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普段の私の日本史の授業を体験してみて下さい!!

 

今日と明日の通信は、『元禄文化』についての講義です!!

 

元禄と言えば・・・・・『平和・繁栄』の時代でしたね?

 

いわゆる世俗的な文化が全面的に開花した時代です!!

まず、『元禄文化』を勉強する前に、しっかりと”時代感覚”を整えていきましょう!!

 

家康、秀忠、家光そして家綱、将軍が親から子へとつながってきたけど、いよいよここで

ついに、直系が絶えるんだね。

そこで、上野の国、舘林藩主だった弟の綱吉が5代将軍に就任。

 

綱吉と言えば、元禄時代。

 

でも、すぐ元禄って年号にはなってませんからね。

最初の頃の年号は、天和(てんな)と言います。

天和の治と言われ、比較的引き締まった政治をやってます。

 

綱吉と言うと“犬公方”って感じで、なんかダら~っとした印象を持ちますが、最初は、

ビシッとしてるんです!!

 

大老は、堀田正俊

貞享暦が作られたり、文治政治を象徴するような色んな政治が行われてたわけですよ。

やがて、側用人の柳沢吉保という人が非常に信頼され、

政治を任されるようになっていく。

そして、綱吉は、仏教や学問にドンドン熱心になっていく!!

まさに、元禄時代です。

時代感覚・・・・・大丈夫ですね?

 

 

元禄文化・・・・上方中心、町人が文化の主体。

担い手といえば、『新興の町人』たちです。

『新興の町人』って具体的には?・・・・・大丈夫ですか?

 

両替商、問屋、流通機構に乗って台頭してきた有力商人たち!!

なんたって、

『もうかってまっか?』

『ぼち、ぼちでんがな』

の世界です。

来世に対する興味より、現世です!!

 

従来からの現世に対する否定的な観念は後退して、現世を肯定する姿勢なんです!!

すると・・・・現実を重視するという部分から合理的な精神というのも生まれてきます!!

儒学や色々な学問が発達したのは、こういった時代背景によるものです。

 

それと・・・・忘れちゃいけませんよ!!

桃山文化以来の”華麗さ”もまだ残ってますからね。

 

さあ・・・・合理的な精神ってことで、学問となるわけですよ。

皆さんにとっては、やっかいなとこですね・・・・・

 

まずは、朱子学!!

家康がとりいれたわけですよ。

これで封建支配を理論づける!!

朱子学の大義名分ですね。

『臣下は主人に対して忠義をつくさなきゃならない』

『礼儀を重んじて上下の秩序をはっきりと形にあらわさなきゃならん』

って教えです。

これって支配者にとっては、メチャクチャ都合がいいわけです。

 

社長が”主人”、社員が”従者”って考えてみようか?

 

社長が言う事は、絶対に従うのさ!!

おまけに、社員は、メチャクチャ礼儀を重んじるのさ!!

 

どんな社長でも、ずっ~と、社長でいられるよね?

 

応仁の乱以降の世の中って、下克上だったよね?

 

実力があれば、下の者が上の者に取って代わるという、あの風潮!!

あの”ギラギラとした下克上のエネルギー”を朱子学の思想で押さえ込むのさ!!

 

それが家康の狙いだった訳さ。

 

さて・・・・・朱子学の系譜、陽明学、古学、古義学については、明日ということで・・

 

 

本日も、最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。

 

 

 

今回の入院中、改めて読みなおしました。

じっくりと、かみしめながら読みました。

 

まえがきより・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

『本能寺の変の背後に存在した陰謀』を題材とした書籍が近年多数発刊されている。

また、それらを原作、原案としたテレビ番組も盛んに制作されている。

本能寺の変と言う日本史上の重大事件について、こうした誤った認識が広まりつつある

は残念でならない。

そのため、本能寺の変の実相を紹介する啓蒙書を書こうと思い立った。

 

~中略~

 

本書は、あまり歴史に詳しくない読者向けの啓蒙書であり、『新設』や『新発見の事

実』を紹介するものでもない。

それでも、歴史小説や歴史番組に慣れ親しんだ方には、リアルな歴史の面白さをご理解

ただけるものと信じる。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

このようなスタンスで書かれた本です。

 

筆者は、『本能寺の変の背後に存在した陰謀』について、『誤った認識』と言い切って

ます・・・・・・・やっぱり、そうなんでしょうね・・・・・・・

 

さて、この背後に存在した陰謀・・・・筆者は、誤った認識と断言してますが・・・・・

黒幕としてあげられてるのは・・・・

 

①足利義昭

②朝廷(関白近衛前久)

③羽柴秀吉

④徳川家康

⑤信長の正室

⑥堺の豪商

⑦イエズス会(イルミナティ、フリーメーソン)

 

などです。私も、こういう話、大好きなので色々と読みました。

私は、個人的には、『朝廷黒幕説派』なんです(笑)

