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ニュース・ブログ
実力養成会の皆さん、保護者の皆さん、こんにちは。
突然ですが、下の画像ですが、左が今年の東海大学医学部の本物の試験問題、
右側が福岡大学医学部の本物の試験問題です。
(岩手医科大学、金沢医科大学などは試験問題は会場で回収されます)
そこで・・・・今日と明日の実力養成会通信のテーマは、
「私大医学部入試」について考える!! です。
実力養成会設立3年間で、私大医学合格者は、のべで実に16名です。ホームページの合格実績に示している通りです。
実力養成会設立前からだと、直近5年間で私は、のべ29名の合格者を輩出しています。
手前味噌で、恐縮ですが、この数字は、驚異的です。会員の皆さん、保護者の皆さんにとってこの数値がどれくらいの意味をもつのか、ピンとこないと思います。
わかりやすくいうと、今野先生が担当する私立医学部を第一志望とする生徒の5人に3人は合格している・・・・このようになります。
今日と明日の通信で、実力養成会の私立医学部合格のためのノウハウをあますことなく、お知らせいたします。
さて、北海道という地域性を考えれば、「私立医学部」は、国公立医学部のすべり止め的なもの・・・・・・・
このようなイメージの生徒、保護者の方は多いと思います。
特に、現役生であれば、なおさらです。
健闘むなしく、不合格となったとしましょう・・・・
浪人となり・・・・
そこで、改めて、医学部受験の厳しい現実を知ります。私立医学部を心のどこかでなめていた自分に気付かされます。
そして、2浪・・・・・・
国公立と併願してでも合格しようと考えてた自分がいかにおろかだったか・・・・身をもって知らされます。私立医学部は、国公立と併願してでも合格するのは、マーク模試でコンスタントに780点以上達成している一部の限られた生徒の話だった・・・というのがわかります。
このとき、私立医学部合格のためには、能力はもちろん、やり方にかかってるということがわかります。このときこそ、本当の意味で、私立医学部合格に向けた勉強のスタートラインに立ったと言えます。
国公立の医学部を十分に狙える力があるなら、私立医学部を併願することも意味はありますが、そうでないなら、私立医学部に特化した勉強をするのが圧倒的に有効です。
意外に聞こえるかもしれませんが、札幌医科大学に合格した生徒でも岩手医科大学が不合格だった生徒は普通にいます。
岩手県盛岡市出身の生徒で、岩手医科大不合格、札幌医科大合格、第一志望が岩手医科大学なので、札幌医科大学を辞退して浪人していた生徒もいました。札幌医科大学をける・・という発想は、ありえないと思いますが、岩手県の人たちにとっては、「岩手医科大学」は、札幌医科大学より、ブランドが上 と考えているヒトも多いということです。北海道と岩手県の地域性による違いです。この生徒は、当時通っていた高校の合格実績を上げるために、進路指導の先生が強烈なプッシュし、本人にとって本意ではないけど、札医へ出願してました。
私は、3者面談の時に、よく、次のようなことをお話しさせてもらいます。
「医学部受験はとにかく厳しいです。命を削る思いで1点を削り出すようなものです」
現役、1浪の時でも、そうなのか・・・と思いつつも、2浪に突入して初めてこの言葉の意味が分かりましたと、お話しされてたお母様も過去にいました。
受験勉強は、厳しく、辛いものでしょう。医学部受験ともなれば、まさに、命を削る思いで勉強しなくてはなりません。
今、苦しいのは、当たり前です。しかし我々は苦労してでも成長しなければなりません。
我々が今、学んでいるのは、ただ大学に合格するための勉強ではありません。
医学を志す我々が目指すものは、誰かの命を救い、健康を守ることです。
命に携わる重大な使命を持っていることを忘れず、誇りを持ってください。
弱音を吐いてる場合じゃありません!!
「腹のくくり方」がまだまだ甘くないですか?
・・・・・・・・・・・・・
話を元に戻しましょう・・・・
そこで、私立医学部に特化した勉強とは具体的にはどのようなことかを明日の通信で、
具体的にご紹介させていただきます。
必見です!!
