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実力養成会の皆さん、保護者の皆さん、こんにちは。

突然ですが、「目的」と「目標」の違いってご存知ですか?

実際、そんなこと、どうでもいい・・・・と言われるかもしれませんね。

 

私は、仕事柄、全く、別物としてとらえています。

「目的」とは、目指すべき「的(まと)」です。

どの方向を目指して、いくのか? その「的」を示すものです。

ですから「目的」とは、最終的に到達したい、”成功のイメージ” です。

「東大理Ⅰ合格」「札医合格」というように・・・・・

 

「目標」とは、その的(まと)を目がけて、どこまでやるのか?「標(しるし)」が目標である

と認識しています。

「8月の第2回全統マークで、合計720点以上達成する」

そのために、英語は・・・・・、数学は・・・・

何を、どこからどこまで、いつまで、・・・というように

学習活動項目と期間計画を明確にさせて、生徒と私で共有します。

 

「目的」を達成するために何をどこまでするのか?

ですから、ゴールから逆算して、その時期その時期に応じた、目標を明確にする必要があ

ります。

より緻密な、しかも、現実的な、目標が必要になります。

 

当面、実力養成会の現役生、浪人生の受験生は、

8月16日の第2回全統マーク模試・・・

8月30日の第2回全統記述模試・・・

ここに、すべて、照準を合わせます。

 

これらの模試は、とても大きな大きな、重要な意味をもつ模試となります。

順調に、ここに向けて、突き進む生徒もいるでしよう・・・・

気持ちは、あるけど、なかなか向かっていけない生徒もいるでしょう・・・・

すべての生徒をここに向かわせて、ベストをつくさせるのが、我々の責務です。

 

 

 

 

 

「ヘルプ」と「サポート」・・・・

コーチング論の中で、特にヒトを育てるときによく使われる言葉です。

「ヘルプ」は、「できないから手を差し伸べる」ことをいいます。

「サポート」は、「できる」を目指し(信じ) 見守ることをいいます。

 

指導の世界に当てはめてみましょう。

「ヘルプ」は、知識を教える。

分かりやすく言えば、一から十まで手とり足とり教えることを言います。

「サポート」は、やり方を教えることを言います。

本人へ試行錯誤の場を与え、そこで、間違いミスに気付かせ、自己修正能力を育成させ

ます。

「サポート」が、難しいのは、”ついつい手をだしてしまう” ”ついつい口をだしてしま

う”という部分です。

「忍耐」・・・・ここで、これか?・・・・・なんて、思う方もいるかもしれません。

「忍耐」あってこその「サポート」

 

生徒の学力状況、理解度に応じて、「サポート」か「ヘルプ」か・・・使い分けを間違

えてはいけません。

 

 

「君とは、議論する価値はないねっ!!」

 

ある予備校である講師が面と向かって生徒にこう言ってました。この講師がここまで言う

以上、この講師と生徒との間には、いろいろな経緯はあったのだと思いますが、それにし

ても・・(?)・・と思います。

 

さて、このように、教える側は、つい、できない生徒を叱ってしまいます。

叱らないまでも、ついイライラしたり、不機嫌になることはあります。

しかし、叱ったからと言って、急にできるようになるわけでもありません。

「こんなに一生懸命に教えてるのになぜ、わかってくれないの?」とか、

しまいには、「生徒の努力が足りないっ!!」と生徒のせいにしてしまいます。

 

このような時こそ

「この生徒に対してどう教えるといいのだろう?」という課題にチャレンジする時と考

るべきです、というか、考えなければならないのです。

具体的には・・・・

「イメージがわきやすいように、何か、いい例えはないだろうか?」

「ここの表現をもっともっと、かみ砕いて、別の言い回しで表現できないだろうか?」

というようにです・・・・・

 

生徒の「出来ない」「分からない」は生徒の課題でもありますが、

我々講師の課題でもあります。

実力養成会のみなさん、保護者の皆さん、こんにちは。 本日は、「ドキュメント・実力

養成会の一日」と題して、今野目線で実力養成会の一日をご紹介させていただきます。

 

 

9:15 今野、実力養成会着

まずは、家から持参のコーヒーを飲みつつメール確認。塾内清掃。花に水やり。

 

10:00本科生T君指導スタート

T君は他予備校と併用はせず、実力養成会1本です。数学、英語、生物、化学、面接・小論を受講しています。本日の指導は、パラメーター表示の関数のグラフを描いての面積計算。完璧な仕上がり!!

1200本科生T君指導終了・・・・今野の今日のお昼は「ほっともっと、和風御膳」

 

13:00別の本科生T君指導スタート

このT君も他予備校と併用せず、実力養成会1本です。数学、英語、国語(現文、古典)、物理、化学、面接・小論を受講してます。毎日来てます。センター日本史は、今野が指示・チェックしてます。

 

13:30 数学・物理担当「I先生」登場・・・・・

奥の部屋で、昼食をとり、指導スタートです。生徒の言葉をかりれば「イケメンホスト風」・・・・生徒の信頼の厚い、実力養成会になくてはならない先生です。今野は、先生のお人柄、指導力、リスペクトしてます。

「I先生」は、14:00~本科生S君数学指導、16:00~本科生Y君数学指導、18:00~本科生N君物理指導。

I先生・・・3コマ6時間・・・・ご苦労様です。授業が終わったS君、Y君、N君は、そのまま教室に残り22:00まいつものように自習・・・・・。ちなみにこの3名は、みな他予備校との併用です。2名が河合、1名が駿台です。

 

14:00本科生I君登場・・・・この日は指導ありません。自習のみ

I君は四谷との併用です。最近実施された四谷の模試データーを持ってきました。このデーターをもとに、夜、面談しました。生物は、コンスタントに偏差値70を超えてます。

 