 

下の【信長燃ゆ】は、朝廷(近衛前久)黒幕説です。

数年前の年末の歴史ドラマにもなりました。

 

でも、この本(本能寺の変/光秀の野望と勝算)を読むと・・・・・・

やっぱり・・・・思い込みなのか・・・・と現実に引き戻されました。

すこし、寂しい気もします・・・・歴史にロマンを求めるタイプなんです・・・

 

 

明日のブログでは、筆者がひも解く『本能寺の変』の実相をもう少し、ご紹介させていた

だきます。

 

 

今日も、最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。

 

 

 

 

  • 看護系小論文・・・・・・

一般の文系の小論文とは異なり、医療や福祉の現状をどの程度認識してるか?

脳死、インフォームド・コンセント、安楽死と尊厳死等々の関連知識をどれくらい理解

してるかなど、かなり専門的な準備が必要となります。

 

専門的な準備とは言え・・・・医療従事者の試験です。

知識の問題というか、心構えの問題ではないでしょうか?

 

一般的な知識にしても、医療や福祉の知識にしても、将来医療従事者を目指す人間なんで

す、当然知っているべきもの(こと)を知らないというのであれば、関心がない!!と言われ

ても仕方ありません。

 

ですから・・・・

受験を憧れではなく、プロ意識を持つ準備段階としてとらえなければなりません。

看護系入試は、職業に直結してます!!

 

英語、数学、理科の勉強ばかりで、小論文や面接をおろそかにすることがあってはならな

いのです。

 

①原稿用紙の基本的な使い方

②出題形式別の書き方

③書く前に、まず全体の構成を考える

④意見、主張を書く場合は、その理由説明を必ず書き加える

⑤字数制限の中で、くっつけて、付け足して、削って!!

こういった基本動作を習得するのは、もちろんですが、

学力以外の職業適性が合格不合格を左右することも少なくありません。

 

看護系入試は、これからドンドン高齢化が進む社会において、

最も必要で重要とされる職業につくための試験です。

 

だからこそ、患者さんのために働きたいという本人の『やる気』が特に強く求められま

す。単なる憧れだけで成り立つほど甘い職業ではありません。

 

現実をしっかりと見つめ、そして深く考える事で、自分の中にしっかりとしたロジックと

いうものが構築されていきその上に、専門的知識、技術が備わって初めて、コ・メディカ

ルとしての職業が成り立つと考えます!!

 

 

看護系小論文対策とは、

質的に高い医療従事者になるために、自分自身としっかりと向き合うことなんです!!

 

 

今日も、最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。

 

 

 

2019
10/9

風雪に耐える

ブログ

JR駅に張られたポスターに『風雪に耐える』というのを見た。

 

 

私は、20代のほとんどをニセコの田舎で過ごした。

仕事の延長で、農家さんのやる農作業も一通り経験させてもらった。

 

 

だからだろう・・・・

無意識のうちに自然そのものからたくさんのイメージを取り込んでいる。

 

例えば、春先の『融雪剤巻き』

 

3月・・・・・ビッチリ雪の積もった田んぼに『融雪剤』をまく。

農協に売ってる『融雪剤』もあれば、『ストーブの灰』を巻くこともある。

当時は、一家総出で融雪剤を巻いていた・・・・・今は、どうだろう・・・

 

何で巻くか?

 

 

スノーモービル!!

 

 

スノーモービルというと若者たちのレジャー品と思いがちだが、ニセコの農家の人たちに

とっては、生活必需品。

 

 

ニセコの冬は、長く厳しい。

 

春を早く呼び込むために、このように『融雪剤巻き』をしたり、

ニセコの農家の方たちは、様々な事をされている。

 

だからこそ、人一倍、

『風雪に耐える』という言葉には共鳴できる。

 

じゃ、今の自分はどうなんだ?

 

 

まだまだ、甘い・・・・・・・・

 

 

今日も、最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。

 

 

 

ある高1生から見せてもらいました!!

授業終了時に、「振り返り」と称して、このシートに書き込みするそうです。

数学担当の先生はこのシートをチェックしながら個々の生徒の定着度、理解度をつぶさに

把握し、生徒はこのシートに書き込みながらその日の授業を振り返るという、

昔からある、授業方法論、王道の一つです。

 

シートにある【今日の私の学習段階】ってのは、以前、ご紹介させてもらった『ラーニン

グピラミッド』そのものなんです!!

一つ一つのチェック項目は、実は、教育学の理論に基づく、緻密に計算しつくされたもの

なんです。

 

私も臨時教員時代にやってたので、ついつい、懐かしくなり、写真をとらせてもらいまし

た!!・・・・・・・今の時代も、やっぱり、このような事をされてる先生はいるんだな

ぁ・・・と感動しました!!

 

今日も、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。