ニュース・ブログ

実力養成会の皆さん、保護者の皆さん、こんにちは。

実力養成会通信 第10号 で、現役生のセンターの点数の伸びを報告させてもらいまし

た。ある保護者の方から、浪人生は何点伸びるのか? という 問い合わせをいただきま

した。

そこで、今回は「浪人して、1年で、何点伸びるか?」についてお知らせします。

 

業界的には、1年浪人して15%伸びる!!!     

これが、定説となっています。

 

ある予備校の3年前の浪人生18000人のデーターを追跡調査した資料の一部をお知らせし

ます。

この資料は、内部資料なので、全ては、お伝えできません。

詳細は3者面談でお知らせします。

 

この資料は、現役のセンター本番の点数から、次の年のセンター本番まで何点伸ばした

か? というものです。

現役の時の点数を10点刻みにしてます。

例えば、現役の時のセンターの点数が、

680~689点だった生徒は翌年のセンター本番まで平均すると 60点伸ばしている。

というものです。

 

この資料で、最も点数を伸ばしていたのは・・・・・

630点~639点 だった生徒は、152点 伸ばしてました。

次が、570点~579点、だった生徒は、138点 伸ばしてました。

 

逆に、点数を伸ばしていないのは、

830~839 点、を中心とする、9割を超えている集団です。これは、当然と言えば当然で

す。

それと、以外なのは、

720点~729点、730点~739点の生徒たちが、それぞれ26点  29点しか伸ばしていない

という事実です。

 

この資料では、この得点の生徒たちは・・・・・・

旧帝大系(医学部除く)であればC判定

東大、京大、国公立医学部であればE判定

地方大学であれは、B判定・・・・というように、

様々な学力の生徒が混在し、中途半端な得点集団と分析してました。

すなわち、自分の立ち位置(春の時点での学力)が、つかみきれず、自分の身の丈に合った

レベルの授業(講座)を選択できなかった・・・・

具体的に言うと、春の時点の学力ではなく、志望校のレベルで取得授業を決めたことで、

生徒の学力と授業レベルのミスマッチがこのような状況を生んでしまった・・・・・・と

この予備校は結論づけてました。

なるほどと、私は、納得しました。

言われたら、まさに、その通りです。

 

ちなみに、全体で、かなりざっくりな話になりますが、

1浪 で101点

2浪 で49点

3浪以上になると 22点

が1年で伸びる点数の平均です。

 

上記数値は、あくまでも、平均です。

必ず、こうなるというものでは、決してありません。

皆さんの、努力とやり方で、いくらでも得点を伸ばすことは可能です。

特に、やり方は、先生たちが責任をもちますので、安心してください。

私が20代半ばのころ・・・・・

今から、実に30年前の話です・・・・

そのころ、私は、後志管内のとある町で、臨時教員をしていました。

今でいう、スパルタ教育、鉄拳制裁は日常茶飯事。

今の時代なら、問答無用の、懲戒免職。

とにかく、”力” で生徒をねじ伏せてました。

私の授業で、私語をする生徒は、もちろんいませんでした。

全校集会など、私が、ステージに上がった瞬間、体育館は瞬時に静まりかえってました。

今の、私からは、想像もつかないことと思います。

 

当時の、校長先生は、とがるだけとがってた私に「生徒の話に耳を傾けなさい」といつ

も、アドバイスして下さってました。私は、校長先生の話に「耳を傾けることなく」我が

道を突き進んでました。

 

「いかに、生徒をおさえつけれるか?」

「いかに、生徒を自分の意のままにコントロールできるか?」

これこそ、教師の力量のバロメーターだっ!!  と思い込んでました。

 

今の時代、”暴力教師”、”体罰教師”と呼ばれる人たちや、”それもどきの教員たち”は、

例外なくこのような考え方をしてます。

 

生徒は、私に怒られたくない、みんなの前で、血祭りにあげられたくない・・・・

その思いで、言うことをきくふりをしていただけでした。

 

その「ふり」を、愚かなことに、私は、

「生徒は、私の完全なる支配下にある」と勘違いしてました。(本当にバカの極みです)

 

「・・・・・・しているふり」では、何の解決にもなりません。

「・・・・・・しているふり」ではなく、「自分の意志で・・・・する」

でなくてはなりません。

そのように、生徒を仕向けるには、やっぱり、「耳を傾けることでした」

40代になって、分かりました。

 

そして、50代になり、今では、心の底から、そのように思ってます。

ですから、私は、常に、生徒の話に耳を傾けてます。

思えば、当時の校長先生も、

今の私と、同じくらいの年齢でした。

 

過去に、

親に行けと言われて、北大志望にしました。

とか、

浪人であるにもかかわらず、志望大学、志望学部を決めれない生徒もいました。

 

