以前、どこかのサイトで
『所詮、東大・京大の問題だって、基礎基本の組み合わせ』
というコメントを目にしたことがあります。
きっと、その方は、驚くほど頭がいい方なんでしょうね(笑)
【東大の問題】
【京大の問題】
私は、40年近く、この仕事をさせてもらってます。
一度も、そのように思ったことはありません。
口が裂けても、その様な事は言えません(笑)
2年前、実力養成会から京大農学部現役合格者を輩出させてもらいました。
数学を担当させてもらってた私は、京大の過去問25年分解きましたが、
特に、京大の問題は、いわゆる”学者さん”の作る玄人好みの渋い問題・・・・
基礎基本の組み合わせなんて、一度も思ったことはありません。
京大の問題は、図形的な直観力、判断力が要求されます。
論証では、筋道の厳密さが高いレベルで要求されます。
問1、問2という”誘導形式”的な設問ではなく、
唐突に、大問1題で、『~~を示せ』『~~を求めよ』という設問なので、
攻略の糸口が゛全くつかめない問題も数多くありました。
ですから、どこが、基礎・基本の組み合わせなのか、教えていただいて、
勉強したいです!!
私は、これまでに、大手予備校、大手学習塾で、模試だとか、各種テストを作成する仕事
も長年させてもらってきました。
問題作成側の、苦労もそれなりに一通り経験させてもらってきました。
ですから・・・・東大、京大の過去問に対して、
”所詮” という、ある意味、”下に見る” ようなニュアンスの言葉も用いませんとい
うか、そういう発想は全くありません。
どんな大学の過去問でも、担当の先生(教授もしくは准教)がねりにねりあげて作成さた
問題です。
ですから、リスペクトの気持ち”を持って、
真正面から向き合ってますし、生徒にも、そのように指導してます。
過去問に対して、リスペクトの気持ちをもって向き合う!!
とても大切なことだと思ってます。
本日も、最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。