
具体例で説明させていただきます!!
It might rain. (ひょっとして、雨降るかも・・・)
この場合のmightは、may の過去形ですが、過去は表しません。
It may rain. より「雨が降る可能性」が低い!! ことを表しますね。
今は晴れているという現実から離れてる、
つまり、実現の可能性の低さ、現実との距離感を主張してます。
Will you ~?
Can you ~?
などでお願いするよりも、
Would you ~?
Could you ~?
と過去形でお願いする方が、とても丁寧です。
相手に敬意を払う!!
敬意を払う ➩ 相手との距離感 ➩ 過去形
仮定法過去にしてもそうですね。
現実との距離感 ➩ 過去形
つまり・・・・
我々、日本人にとって『過去形』とは、当たり前の話ですが、過去のコト。
ネイティブにとって『過去形』とは、
もう終わった話として、現実から離れてる場所。
現実との距離感を主張するモノ!!
結局は、時間をどう捉えるか?
このように、日本人の時間の捉え方、ネイティブの時間の捉え方が根本的に違うのです。
『過去形』という名称自体が、誤解を招く、というのは、こう言う理由からです。
本日も最後まで、読んでいただき、ありがとうござます。