聞くところによると、その塾(中学生対象)は、生徒に徹底してプリント演習させます。
量は、とにかく、半端ないそうです!!
途中入会の生徒は、まず、そのプリントの量に圧倒されるそうです。
半端ない量のプリントを演習させることで、ゆるぎない力を養成するという趣旨だと思い
ます・・・・・合格実績もすばらしく、地域に密着し、地域に愛される塾のようです。
塾の先生たちも、人間的に素晴らしく、生徒・父兄からの信頼も厚いようです。
生徒は、配布される膨大な量のプリントをただ、ひたすら解くのみ!!
奇遇なんですが・・・・・
実力養成会の会員の中に、この塾出身の生徒が、かなりいるんです !!
本当に偶然なんです。
さて、ここからが本題です。
中3生は、今の時期であれば、ほとんど塾に通ってることでしょう・・・・・
大手、準大手、地域密着型の個人塾・・・・・
それぞれの塾で、来春の合格を目指し、熱い指導が展開されてることと思います。
お子さんが、晴れて、合格!!
もちろん、本人の努力の賜物です。
しかし、塾がそこまで、引き上げてくれた!!・・・・という見方にたつならば、
高校に行ったら、誰が、(勉強を)みてくれるんでしょうか?
誰が、プリントを出してくれるんでしょうか?
誰が、細かな指示を出してくれるんでしょうか?
気付けば、学校の授業すらほとんど、わからなくなる・・・・・・
どこから手をつければいいのかすらも、わからなくなる・・・・
ドンドン、勉強から逃げていく・・・・・・・
高校生のお兄ちゃん、お姉ちゃんのいるお母様なら、この悩ましい状況は、
きっと手に取るように分かっていただけると思います。
塾の先生の指示に従い、
塾の課題、プリントをひたすらやり、
定期試験では、塾の先生が徹底した対策をしてくれてた・・・・
塾を100%信頼してたからこそ、塾の先生の指示に従ってたと思います。
だからこそ、合格できたんです!!
その一方で、生徒は、知らず知らずのうちに、『受け身』の勉強になってないでしょう
か?・・・・・・・
勘違いしないでくださいね、塾の先生を責めているということではありません。
塾の先生が、一生懸命になればなるほど、生徒は先生に身をゆだねる・・・・・・・
なんとも悩ましいことです。
実力養成会の途中入会の生徒たちは、ほとんど、このようなケースなんです!!
『中学時代、あれほど数学が得意だったのに、高校に入ったとたん、急に失速』
『中学時代、道コンの成績優秀者の1ぺージ目にいつも載ってたのに・・・・(泣)』
特に、東西南北、旭丘などの、優秀な生徒の集まる高校になればなる程、
こういった状況に陥りやすいです。
決して、塾の先生たちの責任ということではありません。
色々な塾の先生たちは、命を削る思いで、指導されているはず。
これは、ある意味、仕方のない事なのかもしれません・・・・・
なにが言いたいか?
中3生の今の時期こそ・・・・
学習者として自立する!!
塾の先生の指示は、絶対的なモノ(色々な事を総合的に考えた上での的確な指示)
この指示に従いつつも、能動的に学習する姿勢を持ち続けたいものです。
でないと・・・・・高校に入学したとたん、『糸の切れた凧』状態になります。
北海道大学合格者・・・・道内占有率は、今年度も昨年度を下回るでしょう・・・・
ドンドン、道外勢に喰われてます・・・・・・
この背景には、こういった事情も関係していると思ってます・・・・・
新しい環境になれるまで、様子を見る・・・・・なんて、言ってる暇はありません。
最初の段階で、そこそこハードな環境を設定して、
それに順応させていくんです。
『慣れる』 ⇒ 『順応』
ですから、私は、このような思いから、
実力養成会の中3生に対しては、
当然『合格』が大前提ですが、その向こうに続く、高校3年間というのも、強烈に意識
して指導させてもらっています。
今日も、最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。