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ありがたいことに、この『実力養成会通信』は、

公立・私立を問わず、現場で指導されている学校の先生も見て下さってます。

今日は、その辺の部分を意識した内容とさせてもらいます。

 

 

言うまでもなく・・・

教科書では、不定積分は”微分の逆操作”として導入されてます。

 

しかし、ご存知のように、歴史的にも、数学的にも、

積分は“区分求積法”で定められるものです。

 

積分が微分の逆演算であるという事実は、

積分の定義ではなく、証明されるべき結果です。

 

現実に高校の教科書では、”区分求積”は、こういう考え方もある、という

何とも、不可解な扱いしか受けてません。

 

現行の教科書では、計算技術上の簡略さを求めるあまり、

基本的で本質的な考え方を曲げてるのです。

とはいえ、平均的な高校生を想定して作成された教科書である以上、

定理、公式に従って解きなさい、という方法を取らざるを得ないのが、実情でしょう。

いわゆる”ごまかし”の手段です。

 

おそらく、学校現場の先生たちも、

“思い”は、きっと同じだと思ってます。

 

でっ・・・・・私の場合は、というと・・・・

教科書による”しばり”は、受けませんので、

『微積分を考えて意味の分かる身近な存在』を目的として、

時には、大学数学の内容も、ドンドン生徒へ伝えていってます。

そうすることで、生徒たちは、

大学入試問題の背景も見えるようになります!!

 

 

本日も、最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。

 

 

 

 

 

これも、また、読み直しの一冊です。

筆者は、あの有名な東大の山本教授。

高校教科書を執筆されてる先生のひとりです。

 

 

~~~本文より抜粋~~~

東大入試の日本史の問題は、細かい知識を問うものではなく、

歴史の大づかみなとらえ方や史料や文献を読んで、歴史をどのように解釈するか?

ここを問うことが多いのです。

これが「東大流」です。

(中略)

歴史学は、日々進歩してます。

固定的な歴史観は、それを邪魔することにもなりかねません。

あくまでも、史料の正しい解釈を追及することです。

~~~~~~~~~~~

 

さて・・・・

鎌倉幕府の成立が『イイクニ(1192)』ではないという説は、

今となれば、有名な話ですね。

 

1180年説

すなわち、幕府を朝廷から自立した武家政権と捉える立場。

1185年説

武家政権が全国政権になることを幕府の成立要件ととすれば、全国に守護・地頭を置いた

年とする立場。

 

この二つが、今では、有力な説です。

 

この辺の部分も、明快に説明されてます。

 

 

 

それで・・・・問題は、室町幕府なんです!!

 

実は・・・・私自身も、生徒に、指導しながら、

室町幕府の成立年については、何か、スッキリとしない、

モヤモヤとしたものを感じてました・・・・・・

 

しかし・・・この本のおかげでとても、スッキリしました。

 

