日本史を指導させてもらってる立場として、
『北条義時』と言えば・・・・
①時政の子で、2代執権。
②1213年、和田義盛を滅ぼし、侍所別当も兼ね、執権の地位を確立。
~和田氏の他、比企氏など有力御家人をことごとく排斥。
③後鳥羽上皇と対決した承久の乱では御家人の力を結集し、
鎌倉幕府軍を勝利に導いた張本人。
~~『朝敵』とされながらも、後鳥羽上皇にひるむことなく、敢えて立ち向かっていった
“男”義時!!
④義時が1213年に、執権として幕府内の実権を完全に掌握したことで、
以降、執権は北条氏の世襲となり、泰時、時頼の代に最も安定。
その後、蒙古襲来以降は得宗専制に傾いていった。
何を言いたいか?
北条義時と言えば・・・・・その真価が発揮されるのは、
頼朝の死後から!!
頼朝がまだ生きている頃の義時は、あくまでも“脇役”でしかない。
すなわち・・・・
頼朝が生きてる間は補佐役
頼朝没後に最高権力者!!
でっ・・・・前回の放送が全47話中の21話・・・・
ドラマも・・・・そろそろ折り返し地点・・・・・
このペース(ドラマの進み具合)でいくと・・・・・
義時の
比企氏の排斥、和田義盛の討伐、
執権政治の確立者、
承久の乱を勝利へ導いた立役者、
こういった(頼朝没後の)歴史的評価の数々は・・・・・ドラマ上では、スルー?
そんな不安すら覚える今日この頃でした・・・・・・・
とは言え・・・・・・
あくまでも、人間『北条義時』のドラマでしたね(笑)・・・・
執権政治がどうのこうの・・・・
承久の乱がどうのこうの・・・・
後鳥羽上皇がどうのこうの・・・
有力御家人の排斥がどうのこうの・・・
こんなことには蓋をして・・・゜
純粋に”人間ドラマ”として、楽しまなきゃダメですね・・・・・
三谷さんもここにフォーカスしてるんだと思います。
本日も、最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。
【追記】
先日、この一冊を読みました!!
今、かなり売れてる一冊だそうです。
とてもタイムリーですし、
この一冊で”鎌倉殿の十三人”をより深く楽しめると思います!!