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2017
9/21

実力養成会通信 第546号 ”難関私大日本史対策・政党の変遷″ の巻

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受験生が、超苦手とする領域。

できる事なら、避けて通りたいと願っている政党の変遷

 

政党・政派の変遷”ということで、教科書の巻末に、一覧表にまとめられてます。

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しかし、これは事実を時系列にそって、まとめただけで、これだけでは、時代背景、因果

関係、等々が見えてきません・・・・・・

しかも、教科書では、この政党に関する記述は、『ぶつ切れ』状態。

ですから、『つながり』『流れ』が見えてきません。

受験生が苦手とする理由はここにあります。

 

 

そこで、上の『変遷表』をベースにしながら、以下のように、色々な部分を膨らませて指

導しています。

まず、全体像をしっかりと抑えさせます。

CIMG9706

次に、時代背景、結党、分裂等の経緯も説明します。

各政党の思惑、当時の政党勢力、当時の内政に関する重要テーマを理解することで、変遷は、理解できます。

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例えば・・・・・・・

『立憲同志会』について・・・・・・・・

第一次護憲運動で、窮地に立たされた”桂太郎”

桂は、こう思ったんです。

そういえば・・・・・あの時(憲政党が解党して)、伊藤博文が立憲政友会を立ち上げて

憲政党系の議員らも合流し、その後、主流勢力をなして、しっかりとあのピンチを、乗り

切っていったな。

俺(桂太郎)も、ここは、新党を立ち上げて・・・・伊藤さんがやって成功したように、こ

こは勝負に出るぞ~!!!

 

桂はこう考えて、

立憲国民党の犬養毅、立憲政友会の尾崎行雄らに対抗すべく新党(これが立憲同志会)

を立ち上げ、第一次護憲運動に対抗しようとしました。

しかし、新党は少数にとどまり、国民は桂の改革性を認めようとせず、激高した民衆が議

会を包囲する中、桂内閣は総辞職に追い込まれたんですね(大正政変)

まあ、柳の下にはドジョウは2匹いなかったってことですね・・・・・

 

 

以上、日本史担当の今野でした。

 

 

今日も、最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。