ありがたいことに、この『実力養成会通信』は、
公立・私立を問わず、現場で指導されている学校の先生も見て下さってます。
今日は、その辺の部分を意識した内容とさせてもらいます。
言うまでもなく・・・
教科書では、不定積分は”微分の逆操作”として導入されてます。
しかし、ご存知のように、歴史的にも、数学的にも、
積分は“区分求積法”で定められるものです。
積分が微分の逆演算であるという事実は、
積分の定義ではなく、証明されるべき結果です。
現実に高校の教科書では、”区分求積”は、こういう考え方もある、という
何とも、不可解な扱いしか受けてません。
現行の教科書では、計算技術上の簡略さを求めるあまり、
基本的で本質的な考え方を曲げてるのです。
とはいえ、平均的な高校生を想定して作成された教科書である以上、
定理、公式に従って解きなさい、という方法を取らざるを得ないのが、実情でしょう。
いわゆる”ごまかし”の手段です。
おそらく、学校現場の先生たちも、
“思い”は、きっと同じだと思ってます。
でっ・・・・・私の場合は、というと・・・・
教科書による”しばり”は、受けませんので、
『微積分を考えて意味の分かる身近な存在』を目的として、
時には、大学数学の内容も、ドンドン生徒へ伝えていってます。
そうすることで、生徒たちは、
大学入試問題の背景も見えるようになります!!
本日も、最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。