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実力養成会の皆さん、保護者の皆さん、こんにちは。

今日はみなさんご存知のヒトも多いと思います。あの 実力養成会OB 間瀬泰我君(北

22期・現大阪医科大1年生)からもらった、メッセージを紹介させてもらいます。

「2015年合格したみなさんの笑顔」「実績」のところで・・・・で紹介されている生

徒です。

彼は、2浪でした。最終的に、大阪医科大学の他、日本医科大学、近畿大学(医学部)、関

西医科大学、金沢医科大学、兵庫医科大学に合格しました。

それだけに、説得力はあると思います。彼が、実力養成会のみなさんに、熱いメッセージ

を寄せてくれました。!!

ちなみに、大阪医科大学は、私立大学で、国公立とは単純に比較はできませんが、偏差値

的には北大医学部と同じくらいか、それより若干上です。

 

 

以下、原文のまま紹介します・・・・・・・・・

 

【全体的にやったこと】

①基本問題を早く正確に解けるようにした。

②志望大学を大阪医科大学に決めて、携帯の”待受”を大阪医科大学の合格発表の画面に切り替え、予定表の4月3日の欄に「大阪医科大学入学式」と書いて、後に引けない状態にした。

③一か月ごとに「やるべきこと」を予定表に書き込んだ。入試日から逆算して予定を立てた。

 

【数学】

①とにかく、「落としちゃならない問題」を早く正確に解けるようにした。

②「完全順列」「準円」「β 関数」など有名話題は結果を理解し覚えた。

(覚えることは本質でないが、知っていた方が安心感になる)

③何度も間違えた問題を単語帳にまとめて、何度も見た。

 

【英語】

①「アップグレード」「河合出版の正誤問題」で文法・語法をひたすらやった。

②毎日、DUOを聞いて、ひたすら例文暗記をやった。

③ひたすら音読をした。その際、「この It は、何を指す?」「強調構文なので何も指さない。」など読解ポイントも口に出した。(セルフ・ティーチング)

 

【化学】

①まとめノートを作り、模試が来るごとに、詰め込んだ。

②「充填率」「ミカエリス、メンテンの式」など導出が面倒なものは結果を覚えた。

③二段中和をワルダー法、ウィンクラー法と2つに分けるなど、とにかく分野を細分化することで初見の問題をなくした。このことを実践している参考書は「医学部の化学」(節田佑介)

④有機の構造決定は、ひたすら演習した。

⑤基本問題を早く正確に解けるようにした。基本問題において、分野に穴を作らなかった。

 

【生物】

①まとめノートを作り、模試がくるごとに詰め込んだ。

②論述は、文章ではなく、単語で覚えた。

③とにかく、生物用語を正確に覚えて、穴埋め問題や1問1答問題で点数を落とさないようにした。

 

【その他】

特に、医学部を目指してるヒトに言えることですが、成績が上がらないのは、先生やテキストのせいではなく、ムダに難しいことをやるからです。

今野先生がおっしゃるように、基礎基本が あっての応用 です。

実力養成会の皆さん、来年の合格を信じて、頑張ってください。

           

  間瀬 泰我

実力養成会の皆さん、保護者の皆さん、こんにちは。

本日、札幌日大高校で、第1回全統記述模試が実施されてます。これにより、全高校でこ

の模試が終了しました。そこで、数学の「講評・総括」をさせてもらいます。会員の皆さ

んは、改めて、以下にまとめた「講評・総括」を確認して、本日で、「振り返り」を完結

させて下さい!!

 

【総括】

■例年の第1回全統記述模試と比較して、点数は取りやすいです。

■第2問の平面ベクトルは、この時期、完答 しておかなくてはなりません。記述模試にしては、「ゆる過ぎ」とすら感じてしまう問題です。

■第3問の確率の(3)、第4問の三角関数の(2)、第6問の複素数平面の(2)の3題は、極めて、正答率が低くなっていると予想します。ここの出来、不出来が合否の境界線という意識でガッチリと復習し、完全マスターしてください。

■全体を通して、「図」をしっかりと描き、「図」と にらめっこしてた生徒が点数を上積みできたと思われます。

 

【第1問】<必須>独立小問集合/配点40点

・(1)(2)(4)(5)は、楽勝問題です。もし、ここで失点しているようならば、非常にマズいと意識しましょう。初歩の初歩です。教科書の例題そのものですぞ!!

・(3)は良問です。手が止まった生徒もいたことと思います。”解答・解説”には、書かれてませんが「合同式」で処理しても大丈夫です。しかし、ここは、「3で割った余り」をきいてるので、nを「3で割った余り」で分類して、いわゆる、逆からたどって、(nの2乗)+(nの3乗) が3で割り切れないか否かを チェック していく・・・・このような「逆算」の発想ができたか?・・・ここがこの問題のポイントです。

【第2問】<必須>平面ベクトル/配点40点

・全体としてみたら、標準的というかやや初級寄りの問題です。センターでよく見かける問題です。完答しておきゃなかならない問題です。

・(2)は一見、メネラウス?・・・と考えた生徒もいるでしょう・・・しかし、メネラウスは、”はまりません!!  ”        ここは実直に、s、t と置いてやるしかありません

・(3)センターでよく見る、超典型問題ですね。特に(ⅱ)の面積は王道中の王道!!

