『私は、車を盗まれた』
英訳するとき、初心者は、みなこうします。
しかも、なぜ、ダメなのか、すらわからない。「日本語」に引っ張られてるんです!!
✖ I was stolen my car.
間違うヒトは、みな『日本語』の”盗まれた”に引っ張られます・・・・・
ネイティブにとってみたら「あなた自身」が盗まれた!?と解釈します(笑)
これもまた・・・・いわゆる“日本人独特の変な英語”ってやつです。
『~される』= 受動態
このように、機械的に覚えてるからこうなります。学校英語の悪しき慣習ですね。
では・・・なぜ、I was stolen my car. でダメなんでしょうか?
能動態の文でこういう文が考えられます。
Someone stole my car.
steal は、主語に『盗む側』、目的語に『盗まれる側』が来る構文ですね。
つまり・・・・この文には、被害者である『私』が一切、出てきません。
ですから、これを受動態にしたら、
My car was stolen (by someone).
となります。
やはり、被害者である『私』は登場しません。
そもそも・・・・英語と言うのは『する側とされる側の関係性』を語るものです。
『盗む側(盗人)』と『盗まれる側(車)』の関係だけが語られます。
しかし、悩ましいことに・・・・
日本語の受け身は、そこに”被害の影響を受けるヒト”を加える事ができてしまうんです!!
ですから、日本語では『私は車を盗まれた』といっても、話が通じてしまうんですね。
だから、I was stolen my car.
とやってしまいます・・・・・
では・・・『私は、車を盗まれた』英訳すると、どうなるか?
英語では、こういう考え方をします!!
①私は、ある”状況”を抱えた!!・・・・・『抱えた』= had
②どんな状況かと言うと・・・私の車 = 盗まれる
ということで、正解は、
I had my car stolen.
~してもらう、~される・・・・正解は、使役のhave ですね。
本日も、最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。
【追記】
英語を勉強すれば、するほど『日本語って世界的に見て、特殊な言語体系』であること
を思い知らされます!!
その”特殊な日本語ベース”で英語を考えるから、
“日本人独特の変な英語”と揶揄されます・・・・
では、なぜ、世界的に見て、特殊なのか・・・・・
ズバリ、次の3つ!!
①島国という閉鎖性。
②縄文時代から続く、単一民族国家。
③”沈黙は金なり”という「時には、黙ることも大切」という独自文化が育まれてきたた
め ”察する” ”空気を読む” というネイティブスピーカーからすると理解不能な価値
観が存在する。
英語を深く勉強したいなら、この一冊は、絶対におすすめです!!