本文より抜粋~~~~~~~

北朝の光明天皇は1338年8月、尊氏を征夷大将軍に任命します。

『征夷』でありながら尊氏が鎌倉ではなく京都にとどまったのは、吉野の南朝に対抗する

ためでした。

この時、室町幕府が成立したといっていいのですが、実は、室町と言うのは、

『花の御所』と呼ばれた三代将軍足利義満の邸宅が建設された場所です。

また、多くの研究者は、尊氏が征夷大将軍に任命されたときよりも、基本法である

建武式目が定められたことの方を重視し、1336年に実質的室町幕府が成立したと考えて

ます。

教科書に、室町時代の成立年が、はっきりと書かれていないのは、このためです。

 

~~~~~~~~~~~

 

 

日本史愛好家としてみたら、興味の尽きない一冊です。

 

 

 

本日も、最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。

 

 

 

 

空間ベクトル、『直線』『平面』は、確かに教科書では、”扱い”は薄い・・・・

4step、サクシードでも、気持ち程度の量、バリエーションしか扱われていない(泣)

しかし、難関国公立大や早慶などの難関私大においては、頻出だ!!

 

座標空間における、”直線” ”平面” ”球面” の本質と相互関係を

しっかりと理解することで、

空間ベクトルの問題を解く上で解法の幅も広がるし、

この領域は、得点源にできる領域でもある。

 

私が、この領域で、最も大切にしてることは、

生徒が

直線とは、無数の点が直線状に並んだ集合体。

平面とは、無数の点が平面状に並んだ集合体。

このような、感覚を持って問題と向き合えるようになる!!

ことだ。

 

 

それと・・・“図”を積極的に書くということだ!!

“図”を書けないと、イメージが出来ない・・・・

イメージが出来ないから、手も足も出ない・・・・・

 

 

この日の指導では、まず、直線、平面の本質について再確認した!!

でっ・・・・早速、この”良問”に取り組ませた!!

生徒の答案だ!!

“図”の有効活用が出来ていない・・・・

いかに、”図”を活用するか?

いかに、自分にとって都合のいい図を描くことが出来るか?

課題が明確となった!!

 

実は、ほとんどの生徒は、”図を描くこと” は慣れてなく、苦手とする部分でもある。

 

 

生徒が『自分の都合のいい図へ書き換える』ようになるためには?

 

講師自身が、普段の指導で、そのような図を描いて、示すことだ。

 

だから、生徒にとって、分かりやすい図を描くと言うのは、

数学講師にとって、基本動作の一つと言うこと。

 

 

本日も、最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。

 

 

 

今朝の道新『朝の食卓』です・・・・・・

 

次の一節に、心惹かれるものを感じました。

 

『・・・思えば、今だって一瞬先さえ分からない有限の時間を一歩一歩重ねながら進んで

いるのだった。肩の力を抜いて、深呼吸して、流れのままに身を任せよう・・・・・』

 

 

『歴史ある場所を巡る』・・・・・是非とも、有珠に行ってみたいと感じた。

 

 

本日も、最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。

 

 

 

春休み中・・・・

共通テスト予想実戦問題集、全科目3回分解いて、

徹底的に共通テストに特化して勉強してた生徒です。

 

その生徒のコメントです・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

春休み中は、共通テストに慣れる!!

これをテーマにして頑張りました。

リーディング、リスニングはなれたら・・・割と簡単に思えるようになりました。

それでも、倫政は、なかなか取れません(泣)

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

共通テスト対策・・・・・インプット(知識・基本の習得)とアウトプット(実戦演習)は、

同時進行ですからね!!

 

 

 

さて・・・下の画像は、あるトップ校の高3生に配布された学年通信です。

 

年間の数学の授業計画の表になっています!!

 

学年通信ということで、内部生、及び保護者向けの文書なので、

書かれてある内容については、修正液で消してます・・・・ご了承の程、願います。

 

 

この表には、

例えば、4月であれば・・・

数学の授業数がどれだけあって、どこの単元・領域の授業をやるのか?

具体的な学習内容と学習の狙いは?

その単元・領域の授業により、数学の先生たちが目指してる(生徒の)資質、能力は

何か?

さらには・・・・何を持って評価するのか? その観点と方法は?

 

こういったことが詳細にわたり、克明に書かれてます!!

 

 

これは、このトップ高に限った話ではなく、

どこの高校でも、普通に、当たり前のように、作成されるものです。

私も、臨時教員時代、このような計画表、指導案なるものを作成してました。

 

 

 

何が言いたいのか?    と言うと・・・・・

 

君たちが知らないだけであって・・・・

実は、学校の授業は、このように、緻密に作成された、年間授業計画によって、

粛々と行われてるという事!!

 

仮に、1回の授業で、教科書で20ページ進んだとしても、それは、当初の予定通りで

あって、先生たちが、勝手に進めてるものではなく、あくまでも、緻密に計画された”年

間授業計画”によるものであるということ。

 

 

 

さらに言えば・・・・・・

進み方が早い、

復習が大変、

ついていくので精一杯、

 

などと弱音を吐きたくなる気持ち・・・・分かりますが、

 

学校の先生たちも、そうなる君たちは想定したうえで、

『この困難を乗り越えてこそ、〇高生だろう!!』

このような気概で指導されているという事!!

 

 

特に、高1生の皆さん・・・・

来週月曜日からいよいよ、高校の授業がスタートしますが、

最初の一週間は、オリエンターション的なモノになり、

本格的にスタートするのは、来週後半あたりからでしょう。

 

何度も、言ってますが・・・・

 

 

『本気で予習!!』

 

 

 

本日も、最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。