 

【第3問】<必須>確率/配点40点

まず、「やだなぁ」と思ったのでは? 特に(3)は、”9回繰り返し・・・”9回? となったと思います。みなさんの気持ちはわかりますっ!! でも冷静になって考えましょう!!本当に9回すべてチェックします? そこに、絶対、何かに着目させるんですよっ!!でないと「9回」なんてのは、いじめ以外の何物でもありません!!

・(1)「テーブルに球が置かれていない」⇒「赤が2回」

・(2)「リセット」が起こっているタイミングに着目!!

・(3)「リセット」を主語にして考える。すなわち、2回のあと初めてリセット、3回のあと初めてリセット、4回のあと初めてリセット・・・・このような、見方をすると9回のの後でも3パターにンなるのが見えてくる!!どうでしょうか?

【第4問】<必須>三角関数の応用/配点40点

・(1)前半は、”合成”で決まり。問題なしですね。後半は、合成により、”アルファ”が どのような定角であるか? もちろん有名角にはなりませんが、sin,cos の値で、だいたいの位置は、つかめます。60度~90度の間。この見当をつける部分が重要です。

・(2)(ⅰ)は、解説・解答にあるように、単位円(正確には半径ルート5の円)で考え、交点が3つ。すなわち、2個+1個、 この場合、どのゾーン で、2個 と 1個 が実現するか? ここがポイントですね。 このような問題は、やはり、単位円でビジュアル勝負です!!  (グラフでもなんとかなりますが・・・)

(ⅱ)難問です。この時期、既に、完答できていたならば、「東大レベル」と言えます。3個の解のうち、2個はy軸対称になっていることに気付かなければ、解けません。そこから、3つの解の和=180度 の事実 を受けて、3つの解のうち1つが(アルファ)の2倍になっていることがわかります。これを合成の元の式にぶち込めば、あとは「3倍角」で一本道です!! この問題は、いろいろなことが組合わせれています。とても高度な問題と言えますが、やはり、「y軸対称」に気付くという部分が肝です。やっぱり”ビジュアル”すなわち、目に見える形で、図とにらめっこ・・・・図が大事!!こういうことです。

 

【第5問】<選択>数列の極限/配点40点

見るからに、難しそうな印象を受けた生徒も多いはず。実は、そんなに難しくはありません。しっかりと図を描ければ、あとは、以外と教科書の章末問題レベルです。見た目で判断しちゃダメ!!という典型的な問題と言えます。

・(1)問題自体の見た目は、「難しそう!!」こんな感じでしょう。しかし、問題の条件を忠実に描けたら、すなわち、解答・解説にある図を描けたら、そのあとは、台形の面積公式にのっとれば、以外とサクサクいけます。

(2)不定形の処理!! 他に何もありません。

(3)まず、何はともあれ、アルファ2を代入でしょう。その後、ゴリゴリ計算。      そこで、nの(p-2)乗の極限を考えます。そこで、有限確定値に収束することを考えれば、pは2でなきゃならないことがわかります!!

 

【第6問】<選択>複素数平面/配点40点は、

(1)は、サービス問題ですね。これで、なんと、10点。「ごっつぁんですっ!!」

(2)(ⅰ)解答・解説は、メチャクチャ丁寧に、書いてますが、ここまでしなくとも、直感的にわかりますね? ただ1つの共有点をもつので「接する」時が分岐点となります。あざやかに、30度、60度、90度 となりますね。解答も、くどくど書く必要はありません。いつも、先生が言う「図から〇〇〇となることが読み取れる」で十分です。

(ⅱ問題の条件を読み違えた生徒が何名かいました!!「しっかりと慎重に読む」そのうえでやはり、図形的に考えるしかありません。(ⅰ)の図形を原点を中心にぐるっと回していく!!そんなイメージで考えてみてください。その際、βの虚部とアルファの虚部の大小関係を考えて、「はじかなければならない」箇所を丁寧にチェックしていけば、見えてきます。ただし、面積を求める際は、(全体)-(余計な部分) で行くしかありません。これは、積分の面積計算の時と同じ発想です。(ⅱ)正答率は、かなり低くなるはずです。意外と面積計算で手こずります。

 

2015
5/26

“ビリギャル”・・・・

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“ビリギャル”・・・・・・

学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて

慶応の総合政策に現役合格するという奇跡の実話です。

本は、ベストセラー、映画化にもなり現在上映中です。

 

先日、この映画を見た、高3生の「T.K」さんが、この映画の中の先生(坪田先生)が、今 

野先生にとても似ている・・・(見た目ではなく、接し方、授業の仕方、言い方) と教

えてくれました。

私も、興味を持ち、本を購入し、先程、読み終えました。

いゃぁ~~~・・・・・感動というか、身の引き締まる思いをしました。

このような本と出会うキッカケを作ってくれた、「T.K」さん、本当にありがとう!!

