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2015
12/26

実力養成会通信 第204号 ”問題を解く上での決定的なポイント” の巻

ニュース

 

実力養成会の皆さん、保護者の皆さん、広島のY君、

総合進学塾宇都宮スタディーフィールドのみなさん、八雲のG君、こんにちは。

センターまで、

あと、22日です。

 

今日は、特に、私立医学部を目指す人たちへのアドバイスです。

過去問を演習していて「?」という問題は数多くあったでしょう・・・・・

 

それらは、どうなりましたか?

もう、完全に自力で解けるようになりましたか?

ただ、単に、「解答・解説」をなぞって、ごり押しの暗記で、解いても意味がありませんよ。

その「?」の問題は、

解くうえで、決定的なポイントは、どこですか?

問題ごとに、必ず、決定的なポイントが存在します。

 

例えば・・・・・・

大小二つのサイコロを同時に投げて、出た目によっ

て、2点P、Qが数直線上を動く・・・・・・・

このタイプの問題は、大小2つのサイコロの目の出方の「表」をつくり、36の全パターンについて、2点P、Qの「距離」を書き込めば、意外にも、あっさりと解けてしまいます。(岩手医科大学)

 

 

あるいは、空間ベクトルで体積を求める問題では・・・・・

「底面」が、いつも「底というか床」とは限りません。まさか、この部分を底面として、考えるとは・・・・・

という問題をよく目にします。底面は、どこにとっても自由です!!

あるいは、底面となる部分を“ド真ん中の”切断面とする問題も存在します。(独協医科大)

 

数Ⅲ積分で回転体の体積を求める際・・・・・・・・

正直に展開して計算したら、とんでもないことに・・・・・・

しかし、良く見ると・・・・・・・積分区間が 1⇒4

しかも、被積分関数が因数分解出来、2乗して、最終的に・・・・

(χ-1)の2乗×(χ-4)の4乗・・・・・・・・・・・

部分積分を2回実行すれば、簡単な計算として処理できます。

(金沢医科大)

 

同じく、体積関連で・・・・・・・・

(問1)で、いきなり、”へんてこりん”な関数の積分。

(問2)でさらに、もっと”へんてこりん”な関数のグラフ

(問3)で、体積を求めよ・・・・・・・

なんと(問1)の結果をそのまま流用できるっ!!

このように、一見、なんのつながりのないように見える設問が、実は、ガッチガッチでリンクして、かなり練られた問題になっている。(大阪医科大学)

 

 

問題を解く上での決定的なポイント

 

イメージがつきましたね。

実は、各私大医学部の問題を細かく分析していくと、問題の見た目の違いはあっても、

この決定的ポイントは、例年さほど変わりません!!

これが、よく言う「傾向」というものです。

問題をただ単にゴリゴリ解くのではなく、

常にこの「決定的ポイント」を強く意識しながら、演習していきましょう。

 

 

今日も、最後まで、よんでいただき、ありがとうございました。