大河ドラマ・西郷どん、いよいよクライマックスを迎えます。
今日は、
調子こいて、西郷と大久保について、うんちくを語らせていただきます(笑)
ただし、日本史指導の際は、教科書にのっとり、淡々と指導させてもらってます。
うんちくは語ってません!!
さて・・・
数多くの明治維新の指導者の中で、特に中心的役割を果たした『西郷隆盛』
『大久保利通』『木戸孝允』の3人は、
ご存知のように、維新の三傑と呼ばれてます。
そのなかでも、西郷は、大きな度量、部下に対する深い愛情、情熱と勇気、
そして気取らない性格、簡素な私生活などから
広く人々に、今もなお、愛され続けてます。
政治家として見ても、情にもろく、清廉潔白・・・・・まさに、日本人好みのキャラ。
さらには、西南戦争における悲劇的最期と相まって、
源義経、坂本龍馬と並び、いつの時代も国民に愛され続けてきました。
その一方で、新しい国内体制の、ち密な建設計画を進めることに関しては、
不得意のようで、西郷の積極的な役割は、『廃藩置県』をもってほぼ終わったと指摘する
歴史学者もいます(『素顔の西郷隆盛』より)・・・・・
さて・・・・・大久保といえば・・・・
征韓論、台湾出兵で、西郷、木戸が下野したのちも、ただ一人政府に残り、
相次ぐ近代化政策により、日本の近代国家建設の基礎を築いた最大の立役者です!!
彼がいなかったら、今の日本はありませんでした!!
最後まで、政権の座にいたこともあって、西郷に比べると国民的人気も乏しく、
ややもすると「西郷を追い落とした」「自由民権運動を踏みにじった」などと
非難を浴びたりしますが、ときとして、冷酷・冷徹と思えるほど沈着、冷静であり、
優れた決断力、明せきな頭脳、広い国際的視野にたつ現実主義に徹した政治姿勢に
真のリーダーを感じます。
多くの反対を押し切って大胆な改革を実行しなければならかった、当時の実情を考えれ
ば、西郷との決別も、仕方なし・・・・・・私は、個人的には、このように見てます。
そして、大久保は、西南戦争を鎮圧した、翌年・・・・紀尾井坂で暗殺されます・・・
とにかく『個』を最優先してた西郷。
とにかく『国』を最優先してた大久保。
私は、両者の間には、『憎しみ』というものは、なかったと思ってます!!
二人は、間違いなく、終生、固い心の絆で結ばれていることでしょう!!
西郷も好き、大久保も好き・・・・・でも、龍馬が一番好きな今野でした。
今日も最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。