ニュース・ブログ

実力養成会の皆さん、保護者の皆さん、こんにちは。

突然ですが・・・

“高度順化”(こうどじゅんか)

って言葉聞いたことありますか?  ちょっと聞きなれない言葉ですけど。

プロ、アマを問わず登山家の間でよく飛び交う言葉です。

 

昨日、あるお母様と面談させていただきました。

その時に以下のようなことをお話しさせていただきました。

 

最初から一番高い地点を目指さそうとすると、高山病にやられてしまい、ひどい場合は命にもかかわってくるという話しです。だから、低いところから、徐々に高いところへと高度順化をして、体を慣らして頂上を目指していくということです・・・・

この高度順化ですが、高地トレーニングと深い関わりがあります。循環器系の能力をあげるということで、近年、陸上競技や水泳競技でも取り入れられているようです・・・

 

先生の言いたいこと、わかりますね・・・

 

受験勉強も、普段の勉強も この ”高度順化” と同じです。

「徐々に高いところへ」という部分を「徐々に高いレベルへ」と読み替えればいいだけです。

先生が、いつも言う「スモールステップ」がこの”高度順化” のことです。

ビリギャルさやかちゃん・・・・そういえば、最近、お母さんとテレビに出演してましたね・・・・

それは、おいといて・・・ビリギャルさやかちゃんは、まさしく、この”高度順化”の

王道を行く勉強をしてました・・・・

ビリギャルさやかちゃんが通っていた塾の先生「坪田先生」が実践していたのが、正真

正銘の「高度順化」だったんです。誰が何といおうとも、この「高度順化」に基づいた

徹底した指導を実践されていたのです。先生は、そんな、坪田先生の「徹底ぶり」は、心

の底から素晴らしいと思いますし、見習いたいとおもってます.

 

これから、我々は、天下分け目の夏を迎えようとしています。

みなさんは、この「高度順化」という言葉を常に意識してください。

 

「高度順化」は時間がかかりそうです・・・

しかし、絶対に、間違いなく、成績アップできる方法なんです。・・・・

 

 

 

 

ある塾の担当の先生から保護者の方へのコメントです。

生徒は、高3生。月1回、塾から郵送される「指導報告書」に書かれていた担当講師のコメ

ントです。あるお母様が見せてくれました。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

応用問題を苦手としている生徒の場合、応用問題と聞いただけで萎縮してしまい、キチンと考えようとしない。応用問題と言っても、所詮、基本問題の組み合わせです。基本から考えれば解けるように作ってあります。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

皆さんは、このコメントを見て、どう思いますでしょうか?

随分、「高飛車」って感じがしませんか?

 

私は、間違ってもこういうコメントはしません。

実力養成会には、このようなコメントをする先生はいません。

百歩譲って・・・・・・・・・・・・・・・・・

もしこのようなコメントをする先生がいたら・・・

私は、即刻、次のような指導を入れます。

 

◆もっと当事者意識を持ってください。これでは、評論家です。先生のやる気というか意気込みが全然伝わりません。

◆あなたにとって、「応用問題は、所詮基本問題の組み合わせ」かもしれませんが、この生徒にとっては、どうなのでしょうか?

◆「基本から考えれば解けるように作ってある」とのことですが、「基本から考えれない」から生徒は応用問題を苦手にしているのです。そこを解決してあげるのがあなたの仕事です。

◆このような「報告書」は、保護者の方へは、絶対に見せられるものではありません。「応用問題」についてのあなたの認識はわかりました。そのうえで、あなたは、どうしたいのでしょうか? 

 

今日の内容は、

自分でも、「あげあし取り」だな・・・・と反省してます。スミマセン。

 

しかし、こういうのって、私は、性格上、絶対に許せないのです!!

なんか、第3者的で、対岸の火事を余裕をもって眺めてるようで・・・・

 

こういう先生が、

「自分は、こんなにも頑張って教えてるのに、生徒はわかってくれない!!」

と生徒のせいにします・・・・

ご注意を。

 

 

 

 

 

名寄出身の本科生S君です・・・・

本日も、午前中から、数学頑張ってます・・・・・

微分の定義を深く掘り下げた、微分とは何か? を指導しています。

今度、札幌にいらっしゃるとき、面談させてください!!

CIMG0701

実力養成会の皆さん、保護者のみなさん、こんにちは。

昨日の、実力養成会通信で「素手で戦車に向かう」・・・こんなことを書かせてもらいました。今日の内容は、その第2弾と言いましょうか、各予備校の実施する夏期講習について、賢い受講のしかた・・・という視点で書かせてもらいます。

特に、現在併用している生徒、受講しようか検討している生徒は、注意深く読んでくださいね。予備校の講習会を受けちゃダメ、受けても効果がない、ということではありませんので、そこは、分かってくださいね。

CIMG0700

各予備校の夏期講習のパンフレットを見ると・・・・・

「医系〇〇〇」

「トップレベル医進〇〇〇」

「医進トライアル〇〇〇」

「〇〇〇発展演習/難関大入試で差のつく問題」

「ハイレベル〇〇演習/合否が決まる入試問題」

これらのネーミング・・・・素晴らしいと思いませんか?

