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2015
7/15

実力養成会通信 第65号 “「本質」ってこんなことを言います!!” の巻

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実力養成会の皆さん、保護者の皆さん、こんにちは。

まず、下の画像です・・・・

CIMG0808

皆さんにとっては、なじみの深い参考書、問題集たち・・・。

その中の・・・数Ⅲ青チャートP361の重要例題232について・・・

もし、持っていれば、開いて確認してください・・・

CIMG0809

きたっ・・・(泣)・・・・

「この手」の問題、苦手としている生徒、とても多いです。

みなさんは、どうですか?

図形的な意味合いを考えて、「面積の大小関係」で解く!!

チャートにもそう書いてます。フォーカスにも同じことが書かれてます。

「面積の大小関係」・・・皆さん、ぶっちゃけ、本当に分かりましたか?

本当に、本当にわかりましたか?

 

なぜ、面積?←面積にたとえてるだけ。乱暴な言い方をすれば ”こじつけ”

なぜ唐突にk と k+1 が登場するの?←評価したい式を作るための「基本パーツ」

Σをとる根拠は?←連続的に加えれば、評価したい式になるでしょ

結局、この不等式を証明するには、面積で、でしか証明できないの?←「面積」は、あくまでも、「例え」でしかありません。連続的に加えることで評価したい式を作る!!

これらの問いに明確に答えられて、「分かった」となります。赤字が解答です

この問いに明確に答えられることが、

基礎・基本

 

 

チャートの解説をなぞって、「分かったことにしょう」としてたでしょう!?

なんか、腑に落ちないというか、腹の底に「ストンっ」と落ちないなんともいえない

モヤモヤ感はないですか?

そもそも、チャートに代表される参考書や問題集・・・・

解説を作成する側から言えば・・・厳しい、文字数指定(行数指定)のもとで、作成しています。ですから、解説する側(執筆者)は・・・・「もっと書きたい、かかせてくれぇ~~」こんなじゃ中途半端な解説にしかならないよ~~(泣)

という気持ちで執筆してます・・・・・もっともっと書きたいんです!!!

この重要例題232は、その典型例です・・・・・

先日、ある生徒にこの問題を解説しました。

本問は・・・・

CIMG0812

 

ということなんです・・・・

大学(理学部数学科)で学ぶ「評価」をネタにして、受験用にアレンジした問題です。「評価」なるものをしっかりと理解することで、本質がみえてきます。

証明すべき式(評価する式)を

基本パーツを連続的に加えることで

自分の手で、作り上げる!!

本問の本質は、ここにあります。

 

みなさんの学校の先生、予備校の先生・・・どのように解説されましたか?

理学部数学科出身の先生は、間違いなく「評価」という立場をとるでしょう・・・

 

このタイプの問題・・・本質が見えにくいので、微妙という生徒、毎年多いです。

 

 

今日も、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。