15:00本科生T君指導終了・・・・

今野は、このあと少し「空き時間」。この時間を利用して、本科生Mクン用の北大の複素数平面の過去問プリント作成します。何せ、旧々課程の問題・・結構時間がかかります。

 

16:00 高3生A君登場・・・この日は指導はありません。自習のみ

いつものように、黙々と自習。全統記述の復習をしてます・・・この日は、21:00まで自習してました。空き時間を使って、復習のポイントをアドバイス。口数の少ない生徒ですが、おばあちゃんの作る、”おから入りのハンバーグ”がめっちゃおいしい・・と話してくれます。

 

17:00高3生Sさん登場・・・・この日は指導はありません。自習のみ

いつものように、黙々と自習。学校で複素数平面の単元テストが近いので4stepの質問をもってきます。疑問点が解決して表情がパッと明るくなります。逆に、行き詰まると表情は”能面”のようになります。とてもわかりやすい生徒です。Sさんは、とにかくがんばり屋です。彼女の素直さと謙虚さは、素晴らしいの一言。こんな生徒、見たことないって感じです。・・・それと・・・今野がこの日読んだ「ビリギャル」を貸してあげました表情から、勉強が順調に言ってるのがわかります。

 

17:45高3生Tさん登場・・・・この日は指導はありません。自習のみ

このTさんは、「ビリギャル」情報を最初に教えてくれた生徒です。私が「ビリギャル」を知るきっかけとなった生徒です。「ビリギャル」の影響を受けたということではありませんが、つい、最近、志望校を変えました。彼女にとっては、最大のチャレンジです。私もとことん付き合います。「ビリギャル」の「坪田先生」がよくやっているハイタッチをTさんともやることにしました。目が輝いてます。本気感が伝わります。この生徒は、”おっとり型”・・・しかし、外見からは想像もつかないくらい「一度決めると、気持ちの強いところ」があります。

18:00高3生M君指導

マーク演習・・・・。いつものように、ストップウオッチを使って演習です。解けるか? 解けないか? ではありません。いかに、時間内で”さばくか?” 制限時間の×0.8 でやらせてます。サッカーの話題を時折、はさみながら、メリハリつけながらやらせてます。口数は少ないけど、シンの強い子です。

 

19:30M君指導終了・・・・この時点で、生徒・講師は、この日マックス12名がひしめき合ってます・・・・3LDKで良かった・・・・・ちなみにMAXは18名・・まだ余裕

 

2000 自習中の生徒をつかまえて、ショート面談、5件実施

最近の勉強の進捗状況の確認。次の模試の日程、及び目標点の確認。やるべき学習項目の確認。夏の全統まで、間延びしないよう、東進のマーク模試、記述模試を受けるよう指示。医学部受験組には、防衛医科大学の受験も勧める。

 

22:00生徒全員撤収

 

22:10今野撤収・・・・いゃぁ・・・今日もあっという間に終了・・・早かった

晩御飯を食べるタイミングを忘れ、結局食べず・・・・。

 

 

■今野は、指導のあいまに、自習している生徒全員に声をかけます。下らない、オヤジギャグを、かましたりしてます。生徒の反応、笑顔をみて、生徒の精神状態、勉強の進み具合、体調等をつぶさにみてます。

 

■指導を受けに来る生徒、指導はなく自習に来る生徒・・・・とにかく入れ代わり立ち代わりで生徒は出入りしてます。教室利用の規則的なものは、設けてません。しかし、生徒はそれぞれ節度ある行動をとってます。ですから、規則、規定は必要ありません。それが、今野の自慢です。最高の生徒たちです。

 

 

 

 

 

ルール規約なし、自主性、おまかせ これが理想

生徒と対話

冗談、笑顔

 

先日のブログ「スキー教室に例えると・・・」を読んでくださった、ある会員のお母様から、お問い合わせとご相談のメールをいただきました。

お問い合わせありがとうございました。

要約すると以下の通りです。

①「中級者」に染みついた”クセ”や”習慣”って具体的には?

②「中級者」が今後、留意する点は?

(他にも、生徒本人に関する個人的な相談もありましたが・・・)

 

個人的な部分は一切除いた上で、以下のように、返答させていただきました。

①「中級者」に染みついた”クセ””習慣”とは・・・・

・自分の考えや、やり方を変えようとしない→そのやり方が妥当なら問題ないのですが。

・人のアドバイスは一応は、聞くけど、それを受け入れない。

☆これらは、自分がこれまで、間違ったやり方をしていたと認めるのが嫌なので、悪気は

ないのですが、ついつい、無意識のうちに反論してきます。何かをアドバイスしても

「あっ、はい。でも・・・・・・・」と、それを受け入れない

 

②「中級者」が今後留意する点・・・・・・

・事実と向き合い、「変わる」勇気をもつ

・「変わる」とは、今までの自分をさらに”進化” ”バージョンアップ” すること。

今までのやり方を否定するものではない。進化させるためのもの。

 

以前、「通信」の中でご紹介せていただきました「Y.Rさん」。

1浪で聖マリアンナ医科大学、独協医科大学に合格した生徒です。

この生徒も、始めのうちは、典型的なこのような生徒でした。

高校3年間の評定は「4.9」。現役時代は、誰もが知る優等生。プライドもあります。

しかし医学部受験というくくりで見たら、土俵にすら上がれてませんでした。

当時、いろいろな経緯はありましたが、独り相撲をしていた自分にようやく気付き、私の

勧めるやり方で、基礎基本の徹底反復で、ひたすら前へ前へ突き進みました。気付けば、

10月から11月にかけての、マーク模試で、英語は200点満点を3回続けて達成しました。

 

この「Y.R」さんは、勇気をもって、自らを変えていきました。