今から、20年以上前、大手の進学塾で中学生、高校生の数学を指導させてもらってた。
定期テストの時・・・・・
自分の担当するクラスの平均点が、どれだけ学校の平均点を上回るか?
とにかく、ここだった!!
生徒にどれだけ点数をとらせるか?
それが講師の力量であり、ステイタスだった!!
例えば、数学の学校平均点58点に対して、
塾生平均80点、85点は、当たり前の数字だった!!
5教科では、塾生平均450点(平均90点)を越えることもあった。
学校平均をどれだけ上回るか?
自然と他の同僚たちと競い合っていた・・・・・
自分で言うのも、おこがましいが、当時から、生徒には点数をとらせていた!!
『あの塾には、すごい数学の先生がいるらしい』
『あそこに行けば、5教科で400点取れるようになる』
『あそこの先生は、厳しいけど、絶対に成績は上がる』
こういった噂が噂を呼び、その教室単体で人数がピーク時で260人にもなった。
誇大広告などしていない。
あったのは、生徒がみなメチャクチャ成績を上げている・・・・この事実のみ。
最近、大手、個人問わず、色々な塾のブログを拝読している。
実力養成会にも中3生の会員がいるので、市内の中学生を対象としている他塾さんのブロ
グも勉強のために、頻繁に見させてもらっている・・・・・
見させてもらって、感じること・・・・・
何が何でも、生徒の成績を上げる!!・・・・
このような気概を感じるブログには、残念なことに、そうお目にかかれない。
仲良しこよしの和気あいあい・・・小綺麗な教室で勉強は楽しくやりましょう・・
基準”ゆるゆる”の学校の単語テストに塾生全員合格しました・・・という報告・・
こんなんで、しっかりと生徒の成績をあげているんだろうか?
これが主流なんだろうか?と思ってしまう・・・
これも、時代の流れなんだろうか・・・・・・
まぁ、他塾さんは、他塾さん・・・私がとやかく云うことは本意ではない。
とはいえ業界全体のことを考えると、なんとももどかしい思いがこみ上げてくる。
今日も、最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。