最近の、生徒を見てて、思うのが、「決断できない生徒」が多いということです。

「決断力がない」「決断できない」とは、言い換えれば、「自己主張ができない」という

ことです。

このような生徒は、例外なく、お母様、お父様の態度にその原因があります。

しかし、お母様、お父様は、子供本人の資質に問題があると、勘違いされてます。

 

子供が自分の意志で決めたことを ”それはダメ” と否定したり、子供の意見を無視し

て、”こうしなさい” というような言い方をいつもしています。

自分の意思が通らないことが、度重なると子供は、”言ってもムダ”と思うか、

“自分の意見が間違っている”と考え、結果として自分の意見を主張しなくなります。

そんな子供を、お父様、お母様は、「自分の子供は、一体、何を考えているのか、わから

い」と嘆きます。

挙句の果てには、自分の子供を宇宙人扱いするお母様もいました。

 

自分の意志で決めたことは、子供は、当然、自主的に行動を起こします。

自分の意思を尊重される、喜びをを知った子供が、行動力をグングン伸ばせていけます。

 

自分の子供に対して、

自分のことなのに、全然、決断できない・・・・

自分のことなのに、はっきり意見をいえない・・・・・

と、思っている方もいると思いますが、

子供、云々の前に、

いままで、子供に、決断させる場を与えてたでしょうか?

いままで、子供に、主張の場を与えてたでしょうか?

 

最後に・・・・

「こんなことも出来ない」は「こんなこともやらせてない」からです。

 

 

 

 

 

 

 

実力養成会のみなさん、保護者のみなさん、こんにちは。

昨日は、高卒生のYクン、Nクンと面談しました。

2人とも、今回の結果は、目標に届きませんでした。

今野に、手厳しいことを言われると思ってたのか、面談前は、かなり険しい表情をしていました。

 

生徒に限らず、我々、大人も含めて、極度に”失敗”を恐れすぎてはいないでしょうか?

そして、失敗を許さない空気が、いたるところで、蔓延しているように思います。

「それは、無理だろう!! 辞めた方がいい」

「ダメでしょ!! ちゃんとやらないと」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

そんなこと、失敗したっていいじゃないですかっ!!

失敗から学ぶことだって、たくさんあります。

むしろ、失敗しなきゃ学べないことだってたくさんあります。

最後の最後に「合格」を勝ち取るためには、「失敗」は、絶対に必要です。

 

「失敗したら、どうしよう?」

まだ、起こってもいないことを、あれこれと心配することで、前向きな気持ちは、ドンドン失われていきます。

失敗したら、超マズい・・・・。これでは、ますます萎縮します。

思い切って行動を起こさないから、「学習」もできません。

 

「失敗」は、決してマイナスじゃありません。

「この方法じゃダメだ」ということがわかったんです。

これは、一つの発見、前進 そのものです。

 

ですから、目標に届かなかったからと言って、

私は、生徒、決して責めません。

生徒を、決して叱りません。

変に、なぐさめたりもしません。

 

この結果を、どう活かすか?  です。

 

実力養成会のみなさん!!

我々は、絶対に合格しなきゃなりません!!

合格のために、ドンドン、失敗してください!!

先生たちは、君たちの失敗を、積極的なチャレンジの結果 として捉えてます。

 

偉そうに、言ってる、今野だって、この年になっても、結構、失敗の連続です。

 

 

先月、北空知のある町のクリニックで、検査、診察をしていただきました。

このクリニックは、私が普段、指導させてもらっているT君のお父様が経営なさっている

クリニックです。

T君のお父様、お母様のご厚意により、一患者として、お伺いさせていただきました。

3者面談の際は、いつも、ご夫婦でいらっしゃってました。

クリニックで拝見した、お父様、お母様は、3者面談の時とは、打って変わり、

“凛”としていました。

院長先生の元、テキパキと、動き回っているスタッフの方々。

地元の患者さんと、にこやかに、話をされている院長先生・・・・・

 

これぞ、地域に根ざした、地域住民に愛される、この地域になくてはならない、

かけがえのない医療機関なんだ!! というのが、すぐ、感じ取れました。

 

のどかな田園風景にあるこのクリニックと、

T君の温厚な人柄が私の中で完全に重なりました。

「ほっこり」とした気分になったと同時に、

T君を絶対に合格まで導かなければと身の引き締まる思いをしました。

 

 

追記

このブログをご覧になっているT先生・・・・・

すみませんっ!!

禁煙・・・・まだ、完全に、禁煙できてません。

薬は、しっかり、毎日、飲んでます。

近いうちに、お薬をいただきに、そして、禁煙できていないことで、怒られに、

お伺いします。

出来の悪い、患者より