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2021
11/14

◎『続英文法の謎を解く』副島隆彦/ちくま新書

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私たちが、日本の英語教育で習ったことが、

実際の英語世界で使われてるモノと大きくかけ離れてる!!

この事実をご存知でしたか?

この本は『日本人しか使わないへんな英語』を深掘りし、

日本の英語教育が抱えてる深刻な問題を浮き彫りにしてます!!

 

以下、本文より抜粋

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日常生活で一番使いそうな簡単な表現であるコレ!!

Please show me the way to the station.

この show me the way … という例文は実は問題のある英文だ。

show me …を使うと、それは「駅の方までずっと、200mくらい付き添って、

方向を指し示しながら、一緒に歩いてくれる」である。

このshow という動詞は「肩に手を回したりして親密な感じで、駅まで案内してくれる」

なのである。つまり・・・若者がナンパするときの決まり文句ということだ(笑)

 

だから、ここでは tell を使う。

Please tell me the way to the station.

日本語では、tellは「教える」と訳す。

ある簡単な事実を人に教えるだけのコトであり、このときの「教える」が

tell。もし「勉強を教える」ならteach だ。

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なんで・・・こんなミスマッチな状況になってるか?

筆者は、コレを「日本の英語教育が抱える深刻な問題点」と指摘する。

文化の違い

国民性の違い

という簡単な言葉では片つけられない、根深い問題がそこにはある。

 

筆者は、英語を入試科目から外すことで、事態は好転すると主張してる。

 

私自身も、何も気づかないまま”日本人しかつかわない変な英語”を教えてるのも事実だ。

 

とにかく・・・・色々と考えさせられた一冊だった。

 

 

 

本日も、最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。