ある焼き鳥店のご主人のお話です。
私の知人の、義理のお兄様です。
しかも、私と同い年。
彼は、大学を卒業して、人もうらやむ ある大手の企業に就職しました。
その大手企業の花形である営業部門に配属され ました。
しかし、外から見るのと、実際、中に入ってみるのでは、天と地の差。
あり得ないようなノルマ、ノルマの連続に、胃に穴が開き、円形脱毛症となり・・・・
精神的にも、かなり追い込まれ、ノイローゼ寸前まで・・・・・・・
やがて、バブル崩壊。
その大手企業は倒産。
当時、各種マスコミでも大々的に取りあげられてました・・・・・
同業他社さんへの転職という選択肢はあったそうです・・・・
しかし、人に使われるのは、もうこりごり・・・・・・・・
彼は、全く、経験のない”焼き鳥店”を立ち上げました。
この不景気の世の中、お店を経営するのもとても大変のようです。
しかし、楽しく、生き生きと、焼き鳥を焼いてました。
『仕事』・・・・・・どんな仕事だって、大変だし、しんどいし、きつい。
しかし、
体や精神を壊してまで、働き続けなきゃならないのか?
そこまで、会社にしがみつかなきゃならないのか?
その人その人で色々な事情はあるのだろうと思います。
第三者の私が、軽々しく言える問題ではありません。
『正解』は、その人の中にあるんだと思います。
彼は、こう言ってました・・・・・・・・
倒産が大きな人生の転機だった。
むしろ、僕にとっては、九死に一生を得たって言っていい。
会社が倒産せず、あのまま、いってたら、間違いなく、自殺してた・・・・・
本当に、胸の張り裂ける思いをしました。
今日も、最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。