生徒だけでなく、保護者の皆さんも、ついつい・・・惹かれますよね。

確かに、各予備校の夏期講座は、どれも、間違いないものです。

テキストの内容も、それを教える講師陣も間違いありません。

 

習得すれば、間違いなく、強力な武器になります。

ただし、あくまでも「習得すれば」の話です。

「申し込めば」強力な武器になる・・・・ではありません。

「講習を受ければ」強力な武器になる・・・・でもありません。

ここをしっかりと考えてほしいのです。

 

各予備校で、生徒に、夏期講習をどれだけ取得させるか?

見方を変えれば、各予備校の営業戦略ともいえます。

真剣に生徒のことを考えて、提案してくれるチューターもいれば、営業ノルマ優先で提案

するチューターもいます。そこをしっかりと見極めてください。

 

講習を取得する前に・・・・・皆さんに聞きます!!

1学期に学習したことは、しっかりと定着してますか?

微妙な部分はありませんか?

1学期、予習・復習に追われる毎日でしたね。時間の取れるこの時期に、腰を据えて復習、もしくは弱点を根底から順序立ててやった方が、いいと思いませんか?

各予備校の講習がダメ・・ということではありません。あなたにとっての優先順位を考えてください。

「友達が取るから・・」とか 「ネーミングに引かれて」とか 「チューターの先生にいわれたから」という理由で、取得して、また、予習・復習に追われる毎日になっても大丈夫ですか?

8月15日(土)の全統マークで、だいたい、今年のセンター本番で何点までいくか?  が明確になります。 天下分け目の8月全統マークまで、あと、1か月と少ししかありません。 そういう時期に、また、夏期講習の予習・復習でアップアップしてていいのでしょうか? 8月15日(土)までに地歴公民を仕上げるメドは立ってますか?

先生は、この時期は、「8月全統マ一ク」に向けたセンターマーク演習をメインにすべきと考えています。「8月15日」までに、仕上げる!! このような意気込みを持ってほしいです。ですから、「センター7割、2次3割」のバランスです。地歴公民は、絶対に仕上げなきゃなりません。・・・センター直前で、慌てても、地歴公民には、時間はさけません。この大切な今、・・・・自分の現時点の実力にミスマッチな講座を数多く取得して、毎日、その予習復習に追われるなんて・・・もったいなさすぎますよ。

改めまして、この実力養成会通信に何度も登場したK君とA子さんのデーターを再度確認してください。2年前の実話です

K君(当時、札幌K高校3年) 

【5月全統マ一ク】476点/900点⇒⇒⇒⇒⇒【センター本番】733点/900点

 5月時点の志望校、北大(総合理系)。最終的に、電通大学、東京理科大学 合格

 

A子さん(当時、R高校3年) 

【5月全統マ一ク】690点/900点⇒⇒⇒⇒⇒【センター本番】739点/900点

 5月時点の志望校、札医。最終的に、旭医AO 不合格

 

K君は、夏は、実力養成会で、ひたすら「マーク演習」・・・

A子さんは、某予備校で自分の実力とミスマッチな講習をモリモリ取得・・・

 

5月の模試で「214点」だった差がセンター本番で「6点」

 

夏の過ごし方が、明暗を分けた、よくある典型的な事例です・・・・

 

 

 

 

 

先日、北大の数学の先生とお会いさせていただきました。

色々と貴重なお話をすることができ、大変有意義な時間となりました。

入試問題作成にかかわる裏話・・・・

教授間のドロドロとした裏話・・・・・

基本すべて、オフレコです。

 

このブログで紹介できる内容は、次のお話だけです。

 

この教授は、最近の学生は、「行儀」が良すぎる点を指摘されてました。

「身なりがきちんとしている」

「マナーもそれなりに身についてる」

「担当教官の指示には素直に従う」

でも、それだけ!! とのこと。

優等生ばかりがそろった研究室には生気が感じられない・・・と

 

この話を聞いたとき・・・・

鮮やかに思い出したシーンがありました・・・

記憶が定かではないのですが、「NHK 仕事の流儀」のワンシーンだったかと・・・・

漁師さんの話なんです。

沖で、いろいろな種類の魚をとり、「生けす」にその魚を放します。

その時、なんと・・・・

それぞれの魚が苦手とする(天敵?)魚を数匹ばらまきました。

そんなことしたら、その天敵の魚に食い荒らされてしまうのでは?

ところが違うのです・・・・

同じ種類の魚ばかりだと、魚たちは緊張感を失ってしまい、港に着くまでの間に「生けす」の中で ”ぐんにゃり” してしまうらしいのです。

ところが敵意を感じる魚が1匹でも混じってると「いつ、自分が食われてしまうかもしれ

ない」という緊張感をもつため、港に着くまで元気を保つ・・・ということでした

 

この話を、すると、更に、盛り上がって、漁師さんの話しで、ビールのピッチも上がりま

くりでした・・・・

 

北大数学科全体のムードだったり、

研究室のムードだったり・・・・

これらが、”沈滞” していると感じたら、

自分が異質の魚になって

ひと暴れしてみるのも

「アリ」でしょう・・・・

そんなことを話しながら、気付けば、終電ギリギリ・・・・

 

ツーショットの写真を、この場でアップさせていただこうとも考えましたが

お互い、アルコールもかなり入ってたので控えました。