ニュース・ブログ

2015
5/15

私が、大きな勘違いをしていた、若き日の臨時教員時代

ブログ

私が20代半ばのころ・・・・・

今から、実に30年前の話です・・・・

そのころ、私は、後志管内のとある町で、臨時教員をしていました。

今でいう、スパルタ教育、鉄拳制裁は日常茶飯事。

今の時代なら、問答無用の、懲戒免職。

とにかく、”力” で生徒をねじ伏せてました。

私の授業で、私語をする生徒は、もちろんいませんでした。

全校集会など、私が、ステージに上がった瞬間、体育館は瞬時に静まりかえってました。

今の、私からは、想像もつかないことと思います。

 

当時の、校長先生は、とがるだけとがってた私に「生徒の話に耳を傾けなさい」といつ

も、アドバイスして下さってました。私は、校長先生の話に「耳を傾けることなく」我が

道を突き進んでました。

 

「いかに、生徒をおさえつけれるか?」

「いかに、生徒を自分の意のままにコントロールできるか?」

これこそ、教師の力量のバロメーターだっ!!  と思い込んでました。

 

今の時代、”暴力教師”、”体罰教師”と呼ばれる人たちや、”それもどきの教員たち”は、

例外なくこのような考え方をしてます。

 

生徒は、私に怒られたくない、みんなの前で、血祭りにあげられたくない・・・・

その思いで、言うことをきくふりをしていただけでした。

 

その「ふり」を、愚かなことに、私は、

「生徒は、私の完全なる支配下にある」と勘違いしてました。(本当にバカの極みです)

 

「・・・・・・しているふり」では、何の解決にもなりません。

「・・・・・・しているふり」ではなく、「自分の意志で・・・・する」

でなくてはなりません。

そのように、生徒を仕向けるには、やっぱり、「耳を傾けることでした」

40代になって、分かりました。

 

そして、50代になり、今では、心の底から、そのように思ってます。

ですから、私は、常に、生徒の話に耳を傾けてます。

思えば、当時の校長先生も、

今の私と、同じくらいの年齢でした。