なんとっ京都の保護者の方からご相談をいただまました。
色々とお話をさせていただく中で
国公立の出願についても、その地域、地域で独特の”考え方”というか”地域性”がある
とうことを改めて、勉強させてもらいました。
例えば・・・・栃木県宇都宮市・・・
首都圏にも近い!!
東北仙台にも近い!!
札幌と比べて、選択肢の幅がかなり広いわけです。
当然ながら、国公立、私立問わず大学の知識、難易度についても
詳しくなります・・・・生徒も保護者の方もです。
京都にしてもそうです・・・・
さて、相談内容は、ザックリいえば、北大の出願についてです!!
共通テスト失敗 ”京大➩北大”
横道にそれますが・・・
京都の超有名な進学校でありながら
自分の大学受験の成功体験を押し付けてくる先生がいるとは驚きでした。
25年前のご自身の体験談(成功体験)をおしつけてくる・・・・
どこにでもいるんですね(笑)
よく耳にする『ボクの受験の時は・・・・』って話です。
もう、25年前の話ですから、それ(笑)
さて、話を戻しましょう・・・
結局、いわゆる『逆転合格』についてです。
『逆転合格』・・・・この時期になると毎年、上がってくる定番のテーマです。
実力養成会では、最近の事例でいうと2年前、
共通テスト611点/D判定 からの北大総合理系(数学重点)合格
この生徒は、いわゆる仮面浪人でした。
北嶺卒、関西学院大学理工学部に在籍してました。
全てスカイプ授業でした・・・・
もともと数学はずば抜けてできた生徒です。
我々にとっては、逆転合格と言うより、シナリオ通りでした。
北大に関して言えば・・・
確かに15年以上も前ならD判定からの逆転合格はよくある話でした。
ここ最近は、めっぽう減ってます。
ただし、北大以外の難関国公立における逆転合格のケースは、実力養成会では事例が乏し
く、ここでご紹介するだけの事例と根拠がありません。
北大はご存知のようにここ10年で難易度は飛躍的に上がってます。
札幌南高の実力テストの個人成績表に掲載されてる”合格者平均一覧表”では
北大総合理系、阪大(理系)、名古屋大(理系)はほぼ横一線になってます!!
優秀な本州勢の受験生が大量に押し寄せてくるからです。
こういった理由で、
2次でこけることのないしっかりとした力を持った受験生が2次に出願してくる・・・・
つまり・・・
共通テストでしっかりと獲った生徒は大崩れすることなく2次でもしっかりと獲る!!
ということです。
よく『小問一つでひっくり返る』ということを耳にします。冷静になって考えてみてくだ
さい。自分より共通テストとれてるヒトが解けない問題を果たしてキッチリと解けます
か?
普通に考えればわかることです。
むしろ,部分点を削り取り、かき集める!
この作戦が現実的であり、逆転合格を実現するには『部分点』です。
ここ最近の北大に関して言えば,逆転合格のケースは稀です。
さらには今年は現行課程の大学入試最終年!!
後のない入試!!
この事実もしっかりと認識しなくてはなりません。
確かに、愚息の周りに1名、D判定から合格という友人がいます。
それ以外の殆どはB判定以上。
その他、実力養成会の非常勤講師3名にも聞いたことがありますが
まわりはぼぼB判定以上で、C判定、D判定は滅多に遭遇しないようです。
これが”いま”の北大の実情です。
たまたま蛍雪時代2月号で『逆転合格』について特集されてました・・・
数値上では逆転合格は可能です!!
実際に全国の各大学で逆転合格の事例はあります。
共通テストで点数の取れてるヒトは、2次でも取れている・・・・当たり前のことを
数値が示してます。
『逆転合格』は信じたいし、よく起こるコト、と思いたいところですが、
“今の北大”に関しては、そうそう起にこることではありません!!
本日も最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。