実力養成会の皆さん、保護者の皆さん、広島のY君、
総合進学塾宇都宮スタディーフィールドのみなさん、八雲のG君、こんにちは。
センターまで、
あと、22日です。
今日は、特に、私立医学部を目指す人たちへのアドバイスです。
過去問を演習していて「?」という問題は数多くあったでしょう・・・・・
それらは、どうなりましたか?
もう、完全に自力で解けるようになりましたか?
ただ、単に、「解答・解説」をなぞって、ごり押しの暗記で、解いても意味がありませんよ。
その「?」の問題は、
解くうえで、決定的なポイントは、どこですか?
問題ごとに、必ず、決定的なポイントが存在します。
例えば・・・・・・
大小二つのサイコロを同時に投げて、出た目によっ
て、2点P、Qが数直線上を動く・・・・・・・
このタイプの問題は、大小2つのサイコロの目の出方の「表」をつくり、36の全パターンについて、2点P、Qの「距離」を書き込めば、意外にも、あっさりと解けてしまいます。(岩手医科大学)
あるいは、空間ベクトルで体積を求める問題では・・・・・
「底面」が、いつも「底というか床」とは限りません。まさか、この部分を底面として、考えるとは・・・・・
という問題をよく目にします。底面は、どこにとっても自由です!!
あるいは、底面となる部分を“ド真ん中の”切断面とする問題も存在します。(独協医科大)
数Ⅲ積分で回転体の体積を求める際・・・・・・・・
正直に展開して計算したら、とんでもないことに・・・・・・
しかし、良く見ると・・・・・・・積分区間が 1⇒4
しかも、被積分関数が因数分解出来、2乗して、最終的に・・・・
(χ-1)の2乗×(χ-4)の4乗・・・・・・・・・・・
部分積分を2回実行すれば、簡単な計算として処理できます。
(金沢医科大)
同じく、体積関連で・・・・・・・・
(問1)で、いきなり、”へんてこりん”な関数の積分。
(問2)でさらに、もっと”へんてこりん”な関数のグラフ
(問3)で、体積を求めよ・・・・・・・
なんと(問1)の結果をそのまま流用できるっ!!
このように、一見、なんのつながりのないように見える設問が、実は、ガッチガッチでリンクして、かなり練られた問題になっている。(大阪医科大学)
問題を解く上での決定的なポイント
イメージがつきましたね。
実は、各私大医学部の問題を細かく分析していくと、問題の見た目の違いはあっても、
この決定的ポイントは、例年さほど変わりません!!
これが、よく言う「傾向」というものです。
問題をただ単にゴリゴリ解くのではなく、
常にこの「決定的ポイント」を強く意識しながら、演習していきましょう。
今日も、最後まで、よんでいただき、ありがとうございました。