実力養成会で、今年度、推薦もしくは指定校推薦にエントリーする生徒は4名。
大学、学部は異なりますが、それぞれの生徒たちは、真剣に対策を継続してます。
自己推薦文、志望理由書の作成。
面接、小論文のトレーニング。
徹底して実戦トレーニングを積んでいます。
『自己推薦文』『志望理由書』・・・・・・とっても大切です。
最初のころは、生徒は、この『自己推薦文』『志望理由書』については、
単なる”作文”ってイメージで安易に考えがちです。
この時点で、生徒も、保護者の方も
大きな勘違いをしています。
『書く』ことは考える事です。
『書く』ことで、自分の中に『柱』を構築させる作業なんです。
大学側は、この自己推薦文、志望理由書を元に面接をします。
具体的な事例を元に説明させていただきます。
例えばA子さんとしましょう・・・・・
札幌医科大学の推薦入試にエントリーします。
①医師を目指す理由は?
②札幌医科大学でなきゃならない理由は?
③札幌医科大学でどのような学生生活をおくるつもりか?
まず、最低限この3点は絶対に盛り込まなければなりません。
その中でも、一番重要なのは、②です。
医師になりたい⇒札医の推薦を受ける。って話なんですが、
医学部は、札医以外にも、北大、旭医の他、いくらでもあります。
なぜ、札医なんでしょうか?
札医でなければならない明確な理由は?
そのためには、札医が求める学生像は?
札医は、どんな指導理念?
札医が目指す医療は ?
この辺の部分を徹底的にリサーチしなければなりません。
ただ、単に、小さいころから医師にあこがれてた。
そこで、自分の夢を叶えたい的な内容のものは、これは、小学生の作文です。
そこで、勘違いしている生徒は、
決まり文句の『患者さんに寄り添う意思を目指します』と書きます。
◆医師になりたい、そのためには、〇〇と言う理由で札幌医科大学でなきゃならない。
◆医師になりたいって思ったきっかけは自分の〇〇という具体的体験から。
◆医師になって、やりたいことは〇〇。そのためには、具体的に〇〇を学びたい。
◆以上より、自分の夢実現のためには、札幌医科大学。
このようなことを最低限盛り込みます。
医学部以外の学部であっても同じです。
ある大学の『医療福祉学部』の推薦入試を受ける目指すB子さん。
◆『医療福祉学部』を目指す明確な理由は?
◆『医療福祉学部』を出て、将来、何を目指すのか?
◆『医療福祉学部』は全国には無数にある。その大学でならなきゃならない理由は?
まず、ここからです。
このように、最初の段階は、生徒たちは、
提出用の作文的な感じで、イメージして、安易な気持ちで書きます。
実力養成会でトレーニングするうちに、いかに自分の考えが浅はかだったのかを思いしら
されます。
★将来、就きたい仕事の社会的意義は?
★その夢の仕事に就いて、具体的にどんなことを実現したいのか?
★その夢の仕事に就くために、具体的に何をどのように研究したいのか?
このように自問自答を繰り返しながら、自分の中にゆるぎない”柱”が構築されていきす。
面接官は、質問に対して、『正解』が欲しいのではありません。
本人の『この大学でなきゃならないんだ』っていう熱意と力強さなんです。
実力養成会は、設立以5年間で、
国公立大学医学部医学科合格者は7名。
私立大学医学部合格者は実に24名。
実力養成会というこの規模を考えたら、驚異的な数値です。
自己推薦文、志望理由書、面接、小論文に徹底してこだわってきた結果がこの数値です。
今日も、最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。