9月ベネッセ・駿台共通テスト模試の成績データー等については、
既にネットで確認できます。
実力養成会では、このネットのデーターをもとに、
ガッチリと面談を実施しています!!
今回は、この”データーの見方”について、
具体的事例で確認したいと思います。
Aさん(某トップ高3年、志望は某旧帝理系で北大は第2志望)
Bさん(某トップ高3年、北大理系が第1志望)
Aさん・・・・偏差値61.2
第二志望校北大総合理系 【C判定】
志望学部内順位 54位/316人
Bさん・・・・偏差値58.8
第一志望北大総合理系 【D判定】
志望学部内順位 101位/316人
先日の実力養成会通信で、
『実は、D判定でも、上位35%に入ってる!! 決して凹むことはない』
こうのように書かせてもらいました。
上のBさんの実例でおわかりいただけましたね?
さて、9月ベネッセ・駿台共通テスト模試では、
北大の合格判定基準は、以下の通りです。
A 偏差値66
B 偏差値62
C 偏差値59
D 偏差値56
E 偏差値54未満
さて・・・・・
上のAさんですが・・・・
一応、北大は第2志望なんですが、
志望学部内順位が316人中54位でもC判定なんです。
さらには・・・・
このAさん・・・・
第四志望に千葉大工学部/物質科学科 と書きました。
学部内順位 63位/1477人
学科内順位 2位/35人
これで・・・・【B判定】なんです。
順位ではなく、あくまでも『偏差値』で、判定してるんです。
しかも・・・・この9月ベネッセ・駿台共通テスト模試の受験者総数は、
国内全受験生の約15%くらい・・・・・・・
だから・・・・限られた人数の中の、限定的な順位でしかありません。
本番では、もっともっと多くの受験生が集結するわけです・・・・
ですから・・・・地に足をつけ、しっかりとこの現実を受けとめる事が必要です。
母体数、母体全体のレベル(どんな学力層の生徒が受験してたか?)により、
この偏差値は、その模試、その模試で大きく影響を受け、流動的な数値となります。
この偏差値は、その模試における、限定的な数値である!!
このように認識してくださいね。
例えば・・・・・
同一人物でも
全統マーク模試で、偏差値68
河合全統医進模試で、偏差値49
どんな学力層の受験生が受験したかによって、
偏差値が20近くも異なります!!
こういうケースは、毎年、よく目にする光景です。
各大手予備校の発表する”偏差値”が異なるのは、こう言う理由によります。
そういった意味では・・・・・
河合の全統模試が、極めて、本番に近い数値が算出されます。
例年、全統プレは、全受験生の85%が受験してます!!
ですから・・・・・
もちろん、判定がどうか? 偏差値はどうか?
志望学部内順位はどうか?・・・・・・気になるところでしょう・・・・
しかし、そういった数値より、
この模試を通して、何が見えてきたか?
自分に足りないところはどこか?
それを埋め合わせるために、具体的に何をするのか?
最終的に、合格するためには、何点必要なのか?
そのために、何を、どのように、どういうスパンでやらなきゃならないのか?
ここですからね!!
『背水の陣で頑張ります!!』
『死ぬ気で頑張ります!!』
精神論だけで、合格は出来ません(笑)
とにかく・・・・具体的に!!
あるトップ高に通う、高3生に対しては、共通テストの国語の点数をさらに上げて、
得点を安定化するために、具体的に、どのようなことをすればいいのか?
これを学校の国語先生(とても力のあるすばらしい先生)から直接、アドバイス
いただきなさい・・・と、面談の中で指示しました・・・・
今となれば・・・・抽象的な話は意味ありません!!
とにかく具体的に!!
分かっていただけましたね?
まとめます・・・・
こういった模試データーから君たちが何を読み取るか?
①自分の実力(合格レベルとの差)を数字で客観的に知る。
②弱点分野、苦手分野を洗い出し、補強する。
③解答手順、時間配分のコツをつかみ、時間感覚を養う。
特に、今年は、コロナによる長期休校等により、
例年以上に、これから本番まで、まだまだ点数を伸ばせる余地は、ありありです!!
本日も、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。