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2021
7/4

DVD『関ケ原』を見て・・・

ブログ

ご存知、天下分け目の”関ケ原”

司馬遼太郎の名作『関ケ原』を映画化。

岡田准一演じる石田三成の生きざまを軸にし、

関ヶ原の戦いを真っ向から描き出した作品。

教科書では、『関ケ原の戦い』については、このように書かれてる。

 

なんとも、凹凸のない平板な内容だ。

“教科書”だから、こうならざるを得ない。

 

さらに、脚注には、

『石田三成、小西行長らは京都で処刑され、西軍諸大名93家・506石改易』

とだけある。

 

なぜ、三成・行長らは、自刃せず、京都で処刑(六条河原で斬首、晒し首)されることを

選択したのか?

 

また、

 

三成と確執が深く、三成の暗殺も考えてた加藤清正・・・・・

家康は、なぜ、加藤の軍勢を呼び寄せなかったか?

 

受験生でも、そこまで、知る必要性はない。

共通テストでも、

2次試験でも、問われることはない。

 

しかし・・・・ここを知る(推察する)ことこそ、

日本史を楽しむ醍醐味と言える。

 

なぜなら、日本史は、”血の通った人間たちのおりなすドキュメント”

だからだ。

 

 

テレビや映画、小説は多少なりとも脚色されており、

実態が異なることも多い。

 

タイムマシーンでも発明されない限り、確固たる真実を知ることは出来ないが、

残された、史料、史跡によって、真実に近づくことは出来る。

 

天下分け目の関ケ原・・・・・

極めて、政治的で、ドロドロした人間臭い争いであったことは、間違いない。

 

生前、三成は『正義と不義』という言葉をよく使っていた。

多くの書状にもそれが、史料として現存している。

 

関ケ原・・・・・三成にとっては、

正義をかけ、不義を討つ戦だったのだろう。

 

三成は、戦に負けた。

完膚なきまでに・・・・・・

 

彼が『斬首』の道を選択したのは、

たとえ、戦に負けようとも、最後まで、正義を貫き通したということに他ならない。

 

私は、こう思っている。

 

 

最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。