11月下旬の日本史検定1級に向けて、日々勉強を継続してます。
その成果(?)という訳ではありませんが、
色々と新しい”発見”だとか”気付き”もドンドン増えていきます!!
受験日本史という立場にたったとき、
16世紀、鉄砲の果たした役割は?・・・・と聞かれたら
戦法(→足軽鉄砲隊の登場)、築城法(→強固な防御施設)を変化させ、
戦国時代の終結を早めることになった・・・・・
これが正解です。
しかし、さらに、歴史の大きな流れからみていくと・・・・・・・・
鉄砲伝来は、戦国時代の終結を早めたばかりではなく、
コメの生産と消費の経済構造までも変えた・・・・・
このようにとらえることもできます!!
1543年、8月、暴風雨に遭遇した一隻のポルトガル船が日本の種子島に漂着しました。
このとき、ポルトガル人は、“火を吹く筒” を使ってはるか遠くに置いた標的を射抜きま
した!!
島民は、みな、ビックリ!!
島の領主、種子島時堯は、その素晴らしさに感銘し、多額の銀を与えて、
“火を吹く筒”二挺を手に入れました。
これが、有名な『鉄砲伝来』です。
この突発事件が、戦国時代に終止符を打ち、安土桃山時代と言う新しい時代を作る原動力
となったのです。
しかし、この鉄砲伝来は、決して偶然ではなく、世界史の流れから見れば必然的な出来事
だったといえます!!
この時代は、いわゆる『大航海時代』
スペイン、ポルトガルは、世界の富を求めて、海外にドンドン進出してました。
ポルトガル人が、”近代兵器”の鉄砲を携え、日本にやって来るのは、時間の問題でした。
同じころ、南米のインカ帝国にもスペイン人が鉄砲を携え、訪れました。
インカの住民たちも、種子島の人たちと同じように、その威力に度肝を抜かれたことで
しょう。
ただ・・・・
日本の場合と、決定的に違うのは、数百人のスペイン人が訪れたということです。
この違いが、悲劇的な違いでした・・・・
数百挺の鉄砲でインカは、ほしいままに殺戮され、わずかの間で、大帝国が滅亡したとい
うことです。インカ帝国の滅亡・・・・・鉄砲伝来のわずか10年前です・・・・・・
この続きは、明日のブログに書かせていただきます。
本日も最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。