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2022
3/14

実力養成会通信 第2139号 ”新高1生、英語の指導例『助動詞』” の巻

ニュース

実力養成会の新高1生、英語の指導例です。

 

認知言語学に基づく、正統的な文法指導を展開してます。

 

 

長女が“外国語学部英語学科”に通っています。

本格的、正統的に、英文法指導をするならば、

認知言語学をしっかりと勉強したうえで・・・・・

ということで

半年間、真面目に徹底的に”認知言語学”を勉強しました。

 

 

今回は・・・・『助動詞』の指導例の一部をご紹介させていただきます。

 

 

皆さんは・・・・中学校で

 

will「未来」

can「できる」

may「してよい」「かもしれない」

should「すべき」

must「しなければならない」

 

このように、個別の意味を勉強してきました。

 

 

では、聞きます!!

 

“そもそも、助動詞とは何?”

 

という、本質的なコトは教わりましたか?

 

これを実感できないと、不自然な英語を量産することになります!!

 

 

助動詞・・・・正確に言えば「法助動詞」と呼ばれます。

 

つまり、『助動詞』とは「話し手が思っているだけのコトであって、現実ではないよ」

ということを表します!!

 

さらに言えば・・・・

」とは、現実世界を表す直説

だとか

非現実世界を表す仮定

の「」であり、

話し手の意見の話であって、現実の描写でないよ!!  ということを表してます!!

 

 

「法助動詞」の「

「仮定法」の「

は、もともと同じことを指してます。

 

 

さて・・・・・「法助動詞」には、大きく分けて、2つの用法があります!!

 

それは・・・・「力の用法」「判断の用法」と言われてます。

 

具体的に説明しましょう・・・・・

 

 will  の「するつもりだ」は意志を表します。

 

意志の力が強い・弱いという言い方があるように、意志は何かをやり遂げようとする

「力」です・・・・・これが“力の用法”と呼ばれるモノ。

 

一方では、「~だろう」というのは予想です。これは心が行う判断の一種です。

これが“判断の用法”と呼ばれるモノ

 

すべての「法助動詞」には、

このように“力の用法”“判断の用法”の2面性を備えてます!!

 

 

 

 

学校・塾でありがちな・・・・

 

こうだから、こうだ!!

can がcould になれば、丁寧な言い回しになる、覚えろ!!

 

こういうときは、こういう意味になる!!

現在完了形は 「have +過去分詞」だ!!

 

 

という、結果ありきの、決めつけの指導はしません!!

 

 

ちなみに・・・・なんで、現在完了形は、have なんでしょうか?

 

get +過去分詞

だとか

take +過去分詞

では、なぜ、ダメなのでしょうか?

 

 

そこにも、しっかりとした理由があります!!

 

 

こういう部分もすべて、理詰めで、本質論で文法指導をしています!!

 

 

 

本日も、最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。