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「人は、光を当てた部分が大きくなる」

ある、著名な教育心理学の先生のお言葉です。

私も、今までの指導経験を通じて、全くの同感です。

 

生徒の強みにスポットライトをあてる・・・・・・

 

「ここが、〇〇クンのいいところっ!!」

と言ってくれる存在が、周りに一人でもいることは、

その生徒にとって大きな意味のあることであり、かけがいのないことです。

 

実力養成会の先生はみな、生徒の強みにしっかりとスポットライトを当ててくれます。

いつも、みんなの「強み」はどこかな・・・と考えながら、指導させてもらってます。

実力養成会の皆さん、保護者のみなさん、こんにちは。

今日は、実力養成会並びに、今野の今年度の決意表明です。

 

大学入試、特に医学部入試は、熾烈な戦いです。

生徒は、命を削る思いで、日々頑張っています。

札医のある先生は「2回入試を行うと半分合格者が入れ替わる」とおっしゃってました。

最後の最後、合格を勝ち取るには、気持ちで負けない、運を引き寄せる「本番力」

この「本番力」に対する強い”こだわり”・・・・・・・・

昨年度、数名の生徒を合格まで導けなかったという事実を真摯に受け止めると、

今野の課題は、この部分に、集約されると、考えました。

 

「本番力」・・・・・・・・・・・・・

 

試験本番で、練習通り、普段通りの力を発揮する(させる)、これまでの勉強でやってきたことを、本番の現場で出す力・・・・これが「本番力」です。

「本番で、いつも通りの力を出す」・・・・今野も普通に言ってきました。

しかし、これって、真剣に考えれば考えるほど、非常に精神力のいることです。

本番・・・・・試験会場では、何千人という数の受験生がいます。

その数に圧倒してしまったり、負けられない戦いを背負っているという緊張感もあるでしょう。試験本番で、普段通りの力を発揮するのは、容易なことではありません。

「あれだけデキる人が、落ちたのか?」という受験生が毎年のようにいます。事実、実力養成会にもいたわけです。

原因は、「本番力」が足りてなかった、と認識しています。

 

「本番力」だって鍛え上げることは、出来ますっ!!

 

「いつも通りの力をだそう」、「普段通りでいこう」・・・・・・・・

これでは、本番でいつも通りの力を出せても、いつも以上の力は出せません。

普段、練習で、てきていないことは、本番でできるはずはありません。

普段の学習(指導)を本番に向けた、実践トレーニングという意識で臨ませなければならないと考えています。

本番以上に緊張感をもって、取り組ませていきます。

そして、本番は、平常心で臨ませます。

 

「本番力」をつけることの根本にあるのは、普段の指導を本番以上にシビアにやる!!

という、姿勢を講師側が持つことです。

私は、生徒に「去年と同じことをしてたら、結果はまた同じ」と檄を飛ばしてます。

これは、我々講師側にもいえます。

ですから、我々も、「変えるところは変えて」さらに「進化」していきます。

実力養成会を信頼して、実力養成会についてきてくれてる生徒と保護者のために。

 

 

 

 

2年前に、聖マリアンナ医科大学、獨協医科大学に合格した、実力養成会OBの Y.Rさんの

全統マークの得点推移です。

 

                                             《5月》《8月》《10月》

英語(200点換算)   150  ⇒ 188 ⇒ 200

数学ⅠA         75 ⇒ 87  ⇒ 91

数学ⅡB                            68 ⇒  82  ⇒ 92

生物                                     65 ⇒ 89  ⇒ 87

化学               64 ⇒ 76  ⇒ 84

 

Y.Rさんは、中高一貫校出身でした。典型的な「優等生」でした。

現役時代は、旭医AO不合格、旭医一般不合格、聖マリ不合格、独協不合格。

浪人となり、他予備校と併用の形で実力養成会に入会しました。

私は、数学指導のほか、他科目の学習指示、チェック等もやりました。

 

Y.Rさんは、医学部を強く意識するあまり、

とにかく、難しいことを、無駄にやり続けてました。

持ってる、参考書、問題集はどれも・・・・・・

「ハイレベル〇〇」、「医学部合格の〇〇」・・・・・・・

しかも、どれも、中途半端・・・・典型的な ”医学部志望者あるある” でした。

 

この生徒にとって、必要なのは、ハイレベルなことではなく、

基礎から標準までの典型問題を手早く、ミスなく解けることでした。

問題集を3冊やるより、1冊の問題集を3回やる方が、圧倒的に効果が出ます!!!!

 

数学は、誰もが知ってる「4ステップ」と「青チャート」

英語は、「DUO」と「ネクステージ」をとにかく、徹底して反復させました。

特に、「DUO」の例文暗記については、毎回の数学の授業前に、私が口頭でチェックテ

ストを行いました。10月までに、全例文560、見事なまでに、完璧に暗記しました。

その結果、10月の全統で3科目の総合SSは65を超えました。

満を持して、10月の全統マーク以降は、聖マリと独協の過去問演習に突入しました。

10年分を全教科、3回は解きました。

 

その結果、聖マリ、独協は受かるべくして合格です。

 

このY.Rさんの事例こそ、医学部合格の基本戦略です。

 

 

大人(講師)が、子供(生徒)

夢を描くことの大切さ、仕事の面白さ、などなどを伝えていかなければ

子供(生徒)は、どうなっていくでょう・・・・・・・・・・・・

 

当たり前のことですが、子供(生徒)は、大人たち(講師たち)を見て、育ちます。

その大人(講師)が、いつも疲れ果てた顔をしている・・・・・・・・

聞こえてくるのは、”愚痴”ばかり・・・・・・・・・・・・・・・・

そんな大人(講師)を間近で見ている子供(生徒)は、将来に夢をもてるでしょうか?

 

子供(生徒)を本当の意味で、前に向かって、背中を押してあげるには、

大人(講師)である、私たちが、常に、「熱い存在」でいなければなりません。

 

(今野が考える)「熱い存在」とは・・・・・・・・

①イキイキと輝いて生きている

②生徒たちに夢を描くことの大切さ、世の中の楽しさ、仕事のおもしろさ伝えていける

③この人と話したら、元気になれる、成長できると思ってもらえる

 

最後に・・・・・・・

上の文中の「大人」を「親」に変えて、読み直してみたらどうでしょう?

“ドキッ”としませんか?

 

高校以下の数学は、

解けるかどうか、わからない未知なる問題に積極的にチャレンジしていくのが勉強の中心

です。

一方、大学以降の数学は、

他人の書いた論証過程を追跡していくの勉強の中心です。

 

大学以降の数学では、数学の正しい感覚、すなわち「数理感覚」がとても大切になりま

す。

俗にいう、「キレ者」と言われるビジネスマンは、例外なく「数理感覚」が長けてま

す。 

 

大学受験の数学の勉強が

「頻出問題」として表面的な解答の書き方の反復練習に終始し、優秀な生徒ですら「頻出

問題の解法暗記」に精を出すようなっています・・・・・・・・・・・

 

解法を覚えるのではなく、解法を発見し、理解する喜びによって、「数理感覚」は磨かれ

ていきます。

私は、生徒へ、問題への正統的アプローチの理解を通じて、”数学の正しい感覚” すなわち「数理感覚」を体得させていきたいと、いつも考えています。

 

本来の高校以下の数学の目指すところ ⇒ 「数理感覚を養い、磨く」

現状の高校以下の数学の状況 ⇒ 「頻出問題の解法暗記」 ←由々しき状況