まず、新高1の皆さん、そして、保護者のみなさん、高校ご入学おめでとうございま
す。遅ればせながら、心より、お喜び申し上げます。
スタディーサポート、入学後のいきなりのテスト・・・・を始めとする様々なイベ
ントが目白押しの一週間でしたね。
いよいよ、これから、本格的に高校の授業がスタートします。
みなさんは、もう、既に、感じ取ってますね・・・・・
高校の授業の”密度の濃さ”を。
中学の時とは、全然違いますね。
今後、本格的に授業が進められていきます。
当然、スピードもアップしますし、難しさも増していきます。
わからない部分、理解できない部分、もやもやする部分が、一気に増えてきます。
中学の時は、学校の先生が、手取り足取り、丁寧に教えてくださいました。
塾の先生たちも、親身になって、指導をして下さり、全然問題なくここまでこれました。
高校では、そうは行きません。
中学生の時の感覚でいたら、とんでもないことになります。
例えば、数学・・・・・『問題が解ける!!』⇒ 『理解できてる、大丈夫』
って考えがちです。
『解ける』 ≠ 『理解できてる、大丈夫』
こういうことです・・・・・・
この部分を声を大にして言いたいのです!!
具体的に問題を通して、説明させてもらいます!!
★青チャート数ⅠAから抜粋しました、この問題・・・
まぁ、解説に書かれてある通りなんですが・・・・
これくらの問題なら、直接代入して、ゴリゴリ計算しても答えは出せるでしょう!!
解説に書いてあるように”ちょっとした工夫”で、技巧的な計算に持ち込むのもいいでしょ
う。・・・・・・そんな難しい問題ではありませんので、生徒は『解けます』。
それで、生徒は、この問題は大丈夫!!って勘違いします。
では、この問題の”本質”は、どこにあるか?
“根性をもって平方根の計算がんばろう?”
“4乗、3乗の計算でも、ひるまず、ゴリゴリ計算しましょう?”
そういう話ではないんです!!
本問の本質は・・・・・
次数ダウン!!
これから、高校数学を勉強するにあたり、どんな単元、領域においても
計算をしていくうえで“次数ダウン”こそ、すべての計算の”よりどころ”となります。
分かりやすく、例えましょう・・・・・
『猫舌』のヒトが、あっついお茶なんて飲めません・・・・
このお茶を、おいしく飲むには、冷ます・・・それしかありません。
冷ますために・・・・別の湯のみに移し替えて、なんとか飲める状態にする。
この『移し替えて、なんとか飲める状態にする』操作こそ、次数ダウンです。
どんな単元の、どんな問題であっても、いつも、我々の気持ちのど真ん中に、
“次数ダウン”を置いておくこと!!
その典型例として、この問題をやってみよう!! こういうことです。
次数ダウンの、代表的操作の方法を伝えるね!!
この方法は、これから3年間、ずっ~と、使い続けるからね・・・
この問題の本質はここにあります。
このような、本質を完全スルーして、
“解けたから理解してる”って浅はかだと思いませんか?
保護者の方々も、『問題が解ける』⇒ 『理解してる』 とするのは、ナンセンス。
このことを忘れずにいていただければと思います。
私は、このように、徹底して、『本質』にフォーカスして指導しています。
今日も、最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。