では、太郎さん・花子さん問題を具体的に見ていこう!!
問題全体は、こんな感じだ!!
このタイプの問題は、『自分は、こう考える』というのはNG!!
すなわち、『自分』は、いったん横に置く。
『太郎さん、花子さんになりきって、彼らの視点で考える!!』
ここが、一番大切な部分だ!!
まず、
『主題は?』
『テーマは?』
『何をしようとしてるの?』
当たり前の話だが、ここをしっかりと明確にしたうえで、
問題文を読み進める!!
しかし・・・”敵”は、意外なところに色々と罠をはっている!!
テーマは、『台形ABCDの面積を”シーター”で表現する!!』
でっ・・花子さんは、こう考えた・・・・といういつもの展開だ!!
ここで、注意しなければならないというか、実は、”罠” の一つだが、
この台形は、特殊な台形になっている!!
それに”気付きにくく”してるということだ!!
すなわち、一番最初の条件、
AB//CD
AD=BC
から、等脚台形であることに気付けるかどうか?
実は、すべては、ここにかかってると言っても過言でもない。
通常我々は、台形ABCD というと、こうイメージする。
しかし、本問においては、こうだ!!
AB//CD かつAD=BC なので・・・・台形ABCDは、こんな感じだ!!
この状態で、図とにらめっこしても、なかなかしんどい。
受験生は、意外にも、このような状況で、等脚台形だという事に気付かず、
ごり押しで考えようとする。
いわゆる”目先を変える”という出題者の罠だ!!
じゃ、どうすればよいか?
こうやって、ノーマルなポジションで考えればいいだけだ!!
この状態で考えれば、花子さん、太郎さんの”考え方”は、すんなりと見えてくるし、
問題文中の“図形の対称性”というキーワードも、すぐ納得する!!
言われたら・・・『なぁ~んだっ!!』
『そんな、ことじゃん・・・・』
となるはずだ。
しかし・・・この『そんな、こと』に気付けない・・・
見抜けないのだ!!
共通テストについて、特に、言える事だが、
問題自体は、とてもシンプルだ。
それほど、難しくはない。
しかし、あえて、目先を外して、
いたずらに、難易度をあげる、
表現を変えることで、的を絞りにくくする・・・
こういう部分が、センター試験よりも多いように感じる。
太郎さん・花子さん問題・・・・
細かく見ていくと・・・・
問題の随所に、”目先を外す” ような仕掛けがかけられている。
結局は、経験値に帰着する・・・・・・・・
本日も、最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。