光文社新書 林純次著
私が、ここ最近で読んだ本の中のダントツ「第一位」です。
なにせ、私自身も、若いときは、”暴力教員”でした。
まさしく、完全無欠の「残念な教員」でした・・・・・・・・・
しかし、学生時代、家庭教師、塾講師を毎日やってましたので、指導技術に関しては、誰にも負けない・・・というプライドをもってました。しかし、「謙虚さ」のかけらもありませんでした・・・わかりやすく言えば、「天狗」でした。

以下に、印象に残った一節、全く同感と思った一節、よくぞ言ってくれたと思った一節を何点か紹介させていただきます。
◆「残念な教員」とは、ニュースネタになるような破廉恥教員のことではない。もちろん、彼らも「残念」ではあるが、教育界全体から見ればごく一部に過ぎず、どちらかと言えば個人の資質の問題とも言えるであろう。本書でいう「残念」な教員とは、そもそも本業での「教え方を知らない」、その結果「生徒を成長させられない」教員のことである。実は、このタイプの教員が学校教育現場の8割を占めているのだ。
◆本書は、「残念な教員」を量産し続ける学校教育現場の「失敗の仕組み」を踏まえ過去の教育実践の蓄積と著者自身の取り組みをベースに未熟練教員と生徒を共に成長させる方法を提示する。
◆残念な教員らの言動は、法的には、処罰できないので学校が自ら解決していかなければならない問題である。そのような質の低い教員はどこの学校にでも存在しており、生徒であればだれでも、彼らの実践する、”残念な”教育の被害者になり得る。
◆小学生は正直にダメ出しをしてくれるが、中学・高校生は教員に内申書を握られてる上、教員に対して異議を申し立てるほど学校の授業に期待もしていない。だから、中学・高校の教員は誰からもダメ出しをされず、職業人にあるまじきレベルの授業を展開している。
◆「学ばない教員」
読書を勧めることを良くないという人はまずいないだろう。多くの教員も生徒の「活字離れ」を嘆き、国語教員を中心に推薦図書を選んだりして、少しでも文字を読むことの意味を伝えようと躍起になっている。
では、肝心の教員はどうだろう・・・・《中略》・・・・・・月に2冊すら読まない教員が約8割もいるということだ。批判を恐れずに言えば、その8割の人間は今すぐ、教員免許を破り捨てるべきである。なぜなら我々教育者は学び続けることを課せられた職業人だからである。
「あっそうそう、こういう教員いた、いた!!」
「私も、当時、そう思ってた、よくぞ、言ってくれた!!」
読んでいて、このような気持ちでした。
他にも、いろいろと、紹介させてもらいたい一節は、山ほどあります・・・
今回は、この辺にとどめました・・・・
筆者は、5人の教員のうち、3人は、「残念な教員」と断言しています。
ひょっとすると、みなさんの、お子さんの学校にも、「残念な教員」がいるかもしれません。
実力養成会の皆さん、保護者の皆さん、こんにちは。
旭医AO、札医推薦・・・・出願を検討している生徒も、実力養成会に数名います。
最終判断は、皆さん自身です。
先生は、もちろん、みなさんの決断を尊重します。
本日の内容は、みなさんの決断のための参考意見・・・こんな感じで読んでください。
まず、今年度の数字の方から・・・・
【2015年旭川医科大学AO入試】
定員40名のところ受験者150名。競争率3.8倍。合格者40名。
【2015年札幌医科大学推薦入試】
地域枠、定員20名のところ受験者49名。競争率2.5倍。合格者20名。
特別枠、定員15名のところ受験者37名。競争率2.5倍。合格者15名。
次に、「道新受験情報2016大学・短大特集」より抜粋・・・
・・・・・・近年は、AO入試、推薦入試による入学者の基礎学力不足や一般入試合格者との学力格差が問題視されるようになってきた・・・・
⇒「AO入試、推薦入試」は、従来は、どちらかというと学力より人物重視・・その弊害として近年、AO入試、推薦入試の合格者の留年率が顕著、留年しなくても、単位を取得できないケースが目立ち、文科省としても、従来の「学力より人物重視」から、「学力重視で人物重視」と方向転換しました。ですから、旭医、札医ともに皆さんが考えている以上に学力点を、シビアにみます。
◆札医は、675以上の生徒を選考の対象とすると言ってますが、これは“社交辞令”です。
