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2018
5/6

実力養成会通信 第762号 ”保護者の皆様へ” の巻

ニュース

今年は、3月、4月と、一般の方から相談のお電話が例年になく多かったです。

 

『相談』で一番多かったのは、『子供を叱る』等の『子育て』に関連したものです。

 

 

『子供を叱る』・・・・これはどこのご家庭でも行われること。

 

叱ることが悪いというわけではありません!!

逆に、

親が全く叱ることなく、子供が成長するなんてあり得ない話です。

 

 

小学生時代は、親の言う事を素直にきいてた、お子さんが、

中学、高校となり、親の言う事を全くきかず、口答えをし、さらには、反抗的な態度まで

するようになった・・・・・

このような相談のお電話をよくいただきました。

その際、私は、以下のようなことをお話させてもらってました・・・・・

 

 

まず・・・親子は顔は似てても、パーソナリティーや価値観は、同じではありません。

まず、この部分は、しっかりと押さえておかなければなりません。

 

ですから、親に反抗するという事は、自我が確立している・・・・

大人に向けて確実に成長している・・・・・

このように捉えるよう心掛けてみてはどうでしょうか?

 

ところで、

たいがいの場合、お子さんを叱るとき、多くの場合は、親の価値観で叱ってます。

 

しかし、子供には、子供なりの価値観が存在してます。

 

親子間のあつれきが生じる根本的な原因は、

この価値観の不一致によるものだと思います。

 

これは、親御さんがお子さんの良いところをしっかりと認めてあげて行動する以外に方法

はありません。

そのうえで・・・・・

『叱る』というより、『気付かせる』こんな感じです。

子供に、本心から間違いに気付かせる。

ですから、感情的に叱らず、大事な事は、教え諭し、自発的に気付くように仕向けていく

ことがとても大切です。

 

 

それと・・・・

子供は、強制されたことはやりません!!

かりに、やったとしても、それは形だけ!!

 

大人の我々だって同じだと思いませんか?

 

 

何かを押し付けられた人は表面的には従ってるように見えても、

本心からやっていないと考えた方がいいです。

 

仮に、やったとしても、『言われたことはやる人間』にまでなりますが、

主体的な人間にはなりません、俗に言う『指示待ち人間』予備軍です。

 

ですから、

親がガミガミ言う ⇒ 親の言う通りに行動する ⇒ 典型的な指示待ち人間

このような図式になります。

 

 

ただし・・・・

生活習慣だとか道徳的な問題、倫理的な問題などは『こうしなさい』ってのは必要です。

 

しかし、勉強に関しては、自分からやる、やりたくなるような、環境、雰囲気を作ってあ

げることの方に気持ちを向ける!!・・・・このように捉えてみてはどうでしょうか?

 

勉強は、『上』から強制しても、効果はありません!!

では、どうしたらいいのか?

それは、『学ぶ楽しさ』を伝えることです!!

これは、我々予備校講師、塾講師にだって当てはまることですし、

こうあるべきだと思います。

 

まず、何はともあれ、親御さんが『学ぶ楽しさ』を実感すること!!

 

子供は、親の言う事はききません、しかし、親がやる事は真似るんです。

 

たとえ時代が変わろうとも・・

いつの時代も、子供は親の背中を見て育つもんなんです!!

 

 

私が、よく言う、『信じて見守る』とは、このような考えに基づくものです。

 

 

 

最後になりますが、

子育てにおいて、一番大切なもの・・・・・・・

それは、『親の笑顔』だと思います。

 

なぜなら、『親の笑顔』ひとつで、お子さんに安心感と希望を与えるからです。

 

我々、親だって、お子さんの笑顔でどれだけ救われたでしょう?

それは、お子さんだって、同じです!!

 

 

すべてを悟ったように、偉そうなことを書きましたが、

私の今までの指導経験によるものです。

とは言え、『子育て』は、そんな簡単なもんじゃない!!というのは、

現在、高校生の子供を2人持つ父親として、わかっているつもりです。

あくまでも、『一般論』として受けとめていただければ・・・・と思っています。

 

 

 

今日も、最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。