主人公の「さやかちゃん」は、高2の秋まで、まさしく、学年ビリでした。

その「さやかちゃん」と塾の「坪田先生」との二人三脚で、最後は、慶応大学総合政策部

に合格してしまうという、まさに奇跡のサクセスストーリーです。

仕事柄、どうしても講師目線で、読んでしまいます。

「坪田先生」の考え方は、私のとほぼ同じです。

心理学に裏打ちされた生徒対応、指導方針までも、全くと言っていいほど一致していま

した。「T.K」さんが私とこの坪田先生が似ている・・・・と言うのも納得です。

今度、近いうちに映画を見に行こうと考えています。

 

さて、講師経験が長ければ、尚更ですが、それなりの経験のある先生ならば、誰にでも、

このような経験はあると思います。

この”ビリギャル”は、主人公が「ギャル」であるという点。

出だしが「学年ビリ」という点。

そして合格したのが私立最難関の「慶応大学総合政策部」であるという点。

これらが相まって、ストーリーをさらに、ドラマティックにしてくれてますが、私にも似

たような経験は過去に何度もあります。

 

どんな時もぶれない、坪田先生の「ハート」。さらには、願掛けで「禁煙」までする坪

先生の徹底ぶり。

一方、どんな時でも、坪田先生を信じて、頑張った「さやかちゃん」の素直さと勉強に対

する謙虚な気持ち。「さやかちゃん」が坪田先生をここまで、駆り立てたともいえます。

まさに、運命の出会いとは、このことでしょう。

坪田先生もさぞ、講師冥利につきる!! という心境でしょう。

 

私は、禁煙外来に通いつつも、いまだ、禁煙できてません。

坪田先生を見習わなきゃなりません。

 

坪田先生の「人間力」が「さやかちゃん」を合格まで導きました。

私も、まだまだ成長していかなくてはなりません。

素直に、そう思えました。

合わせて、実力養成会全会員を絶対に、合格まで導かなくては・・・身の引き締まる思い

をしてます。 会員たちは、みな、我々を信じてついてきてくれてます。まさに、「さや

かちゃん」状態です。

 

最後に、本の中で、坪田先生の言ってたフレーズを紹介します。

実は、私が、いつも保護者の方に言うのと同じフレーズなんです・・・・

 

「子供が夢を語って努力を始めた時、親は、それを信じて温かく見守る。ただそれだけ

でいいんです。」

私も全く同感です!!!

 

 

 

 

実力養成会のみなさん、保護者の皆さん、こんにちは。

5月、最終週に突入しました・・・・・。

 

「夏を制する者が受験を制す」・・・・とばかりに、夏になっていきなりテンションが高

くなる 「にわか猛烈受験生」が夏になると、あちらこちらに出現します。

我々は、常に、毎日が全力勝負です。

 

 

「試練は、それを乗り越えられる者にしか訪れない」  by 川藤幸一

 

知っている人も多いですね。あのルーキーズで出てきた有名なフレーズです。

実力養成会の会員のS君から教えてもらいました。

 

いま、本気で勉強しなければ

一生のうちでやれる時期は、ほぼ皆無です。

一度くらい、君たちが自分の人生を賭けて

死ぬ気で勉強してみることがあってもいいと思いませんか?

君たちの夢をその手でつかみ取るために・・・・

合格を勝ち取るために・・・・・

 

できるか?  できないか?  じゃありません。

やるか?  やらないか?  です。

 

合格のための必要条件・・・・

 

「合格は、それを信じる者にしか訪れない」 by 今野佳之

 

2015
5/25

「教える技術」について

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多くの人は、「教えること」を単純なことだと考えがちです。

つまり、「教えるべき内容」があって、それを目の前にいる人たちにうまく伝えることが

できれば、それでOK!!と考えるからです。

さらに、やっかいなことに「教えるべき内容」が何であるかを分かっていれば、授業らし

きものは、それなりに成立してしまうんです。

なぜ、こうも簡単に授業が成立するのでしょう?

理由は、いたって簡単です。

まず、第一に、学校・塾・予備校・家庭(家庭教師)という枠組みで、この「教えるべき内

容のわかっているヒト」を「先生」として見ているからです。

第二に、学校現場では「先生のあんちょこ」と呼ばれる指導書の存在、塾・予備校では、

指導マニュアルの存在です。これらにそって進めていけば、ともあれ授業は成立してしま

うのです。

 

教育学的な立場に立てば、認知心理学、学習心理学、教育原理、教育方法論、教育評価学

などの理論に裏付けされ、知見に基づく「教える技術」なるものが古くから体系的に確立

されてます。これらは、大学の教育学部の教員養成課程で学生たちが勉強します。

もちろん「教える技術」は、専門書を読んだだけでは、身につくものではありません。

日々の実践が必要です。

ベテランの教師、講師が自信を持って教えてるように見えるとすれば、その自信のほとん

どは、単に長くやってきたので、それに慣れた、ということにすぎないのです。

先人たちの作り上げた理論に基づき、長い経験により何度も修正を加えられた正真正銘の

「教える技術」は、存在します。

 

「教える技術」を持っていない者

「教え方」について真っ向から教えを受けたことがない者

 

みなさんの周りには、このような「先生」はいませんか?