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著者は、今回の大学入試改革を『前代未聞の教育改革』と称してます。

変わるのは、大学入試ばかりではない。

 

学校教育は、『知識の習得』を中心とした従来の学習から『知識の活用』を目指すスタ

ルへと大転換をする・・・・

 

とかく・・・大学入試に目がいきますが、

学校教育、特に、現場の先生たちにスポットをあてた一冊です。

 

新学習指導要領では『知識の習得』⇒ 『知識の活用』がおおきなテーマだそうです。

筆者は、具体的にこのように言ってます!!

例えば・・・・・日本史であれば・・・・今後の定期試験では・・・・

『江戸時代の三大改革と田沼意次の政治を比較し、あなたであればどのような経済政策

とりますか?』

という出題になっていくのだろうと・・・・

三大改革も田沼意次の政治も、日本史の中では、必須の暗記項目です。

何年に何があったか?

誰々が〇〇をした・・・・という史実ではなく、

『自分の考えを持つ』

そして

『自分の考えを論拠をもって表現する』

という部分が評価されていくとのことです。

確かに、過去の大学入学共通テストの数学の試行問題も、基本的には

このような感じです!!

 

 

さて、日本史のこのような正解のない『問い』に対して、

生徒個人が自分なりにどう考えるか?

ここを重視しようというのが新学習指導要領の目玉とのことです。

 

筆者が、強調してたのは、『正解のない”問い”』

 

正解がひとつではない、ということは、様々な考え方が正解として認められ得る。

ですから、ザックリ言えばどの答えを選んでも、間違いではありません。

だからこそ、『自分軸』をはっきりさせなければならないと筆者は言ってます。

 

 

私は、今までの教育を否定するつもりはまったくもって、ありません。

しかし、時代の変化、社会の変化は、加速度を増してます!!

これは、紛れもない事実です!!

 

 

正解のない”問い” とどう向き合っていくか?

結局、ここなんでしょう・・・・・

色々と考えさせられる一冊でした。

 

今日も、最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。

 

 

私大医学部を志望する生徒、保護者の方にとって、

岩手医科大学・・・・・当然、視野に入ってると思います!!

 

札幌受験も可能ですし・・・

地理的にも・・・・

そう遠くはありませんし。

入りやすさ・・・・という点からも。

 

決して、誤解のないように!!

 

そもそも、医学部で入りやすい大学というものはありません!!

“最難関とされる医学部受験”と言う土俵で考えた時に・・

という前提のもとでの話です。

 

 

実力養成会の会員で、過去に

札医合格、岩手医科大学不合格 という生徒もいました!!

ですから、岩手医科大学は、そう簡単ではないと、ということです!!

 

 

さて・・・岩手医科大学・・・・・

入学者のほとんどは、追加合格の生徒です。

正規合格で入学してる生徒は数えるほど・・・・

 

正規合格の生徒は、国立医学部合格者であったり、

さらに難関私大医学部合格者であったり・・・・・

 

それで、合格を辞退し、

追加合格が、ドンドン繰り上がって、繰り上がって、合格していくわけです!!

実力養成会の岩手医科大学合格者は過去に7名います!!

 

7名、全員が追加合格です!!

 

私大医学部の正規合格・・・・それは、ほんのほんの一握りの生徒たち・・・・

実情は、入学者のほとんどが追加合格の生徒たち。

 

さて・・・・私大合格者”絞り込み”ですが、

医学部追加合格にも、影響が出てると聞きます。

 

従来だと、補欠合格ということで、『番号』も通知されました。

その順番で繰り上がっていくという数字です。

 

今は、ほとんどの大学で通知されてないそうです。

ある医療系予備校の講師をしてる友人から聞いた話です。

 

ですから・・・・追加合格の電話待ち・・・・・いつ来るか全くわからない!!

本当に、本当に、精神的にしんどい、

まさに、『針のむしろ』状態が3月末までつづきます。

 

岩手医科大に追加合格した生徒の保護者さまからいただいたメールです。

この生徒に追加合格の電話があったのが3月11日、地下鉄に乗ってる時だったそうです。

実力養成会の過去の例では、入学式の前日に追加合格の電話がかかってきた!!

既に、4月でした。本人、ご家族は完全に落ちたもんだと思ってたところに、吉報が!!

こういうケースもありました!!・・・・・もちろん私大医学部です。

 

 

実力養成会には、私大医学部を第一志望としてる生徒がいます。

今から、しっかりと覚悟しておくように言ってます!!

 

 

 

今日も、最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。

 

 

 

『一揆』というと

農民が桑や鋤をもって蜂起する姿を思い浮かべるのではないでしょうか?

