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2020
9/3

実力養成会通信 第1609号 ”共通テスト対策、どうすればいい②” の巻

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では、太郎さん・花子さん問題を具体的に見ていこう!!

 

問題全体は、こんな感じだ!!

 

このタイプの問題は、『自分は、こう考える』というのはNG!!

 

すなわち、『自分』は、いったん横に置く。

 

『太郎さん、花子さんになりきって、彼らの視点で考える!!』

ここが、一番大切な部分だ!!

 

まず、

『主題は?』

『テーマは?』

『何をしようとしてるの?』

 

当たり前の話だが、ここをしっかりと明確にしたうえで、

問題文を読み進める!!

しかし・・・”敵”は、意外なところに色々と罠をはっている!!

テーマは、『台形ABCDの面積を”シーター”で表現する!!』

でっ・・花子さんは、こう考えた・・・・といういつもの展開だ!!

 

ここで、注意しなければならないというか、実は、”罠” の一つだが、

この台形は、特殊な台形になっている!!

それに”気付きにくく”してるということだ!!

 

すなわち、一番最初の条件、

AB//CD

AD=BC

から、等脚台形であることに気付けるかどうか?

実は、すべては、ここにかかってると言っても過言でもない。

 

通常我々は、台形ABCD というと、こうイメージする。

しかし、本問においては、こうだ!!

AB//CD かつAD=BC なので・・・・台形ABCDは、こんな感じだ!!

この状態で、図とにらめっこしても、なかなかしんどい。

受験生は、意外にも、このような状況で、等脚台形だという事に気付かず、

ごり押しで考えようとする。

いわゆる”目先を変える”という出題者の罠だ!!

 

 

じゃ、どうすればよいか?

こうやって、ノーマルなポジションで考えればいいだけだ!!

この状態で考えれば、花子さん、太郎さんの”考え方”は、すんなりと見えてくるし、

問題文中の“図形の対称性”というキーワードも、すぐ納得する!!

 

言われたら・・・『なぁ~んだっ!!』

『そんな、ことじゃん・・・・』

となるはずだ。

 

しかし・・・この『そんな、こと』に気付けない・・・

見抜けないのだ!!

 

 

共通テストについて、特に、言える事だが、

問題自体は、とてもシンプルだ。

それほど、難しくはない。

 

しかし、あえて、目先を外して、

いたずらに、難易度をあげる、

 

表現を変えることで、的を絞りにくくする・・・

 

こういう部分が、センター試験よりも多いように感じる。

 

太郎さん・花子さん問題・・・・

細かく見ていくと・・・・

問題の随所に、”目先を外す” ような仕掛けがかけられている。

 

 

結局は、経験値に帰着する・・・・・・・・

 

 

本日も、最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。