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2021
5/24

教えられたことを再現してるだけ!!

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中学時代は、優秀だったのに、高校へ進学した途端、

“数学が、まったくの苦手科目になった”

“学校の授業についていくので、一杯一杯・・・”

こういう生徒は少なくない。

今日は、そんな生徒にスポットをあててみる。

 

 

 

定期考査が近づいてきてる。

特に、高1生に意識してもらいたいことがある!!

 

問題を解く際に、たとえ解けなくても、たとえ分からなくても

 

『なぜ、こうするの?』

『どうして、こういうことが言えるの?』

 

 

ここに徹底的にこだわって欲しい!!

 

 

なぜならば・・・・

問題を解いてるように見えて、実は解いていない!!

こういう生徒は、少なくない。

 

どういう事かと言えば・・・・

 

教えられたことを再現してるだけだから。

 

だから、

『解いてる』ではなく『再現してる』だけ。

 

 

私自身・・・・・過去にこのような生徒を数多く指導させてもらってきた。

2/3は、改善できた。

残りの1/3は、改善できなかった。

 

それだけ、このループにハマった生徒をしっかりと

軌道修正することが難しいということだ。

 

 

『再現してるだけ』・・・・

具体的に言うと、本人の意識、無意識は別として、

解法をゴリ押しで暗記して、その解法を再現している。

 

確かに・・・・《暗記数学》という手法もある。

《暗記数学》・・・・私は、否定しない。

和田氏の提唱してる”暗記”は、“理解の伴っている暗記”だ。

 

理解ベースの暗記だから、一旦、自分の中に落とし込んだら、

その問題、問題に応じた”アレンジ” ときには”アドリブ”も可能だ。

 

私が、言ってるのは、“理解なしのゴリ押しの暗記”だ。

だから・・・・

『なぜ、このように式を変形するのか?』

だとか、

『どうして、この式から、こういうことが言えるのか?』

という、発想はゼロだ。

 

 

すべては・・・・・

『先生が、こうしなさいと言ってたから』

もしくは、

『4stepの解説書がこうなってたから』

ということだ。

 

 

一度、こうなってしまうと、厄介だ・・・・・・

ガチガチに 『数学=解法暗記』 になってしまい、

自分のアタマで、考える事が出来なくなってしまう・・・・・

 

定期考査なら、平均点位までなら取れるだろう。

模試

入試

となると手も足も出ない・・・・・・・

 

 

定期試験では、そこそこ取れるけど、

模試となると、まったく、取れない・・・・・・

 

こういう生徒の大半は、”再現“が習慣となってしまってる。

軌道修正は、なかなか、難しい。

 

 

さらに言えば・・・・生徒や保護者は、次のような錯覚に陥る。

 

『定期試験では、そこそこ取れる』=” 基礎基本はそこそこしっかりしてる”

 

 

これは、明らかな ”錯覚” だ。

 

 

真実は、こうだ

何も考えない”解法暗記”だけで、定期試験はそこそこ取れてしまう。

 

暗記だけで、そこそことった点数は、見かけの点数に過ぎない。

これを・・・基礎はそこそこできてると、勘違いしてしまう。

 

では・・・なぜ・・・こうなってしまうのか?

 

意外にも、それは、中学生時代にまで、さかのぼる。

学校や塾の先生から、

《こういう時は、こう解け》

《こう聞かれたら、このようにして解け》

と教えられてきたからだ。

 

このことが、体に染みつき、抜けきれないまま、今に至ってるということだ。

 

 

 

本日も、最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。