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2018
12/22

実力養成会通信 第993号  ”高校に入学すると・・突然失速・・えっ?” の巻

ニュース

聞くところによると、その塾(中学生対象)は、生徒に徹底してプリント演習させます。

量は、とにかく、半端ないそうです!!

途中入会の生徒は、まず、そのプリントの量に圧倒されるそうです。

 

半端ない量のプリントを演習させることで、ゆるぎない力を養成するという趣旨だと思い

ます・・・・・合格実績もすばらしく、地域に密着し、地域に愛される塾のようです。

 

塾の先生たちも、人間的に素晴らしく、生徒・父兄からの信頼も厚いようです。

生徒は、配布される膨大な量のプリントをただ、ひたすら解くのみ!!

 

奇遇なんですが・・・・・

実力養成会の会員の中に、この塾出身の生徒が、かなりいるんです !!

 

本当に偶然なんです。

 

 

さて、ここからが本題です。

中3生は、今の時期であれば、ほとんど塾に通ってることでしょう・・・・・

大手、準大手、地域密着型の個人塾・・・・・

 

それぞれの塾で、来春の合格を目指し、熱い指導が展開されてることと思います。

 

お子さんが、晴れて、合格!!

もちろん、本人の努力の賜物です。

しかし、塾がそこまで、引き上げてくれた!!・・・・という見方にたつならば、

 

高校に行ったら、誰が、(勉強を)みてくれるんでしょうか?

誰が、プリントを出してくれるんでしょうか?

誰が、細かな指示を出してくれるんでしょうか?

 

気付けば、学校の授業すらほとんど、わからなくなる・・・・・・

どこから手をつければいいのかすらも、わからなくなる・・・・

ドンドン、勉強から逃げていく・・・・・・・

 

高校生のお兄ちゃん、お姉ちゃんのいるお母様なら、この悩ましい状況は、

きっと手に取るように分かっていただけると思います。

 

 

塾の先生の指示に従い、

塾の課題、プリントをひたすらやり、

定期試験では、塾の先生が徹底した対策をしてくれてた・・・・

塾を100%信頼してたからこそ、塾の先生の指示に従ってたと思います。

だからこそ、合格できたんです!!

 

その一方で、生徒は、知らず知らずのうちに、『受け身』の勉強になってないでしょう

か?・・・・・・・

勘違いしないでくださいね、塾の先生を責めているということではありません。

塾の先生が、一生懸命になればなるほど、生徒は先生に身をゆだねる・・・・・・・

なんとも悩ましいことです。

 

実力養成会の途中入会の生徒たちは、ほとんど、このようなケースなんです!!

『中学時代、あれほど数学が得意だったのに、高校に入ったとたん、急に失速』

『中学時代、道コンの成績優秀者の1ぺージ目にいつも載ってたのに・・・・(泣)』

 

特に、東西南北、旭丘などの、優秀な生徒の集まる高校になればなる程、

こういった状況に陥りやすいです。

決して、塾の先生たちの責任ということではありません。

色々な塾の先生たちは、命を削る思いで、指導されているはず。

これは、ある意味、仕方のない事なのかもしれません・・・・・

 

 

なにが言いたいか?

中3生の今の時期こそ・・・・

 

学習者として自立する!!

 

 

 

塾の先生の指示は、絶対的なモノ(色々な事を総合的に考えた上での的確な指示)

この指示に従いつつも、能動的に学習する姿勢を持ち続けたいものです。

 

でないと・・・・・高校に入学したとたん、『糸の切れた凧』状態になります。

 

北海道大学合格者・・・・道内占有率は、今年度も昨年度を下回るでしょう・・・・

ドンドン、道外勢に喰われてます・・・・・・

この背景には、こういった事情も関係していると思ってます・・・・・

 

 

新しい環境になれるまで、様子を見る・・・・・なんて、言ってる暇はありません。

最初の段階で、そこそこハードな環境を設定して、

それに順応させていくんです。

『慣れる』 ⇒ 『順応』

 

 

 

ですから、私は、このような思いから、

実力養成会の中3生に対しては、

当然『合格』が大前提ですが、その向こうに続く、高校3年間というのも、強烈に意識

て指導させてもらっています。

 

 

今日も、最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。