 

間違いではありませんが、それは、江戸時代に「支配者」から抑圧されていた人たちが起

こした非合法の抵抗運動(百姓一揆)に過ぎません。

 

『一揆』とは、人々が自発的に形成した共同体だとか、こうした共同体による自由な活

の事をいいます!!・・・・・・

 

教科書の『一揆』についての説明です。

漢和辞典で、『一揆』の『揆』を調べると・・・・

【はかりごと、心、気持ち】と書かれてます。

 

『一揆』とは、もともと心を一つにして団結すること、

もしくは、ある目的を全員で共有し、そして集団を結成することを言ってました。

 

 

物事を”力”で解決しようという風潮の高まっていた中世(とりわけ室町時代)には、

各階層で目的に応じて、さまざまな一揆が行われました。

あわせて、分割相続から嫡子単独相続が進み、その結果、従来の血縁関係よりも地縁的な

結束が優先されてたというバックボーンもありました。

 

 

徳政一揆

国人一揆

一向一揆

法華一揆

 

一揆は、実力社会であった中世を象徴してたと言えるでしょう。

 

この部分は、しっかりと押さえなくてはならない部分だと思います。

 

 

“惣村”・・・・・中世の農民たちが自らの手で作り出した自立的、自発的な村。

根底に、”一揆” の意識があったんですね・・・・・・

 

われわれ日本人の持つ『仲間意識』ってやつです。

 

 

今日も、最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。

 

 

 

 

◎札幌北高校1年生の指導例をご紹介させていただきます!!

 

教科書、4step も使ってますが・・・・学校の先生の独自の問題(入試問題)を用いなが

ら、授業が進められてます。単なる入試問題の解説と言うことではなく、深く掘り下げ

て、問題を色々な方向から、見ていってます!!・・・理想の授業スタイルだと思います。

北高だから出来るんでしょうね・・・・

まずは・・・・前回の復習から・・・・・

本日のテーマは、『正弦定理』と『余弦定理』

本日も、最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。

 

 

 

いつも、書いてますが、受験日本史・・・・教科書が全てです!!

いろいろな学説が出てきてるので、紛らわしい話も耳にしますが、

受験日本史は、教科書がすべてのよりどころです!!

ここだけは、はき違えないようにお願いしますね。

 

 

さて、今日は、アマチュア歴史愛好家という立場で、書かせてもらいます!!

 

近年、『聖徳太子は実在しなかった』という学説まで飛び出してますね。

 

まぁ、この聖徳太子にまつわる話は、今に始まったことではありませんが、

実在してたにせよ、聖徳太子の功績についても、本当に本人によるものなのか、

今となれば、かなり疑問視されてるのが実情です。

 

 

こういった学説の背景にあるのは、天皇支配の正当性です!!

 

天武天皇が、壬申の乱後、失墜した天皇の権威を回復しようとして、

天皇家の血をひく人物の功績を世の豪族たちにアピールするために、

聖徳太子が誕生した!!というか、豪族たちを納得させるために、

聖徳太子が必要だった・・・・・こういう論理です。

 

 

で・・・・さらには・・・・

大化の改新そのもの自体、なかったのでは・・・・

と主張する学者さんたち(原秀三郎先生他多数)が続出してます・・・・・

乙巳のクーデターは、間違いなく、起きました!!

 

そういった、学者さんたちの主張を聞くと(読むと)・・・納得するんです・・・・

 

『当時の、実情を考えたら、そうなるよなぁ・・・・』

となるんです・・・・

 

この辺の部分を少しだけ書かせていただきますと・・・・

 

当時は豪族連合政権の世の中。

蘇我本宗家が倒れたからと言って、中央集権の律令国家と言ったって、豪族たちはそんな

こと聞かないっ!!

“改新の詔”は、私有地、私有民など豪族の利権をそっくりそのまま奪うもの。

そんなこと豪族たちはきくはずもないし、もし、そうなったら彼らは、当然、巻き返しを

図る!!・・・・・

クーデターが、成功してすぐに、改新の詔を出せるはずがない。

改新の詔は、数年たってから、段階的に出されたもの・・・・・

大化の改新自体なかった!!・・・・・大化の改新は、時の勝者が作り上げた”美談”と学者

さんたちはみな一様にこのようにおっしゃってます。

 

 

 

NHK BSチャンネルで、『BS歴史館』というテレビ番組があり、大ファンでした。

番組冒頭のナレーションがとても大好きなんです・・・・・

歴史・・・・それは、history

history・・・・それは、 his stoty

では、his とは?

それは、勝者。

 

なるほど・・・・・

 

 

 

今日も、最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。