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2023
8/17

実力養成会通信 第2510号 ”『校風』について考える” の巻

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『札幌西高は4年制高校』

だとか

『札幌西高は浪人する生徒が一番多い』

 

 

令和のいま・・・ちまたでは、こんな“デマ”も飛び交ってるのですね・・・

西区にお住いの、ある保護者の方から直接聞きました。

 

 

ちなみに、愚息も札幌西高卒です。

現役合格した友達もゴッソリいました・・・・もちろん、浪人した友達もいます(笑)

これは・・・あくまでも、私の”肌感覚”ですが、

部活組の現役合格率は、東西南北、旭丘の中でも1位か2位くらいだと思います。

 

とはいえ、札幌西高に限った話でなく、

特にトップ高であればあるほど、浪人するケースは多くなります。

いわゆる『第一志望は譲れない』というケースです。

県立浦和高校も

滋賀県の膳所高校も彦根東高も浪人生はとても多いと言います。

 

 

各トップ高の『進路だより』を見る限りでは、

札幌西より札幌南高が、浪人する生徒が多いように思います。

医学部志望者が他のトップ高と比べて多いというのも原因の一つにあると思います。

 

実力養成会でも、2年前に 北大後期で理学部に合格したけれど、

東大を目指し浪人を選択、という事例があります。

『浪人=勉強しない』ということではありません。

 

 

さて・・・・

進学する高校を選ぶとき、大切な要素の一つが”校風”でしょう。

 

偏差値や北大合格者数といったデータには現れませんが、

歴史や伝統に醸成された、その学校独自のモノがあり、

生徒たちの青春時代や人間形成に計り知れない影響を与えるものです。

 

長女は札幌旭丘卒です。

旭丘には旭丘なりの、西高には西高なりの『校風』というのがあのます!!

これは・・・・親として実感した部分です。

 

例えば、北嶺中・高を例に挙げると、

北嶺では、大学の進路選択はすべて生徒の自主性にゆだねてます。

とは言え、”東大ツアー” だとか ”各界で活躍する先輩たちの講話” だとかの

イベントは、とても積極的に実施されてます。

学校行事に関しても、すべての生徒が全力を投じてます。

羊蹄山(大雪山)登山にしても柔道大会にしてもしかり・・・・・。

 

こうした結果として・・・・

超優秀な進学実績があり、各界の数多くのリーダーを輩出してます。

これこそが・・・・北嶺のもつ底力であり、

時を経て、育まれた”校風”の力というものです。

 

 

札幌西卒の愚息は、

高校3年間はコロナによる長期休講等はありましたが、基本的には部活中心でした。

 

そんな愚息がしっかりと大学受験を突破できたのは、

やはり”校風”によるところがとても大きかったと確信してます。

 

つまり・・・・『部活も一生懸命、勉強も一生懸命』という校風です。

 

『文武両道』という言葉があります・・・・・

 

当の本人たちは『文武両道』という意識はゼロです。

まわりがそうだから、それが普通・・・・・

 

これこそ、札幌西高の代表的な校風の一つです。

とんちんかんな”デマ”に振り回されることないように(笑)

 

 

 

東西南北、旭丘・・・・

こういった高校の生徒たちを長年、指導させてもらい思うことは・・・・

 

部活や学校祭、体育祭などとにかく”熱中”する生徒が多いです。

こうして、高校時代に頑張ったことが今のその人、その人の”充実”に結びついているのだ

と思います。

もちろん、うちの長女にしても長男にしてもそうです。

 

いつの時代においても、生徒に熱中できる何かを提供でき、

強い個人として生きる”何か”を、トップ高は伝統として持っているのだろうと、

生徒たちを見てつくづく感じます。

 

これこそがデータに現れない ”校風” なのだと思います。

 

 

 

 

本日も、最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。