いまや・・・全国的に・・・・公立中学校で
『定期テストをなくす』
『定期テストを減らす』
という”流れ”になってます。
先日、札幌市内某中学校の教頭先生〔私の元教え子〕からも
色々と直接、話を聞きました。
さて・・・・
親御さん世代の感覚からすると『定期テストがあるから頑張って勉強してきた』
というヒトも多いと思います。
たしかに、『定期テスト』という目先の目標があるからこそ集中できた、というものもあ
ると思います。
つまり・・・従来は・・・『定期テスト』があるのが当たり前だったわけです。
そもそも、学習指導要領〔学校教育の憲法、とまで言われたりもします〕には、
定期テストを実施しなさい、なんて文言は一切ないのです。
ですから・・・・定期テストは、やってもやらなくても、どちらでもいいのです。
『定期テスト』・・・・つまり従来のように『期間』で区切らず『単元』で区切る!!
新学習指導要領そのものが、こういうスタンスで改定されたためです。
つまり、“評価” の軸を『期間』から『単元』に変えたのです。
ですから、ご存知のない親御さんが多いとのことでしたが、
定期テストの回数が減った分、実際に《単元テスト》は増えてます!!
従来の定期テストに向けた“一夜漬け”的勉強、”一発勝負”的勉強から
《単元テスト》を小刻みに実施することで、“普段からしっかりとした勉強習慣”をつけ
させたい、という思いもあるのだと思います。
『脱定期テスト』の理由は、他にもあるといいます・・・・
過剰な”学習塾”の対応 ↤ この教頭先生が勤務されてる学校校下の塾でも、
塾講師が予想プリントを作成し、問題が当たった、外れたで、やんや、やんやの大騒ぎ
してるとのこと。
今となれば・・・・全国各地の学習塾では、過去問をプリント配布したり、
予想問題をやったり、過熱気味の対応をしてます。
それがいいのか、どうなのかは、また別の議論になりますが・・・・
“生徒本人の等身大の学力“が評価しきれなくなってるとのことです。
つまり・・・・
生徒の学力、達成度、頑張り、を診断するための”定期テスト”が、
その機能を果たさなくなり、定期テスト自体が形骸化しるそうです。
なんとも悩ましい実情が見え隠れしてると言います。
それと・・・・現場の先生たちの働き方改革の一貫としての『脱定期テスト』
という側面もあるそうです。
となると・・・
『脱定期テスト』= 生徒が勉強しなくなる、生徒の成績が落ちていく・・・
という懸念も分かりますが、
定期テストの回数が減る = 生徒の学力が落ちる と決めつけるのはいかがなものか?
とも思います・・・
定期テストの実施回数を減らし、普段から小テスト、単元テストを実施、
生徒の学力推移を細かく見ていき、的確に評価していくのです。
そもそも・・・・評価の軸そのものが変わったのです!!
今後は、色々な形で、生徒の学力推移を追跡調査していくそうです。
ちなみに・・・『脱定期テスト』については滋賀県の取り組みが全国的に評価されてるそ
うです。
ということで・・・
滋賀県の知り合い(英語個人塾塾長)にも、色々と話を聞いてみました・・・・・
これもまた・・・タイミングを見て後日、ブログでご紹介させていただきます
本日も、最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。