教科書には載ってませんが、北海道には北海道なりの
魅力あふれる意外な歴史というものが数多くあります・・・・
例えば・・・・厚岸・・・
自然の良港でありその立地性からして、
江戸時代には、オランダ船、ロシア船など外国船がたびたび訪れ、
諸外国との接点にもなってきた地です・・・・
厚岸国泰寺・・・蝦夷三官寺の一つ。
北海道遺産にも登録されている由緒あるお寺です。
『蝦夷三官寺』とは、
江戸幕府が1804年に現在の伊達市(有珠善光寺)、様似町(等樹院)、
厚岸町(国泰寺)に建立した3つの寺院の総称です。
各寺は、蝦夷地で死亡した和人の葬儀とアイヌ民族への仏教の布教を目的としてました。
が、背景には対ロシア政策として幕府により蝦夷地支配を示す狙いがありました。
その蝦夷三官寺の一つ厚岸国泰寺。
入口の門には ”徳川葵の御紋” 江戸幕府の命により建立された”証”です。
現存する建物は、ほとんど後世に改修されてますが、
境内は江戸時代のたたずまいが伝わってきます。
非日常を感じることのできる空間です。
歴史そのものを感じせてくれる独特の空気感が漂うお寺です。
本日も、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。