札医は公立の大学です。道民の税金で運営されてます。ですから道民の皆さんへ広く門戸を開けて、待ってますよ~~。というアピールです・・・じゃ、仮に725点だった生徒はもちろん選考の対象となりますが、この点数じゃ、大学入学後の勉強についていけないし、一般入試合格者との学力格差が大きすぎます。表向きは、選考の対象ではあるものの、実質的には、選考の土俵に上がる以前の話です。分かりやすく言えば、予選リーグ敗退・・。ですから、
旭川医科大学AO入試 ⇒ 合格するには、900点満点で740以上必要です。
札幌医科大学推薦入試 ⇒ 合格するには、900点満点で760以上必要です。
◆合格した生徒たちは、一般入試を受けたとしても合格する点数を達成してます。
札医の推薦では、800以上は9名、旭医AOでは、800以上は、4名います。
◆2次試験がない分、受かればラッキー的な気持ちで出願しても合格は難しいです。
◆センターの点数が伸びないから、AOにしょう、とか、札医の推薦をうけよう・・・というのも、気持ちはわかりますが、厳しい言い方をすると、現実はそんな甘くはありません。学校によっては、〇〇点以上達成してないと、札医の推薦はダメという独自の内部基準を設けてる高校もあります。
◆旭医AOは、740以上、札医推薦は760以上 達成した生徒が、土俵にあがり、そこで「くじ」をひくようなもの・・・このような意識でいなきゃなりません。
◆安易な気持ち(受かればラッキーという気持ち)で出願しても、そのための準備(志望理由書作成・自己推薦書作成・面接対策・小論文対策)で、センター対策、2次対策は後手後手になります。
◆一般入試の生徒がセンター、2次の追い込みをかけている時に、AO、推薦組は、「それどころではない」という状況で面接・小論文の追い込みをかけます。この時間的ロスは、メチャクチャ、でかい!! というか、決定打となり、浪人が確定します。しかも、浪人が確定してからも、2次の追い込みをかけてないことが、アキレス腱となります・・・・。
◆北嶺、札幌南、札幌北を始めとするトップ高でも、旭医AO入試、札医推薦に対する進路指導は、学校間の温度差がかなりあります。ある高校はとても熱心、またある高校は、「本当にこの生徒を合格させたいって思ってるの?」と疑いたくなるような高校もあります。学校間の温度差は、そのまま生徒のAO入試、推薦入試に対する意識の高さ、低さに現れます。これは、とても、恐ろしい話です・・・・
以上のことを総合的に検討して、みなさんの納得いく決断をしてください。とても難しい決断です。だから、決断する前には、必ず今野先生に申し出てください。
今野先生なりのアドバイスをさせていただきます。判断をあやまれば、これからの半年を棒に振ることにもなりかねません。
「やる気スイッチ/オン」⇒「やる気を出し、意欲的に頑張る」⇒ 「努力を継続」⇒
「成績アップ」⇒ 「さらに努力を継続」・・・・・・ ⇒ ・・・・
では、「やる気スイッチ」をどのようにして、「オン」にするか・・・・・
ここが悩ましいところです・・・・・
お悩みの、お母様方も多いと思います。
要は、どのようにして、どのようなタイミングで、「スイッチオン」にするか ? です。
もちろん、「スイッチオン」は、自分でするものです。
しかし、そもそも、スイッチなんて、本当にあるのでしょうか?
「何かをやる」⇒ 「わかる」「できる」 ⇒ 「達成感」「満足」を感じる ⇒
「さらに頑張る」⇒ ・・・・・
これが、現実の話です・・・・・
何もないところで、スイッチオンにして、いきなり、頑張り出すというケースもあります
が、ほとんどは、「上の例」 の通りではないでしょうか?
なには、ともあれ、「何かをやらせる」、そこで得た、達成感、満足感が、世間一般で
言われてる「やる気スイッチ」なんだと思います。
私は、そう考え、
「(私が)やらせる」 ⇒ 「達成感・満足感」を肌で感じさせる ⇒ 「自分の意志でや
る」・・・・・のサイクルを大切にしてます。
ですから、「やらせる」ものは、何を?、どのように「達成感・満足感」を肌で感じさせ
るか?
ここが、腕の見せ所!! です。
ですから、実力養成会の会員は、みな気付けば、「やる気スイッチ」は、「オン」になっ
ています・・・・




