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数学の問題を解いてます。

なかなか手ごわい問題です。

 

あきらめて、すぐ解答を見る生徒もいれば、納得のいく解答を導き出すまで、何時間も考

え込む生徒もいます。

 

10分を限度として、解法を暗記してしまう生徒もいます。

これは、これで「あり」だと思います。

何せ、「数学は暗記だ」とおっしゃる学者さんも多数いますので・・・・

時間効率を考えれば、効率的です。

 

私は、例え2時間かかっても、自力で解けるまで問題と向き合うことを、勧めるタイプ

です。

10分で解答を見て、暗記した生徒と、2時間かけて自力で正解にたどりついた生徒では、

その後の定着力、応用力も全く変わってきます。差は歴然です。

 

前者は、確かに効率的です。効率重視なら問答無用の前者です。

しかし、覚えた解法が通用しないのが、難関大学の入試問題です。

 

一方、後者は、時間効率は圧倒的に悪いです。

しかし、試行錯誤を繰り返しながら複雑な問題をひも解いていきます。

こういう積み重ねの中で、解法の本質を学びます。

他教科にも通じる”考える”行為自体を習得していくのです。

 

「考える力」は、才能じゃありません。

誰でも、思考の訓練により磨くことのできる力です。

そして、「考える力」は大学でも、社会でも役立ちます。

 

私が、2時間かけても自力で問題と向き合うことを勧める理由は、ここにあります。

 

 

 

実力養成会の皆さん、保護者の皆さん、こんにちは。

第1回全統マーク模試の成績表が返却されました。

実力養成会には、既に、「A判定」がついてる生徒もいます。

もちろん、浪人の先輩たちです。

900点満点で800点を大きく超えている生徒、700台後半の生徒たちです。

この生徒たちは、今年の春、不合格でした。

しかし、実力養成会をまた、選んでくれました。

 

以前の実力養成会通信の中で「本番力」ということで、書かせてもらいました。

この生徒たちの課題は「本番力」です。

【この生徒たちの課題】 = 【今野佳之 の課題】  です。

 

あらゆる模試で、ほとんどA判定・・・・

本人も、周りも、「絶対、大丈夫!!」 と信じて疑いませんでした。

しかし、結果は 不合格・・・・何より本人たちが、一番信じられなかったはずです。

この3人は、国立医学部志望です。受験に「絶対」は ありません。

 

さて、この3名(現時点で既にA判定をとっている生徒、すなわち、700台後半をコンスタ

ントに達成している生徒限定です)の 指導方針をお伝えします。

 

特に、苫小牧在住のM君のお父様、お母様、小樽在住のS君のお父様、お母様、そして、釧路在住のM君のお父様、お母様に以下を捧げます。

 

■「センター対策」

・「キレ」をこのまま、維持させるために、コンスタントに「センター演習」を実行。

⇒ ちょうど、包丁の「キレ」を維持するために、包丁をひたすら、研ぎ石で 研ぐ!!         こんなイメージです。 

・時間内で、ミスなく、パーフェクトに処理する訓練。”難問”をやる必要は全くありません。とにかく、標準問題です。制限時間の0.75倍 ← ここがポイント です。

・これらのトレーニングをひたすら、愚直なまでにやらせてます。

 

■「2次対策」・・・・ここが、最大のポイントと認識してます。

・「記述模試」を積極的に受験する。「むやみ、やたらに」ということではありません。

当面、東進の「東大本番レベル模試」を受験してもらいます

・これらの模試受験を通して、本番に近い演習を数多く積むことによって、得点能力を高 め「勝てる勉強」を体に刻み込ませます。これは、どちらかというとメンタル的な要素が強くなりますが、模試という勝負に勝つという経験をしてないがために勝つということがどういうことなのかが、体でわかっていないから、本番で力を発揮できなかった・・・それにより、ギリギリのところで落ちた

「今は、まだ本番じゃない・・」という感覚が体にしみついてしまってた・・・私自身がそういう気持ちだったから、生徒も自然とそうなっていったのでないか・・・このように反省しています。

勝つために必要な試験最中の闘争心、集中力を本人たちの中に、かり立てながら、試験本番までに、維持させ、「勝ちに対する執念」を持たせていきます。

・過去問演習は、既に、実施、継続しています。赤本がメインテキストです。

・「難問」「奇問」は、完全スルーです。標準的な「良問」をしっかりと演習させていきます。

・防衛医科大学に照準を合わせる ← 本番前の調整受験ではありません。「勝ちにこだわって受験させます」10月31日の1次試験当日までに、仕上げます!!

ここで、「合格」をもぎ取り、自信をつけ、勢いに乗って、一気に、本丸まで駆け上がらせます。

 

 

以前のブログ「スキー教室にたとえると・・」における上級者に対する戦略です。 

我々の、「本気」をおわかりいただけたと思います。

 

 

 

 

「無理」「ムダ」「失敗」「最悪」「キモイ」「ウザい」「死ね」・・・

子供たちは、毎日、毎日、このような言葉「マイナスイメージの言葉」をテレビ、新

聞、雑誌、ライン等々から浴びせられ続けていると思いませんか ?

というか、氾濫しすぎていると思いませんか ?

