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2023
9/25

★公立中の全国的な『脱定期テスト』の流れについて考える

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いまや・・・全国的に・・・・公立中学校で

『定期テストをなくす』

『定期テストを減らす』

という”流れ”になってます。

 

 

先日、札幌市内某中学校の教頭先生〔私の元教え子〕からも

色々と直接、話を聞きました。

 

 

さて・・・・

親御さん世代の感覚からすると『定期テストがあるから頑張って勉強してきた』

というヒトも多いと思います。

 

たしかに、『定期テスト』という目先の目標があるからこそ集中できた、というものもあ

ると思います。

 

つまり・・・従来は・・・『定期テスト』があるのが当たり前だったわけです。

 

そもそも、学習指導要領学校教育の憲法、とまで言われたりもします〕には、

定期テストを実施しなさい、なんて文言は一切ないのです。

ですから・・・・定期テストは、やってもやらなくても、どちらでもいいのです。

 

 

『定期テスト』・・・・つまり従来のように『期間』で区切らず『単元』で区切る!!

新学習指導要領そのものが、こういうスタンスで改定されたためです。

 

つまり、“評価” の軸を『期間』から『単元』に変えたのです。

 

ですから、ご存知のない親御さんが多いとのことでしたが、

定期テストの回数が減った分、実際に《単元テスト》は増えてます!!

 

従来の定期テストに向けた“一夜漬け”的勉強、”一発勝負”的勉強から

《単元テスト》を小刻みに実施することで、“普段からしっかりとした勉強習慣”をつけ

させたい、という思いもあるのだと思います。

 

 

『脱定期テスト』の理由は、他にもあるといいます・・・・

 

過剰な”学習塾”の対応 ↤ この教頭先生が勤務されてる学校校下の塾でも、

塾講師が予想プリントを作成し、問題が当たった、外れたで、やんや、やんやの大騒ぎ

してるとのこと。

 

今となれば・・・・全国各地の学習塾では、過去問をプリント配布したり、

予想問題をやったり、過熱気味の対応をしてます。

それがいいのか、どうなのかは、また別の議論になりますが・・・・

 

“生徒本人の等身大の学力“が評価しきれなくなってるとのことです。

つまり・・・・

生徒の学力、達成度、頑張り、を診断するための”定期テスト”が、

その機能を果たさなくなり、定期テスト自体が形骸化しるそうです。

 

なんとも悩ましい実情が見え隠れしてると言います。

 

 

それと・・・・現場の先生たちの働き方改革の一貫としての『脱定期テスト』

という側面もあるそうです。

 

 

となると・・・

『脱定期テスト』=  生徒が勉強しなくなる、生徒の成績が落ちていく・・・

という懸念も分かりますが、

 

定期テストの回数が減る =     生徒の学力が落ちる と決めつけるのはいかがなものか?

とも思います・・・

 

定期テストの実施回数を減らし、普段から小テスト、単元テストを実施、

生徒の学力推移を細かく見ていき、的確に評価していくのです。

 

そもそも・・・・評価の軸そのものが変わったのです!!

 

今後は、色々な形で、生徒の学力推移を追跡調査していくそうです。

 

ちなみに・・・『脱定期テスト』については滋賀県の取り組みが全国的に評価されてるそ

うです。

 

ということで・・・

滋賀県の知り合い(英語個人塾塾長)にも、色々と話を聞いてみました・・・・・

 

これもまた・・・タイミングを見て後日、ブログでご紹介させていただきます

 

 

本日も、最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。