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2017
10/21

『市塵』 講談社文庫/藤沢周平

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日本を代表する歴史小説家、藤沢周平の魂の力作です!!

読み応えがありました。2回も読んでしまいました!!

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「正徳の政治」を行った新井白石・・・・・・

 

すぐれた儒学者であると同時に家宣の将軍就任に伴い、幕閣に入り、数々の改革を行い、

先駆的業績を残した新井白石。

 

「人間、新井白石」の生涯を描いた長編感動ストーリーです。

 

教科書で描かれている新井白石・・・・・

しかし、実際の新井白石・・・・・かなりギャップがありますね・・・・

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生まれてからずっ~と超極貧だった白石。

しかし、アタマは、当時からキレっキレっ!!

メチャクチャ頭が良かったようです。

 

このキレっキレっが街中の噂となり

ついには、

甲府藩主、綱重の侍講(今で言う家庭教師)として召し抱えられることに。

これぞ、”口コミ”の威力です。

 

さらに・・・・・

5代将軍綱吉の死後、綱重がなんとっ!!

まさかの6代将軍家宣に!!

 

白石は、6代将軍家宣とともに天下の経営に乗り出していきます。

人の人生なんて、どこで、どうなるのか・・・・わかりませんよね。

白石が、天下の経営?

白石の極貧時代を知る、友人は、夢にも思いませんでした。

 

 

 

白石は、彼の片腕である間部詮房とともに幕政改革の理想に燃えました。

 

しかし、あ~それなのに、それなのに・・・・・

出る杭は打たれる・・・・

 

彼の足を引っ張りたがってる人は、うじゃうじゃ・・・・・

いつの時代も、いるんでよね~~、こんな連中・・・・・

 

彼は、そんな抵抗勢力にめげることなく、幕政改革に乗り出します!!

 

そんななか・・・・・

白石を全面的に信頼してここまで人生を歩んできた家宣の死で、白石の運命はまた大きく

変わりました・・・・・

 

 

この本を読んで、新井白石がまたまた大好きになりました!!

 

日本史・・・・・・大好きです。

 

 

 

今日も最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。