 

受験生にとっては、おなじみの 「速読英単語/必修編」(改定第5版)の英文

“20 子供に危険を伝える方法” の中でも 

“もし、子供が恐ろしいコメントに日常的にさらされてしまうと、彼らは不安な態度を身につけるようになる可能性が高い。予想は反復によって練り上げられ、否定的な考え方は、すぐに循環的になり得る” と筆者は断言してます。

 

ですから、私は、マイナス言葉は避け、プラス言葉を多用するように心がけてます。

「やればできる」「努力」「楽しい」「成功」「夢を実現する」「きらめく」「わくわ

くする」「可能性は無限大」「夢にきらめけ!! 明日にきらめけ!!」等々です。

どうです?

これだけで、「ポジティブ」な気分になりませんか?

 

 

実力養成会の皆さん、保護者の皆さん、こんにちは。

 

2016年、東大が推薦入試を実施します!!

一方、京大は、特色入試を実施します。

いまや、日本中にある全大学の99%が 推薦もしくはAO入試を実施する世の中です。

今年は、センター入試を新たに課す大学・学部が増えるなど、特に”変更点”が目立ちます。概略をしっかりと確認し、早めの決断、早めの対策が必要です。

推薦、AOを決断した生徒は

夏休み前に、学校の担任の先生にしっかり意思表示しておきましょう!!

夏から、本格的に面接・小論の対策に本腰を入れましょう。

ちなみに、北嶺の進路指導は、夏の全統マークで700前後の生徒は、旭医AOへシフトさせます。札医推薦なら720突破が大前提です。

今から言っておきます。秋になって「センターが伸びないから、推薦にしてみよう」というのは、考えが甘すぎます。結果は見えてます。(ただし出願は本人の自由です)

旭医AO、札医推薦の合格者たちは、一般で受験しても合格するような生徒です。

今年の札医推薦合格者のセンター平均は”760″前後と言われてます

 

いずれにせよ、推薦、AOの出願を決めたとしても、受かる、落ちるは、「時の運」という発想がとても重要です(旭医では740以上、札医では750以上は、達成してる前提の話)ですから、「落ちる」ことも想定して一般受験の準備もしておきます。この部分のメンタルの管理がとても難しいです。

具体的に説明します・・・・

旭医AOに出願したとしましょう・・・発表は、2次試験の2週間前です・・・一般試験に出願しているとはいえ、ほとんどの生徒は、2次対策は手につかず、センター後は、燃え尽き症候群になるでしょう・・・・。浪人となった時、2次の追い込み時期に数Ⅲをやってなかっのが大きな痛手となります、浪人としてのメリットのはずが、デメリットになり、これがアキレス腱となります・・・・実は、とても怖いことです。

 

というように・・・・・・

推薦、AO入試は、メンタルの管理が非常に難しいです。

安易に考えるなら、出願しない方がむしろ安全です!!

 

実力養成会では、推薦、AO入試についても、小論文、面接指導、そして、本人のメンタルのケアも含め、真正面から取り組んでます。

「少年と高齢者のふれあい授業」・・・・・・・

地域の高齢者のもつ、様々な知識、技術を子供たちへ伝承しょう・・・・

「田植え」「竹細工」「しめ縄作り」「そば打ち」「花壇作り」「山菜取り」・・・・

 

私の、若き日の、臨時教員時代の話です。

全校生徒26人のへき地校での話です。

赴任してすぐの職員会議で、私は、この企画を提案しました。

「田植え」とか「しめ縄作り」など、今となれば、ポピュラーですが、

30年前の、超へき地校では、画期的なものでした・・・・

 

「田んぼを提供してくれる農家さん、いる?」「刈り取ったあとの、はさかけは?」

「稲は?  農家さんとの交渉は誰がやる?」

「竹細工の、竹(根曲り竹)はどうする? 」「まさか、とってくるとか?」

「どっから、とってくる?・・・・営林署の許可は?」

「山菜とり?  たらんぼの芽のテンプラ?  ・・・火は危険でしょ?」

「高齢者の人たちへの”講師謝礼”は?  どこから出す? (予算上)」

 

まぁ、こんな感じで、企画は「おもしろうそう」だけど・・・

前例のないこと・・・として、その場は、却下されました。

自分の仕事を増やして、さらに忙しくするだけ・・・・

何か、トラブルが発生したら・・・学校だけに、慎重になります。

「前例のないこと」・・・

何かにつけて

「前例のないこと」・・・・

最終的には

「前例のないこと」・・・・・

 

日本古来より「言霊」という考え方があります。

言葉には、霊的な力が宿る・・・・という考え方です。

 

どうしても、「少年と高齢者のふれあい授業」を実現したかった私は、

必ずできますっ!!と公言しました。

この時、内心、不安でした・・・「出たとこ勝負」で勢いで言いました。

すると、校長先生も最終的には賛同して下さり、いかに、成功させるか?

という議題で、議論を 重ねました。

結局、町教委 からも goサイン  が出ました。

 

最終的には、その活動が認められ、道教委 からも評価され、次の年から「補助金」もつけてもらう

までになりました。

 

 

「有言実行」・・・・・

この「少年と高齢者のふれあい授業」は、私、今野にとって「有言実行」の最たる例、

というか、「原点」とも言える「出来事」でした。

世の中に、公言して力に変えてる人たちって、たくさんいますよね。

 

私は、生徒へ

「必ず、できる」と口に出させてます!!