ニュース・ブログ

実力養成会のみなさん、保護者の皆さん、こんにちは。

5月、最終週に突入しました・・・・・。

 

「夏を制する者が受験を制す」・・・・とばかりに、夏になっていきなりテンションが高

くなる 「にわか猛烈受験生」が夏になると、あちらこちらに出現します。

我々は、常に、毎日が全力勝負です。

 

 

「試練は、それを乗り越えられる者にしか訪れない」  by 川藤幸一

 

知っている人も多いですね。あのルーキーズで出てきた有名なフレーズです。

実力養成会の会員のS君から教えてもらいました。

 

いま、本気で勉強しなければ

一生のうちでやれる時期は、ほぼ皆無です。

一度くらい、君たちが自分の人生を賭けて

死ぬ気で勉強してみることがあってもいいと思いませんか?

君たちの夢をその手でつかみ取るために・・・・

合格を勝ち取るために・・・・・

 

できるか?  できないか?  じゃありません。

やるか?  やらないか?  です。

 

合格のための必要条件・・・・

 

「合格は、それを信じる者にしか訪れない」 by 今野佳之

 

2015
5/25

「教える技術」について

ブログ

多くの人は、「教えること」を単純なことだと考えがちです。

つまり、「教えるべき内容」があって、それを目の前にいる人たちにうまく伝えることが

できれば、それでOK!!と考えるからです。

さらに、やっかいなことに「教えるべき内容」が何であるかを分かっていれば、授業らし

きものは、それなりに成立してしまうんです。

なぜ、こうも簡単に授業が成立するのでしょう?

理由は、いたって簡単です。

まず、第一に、学校・塾・予備校・家庭(家庭教師)という枠組みで、この「教えるべき内

容のわかっているヒト」を「先生」として見ているからです。

第二に、学校現場では「先生のあんちょこ」と呼ばれる指導書の存在、塾・予備校では、

指導マニュアルの存在です。これらにそって進めていけば、ともあれ授業は成立してしま

うのです。

 

教育学的な立場に立てば、認知心理学、学習心理学、教育原理、教育方法論、教育評価学

などの理論に裏付けされ、知見に基づく「教える技術」なるものが古くから体系的に確立

されてます。これらは、大学の教育学部の教員養成課程で学生たちが勉強します。

もちろん「教える技術」は、専門書を読んだだけでは、身につくものではありません。

日々の実践が必要です。

ベテランの教師、講師が自信を持って教えてるように見えるとすれば、その自信のほとん

どは、単に長くやってきたので、それに慣れた、ということにすぎないのです。

先人たちの作り上げた理論に基づき、長い経験により何度も修正を加えられた正真正銘の

「教える技術」は、存在します。

 

「教える技術」を持っていない者

「教え方」について真っ向から教えを受けたことがない者

 

みなさんの周りには、このような「先生」はいませんか?

 

 

実力養成会のみなさん、保護者のみなさんこんにちは。

今後、日曜日に限り、「通信」「ブログ」はお休みさせていただきます。

よろしくお願いいたします。

 

さて、本日のテーマは、「各大学のクセにどのように対処するか?」です。

結論から言います。次の2点です。

 

①過去問演習10年分・・・・3セット実施

②「クセ」に特化したオリジナルプリント(今野手製)

 

「クセ」にどのように対処するか? というより、どのような「クセ」にも

対応できるゆるぎない基礎力を養成する!! ・・・これに尽きます。

 

具体的に説明させていただきます。

①過去問演習10年分・・・3セットについて

毎年、センターが終わり、ほとんどの受験生は、お守りのように「赤本」を購入し、過去

問をやります。自分でやってみて、解けない、分からない、解説・解答を見ても理解でき

ない・・・・学校、予備校、塾で、生徒がすがる思い、わらをもつかむ思いで、先生に質

問している・・・・先生が頭を抱えながらもそれに応えようとする・・・・

いゃぁ・・・・・・・・これこそ、直前期の風物詩ですね・・・・

 

そもそも、センター終ってから・・・これじゃ遅すぎです。

わからないから、解説読んで分かったとしても、「解ける」ようにはなりません。

これは、解いたのではなく、「なぞった」だけです。

本番を想定して「ガチで解く」これです。

本番では、解けなきゃ落ちます!!!!!!!!!!!!

この部分は、以前の通信の中で書きました「本番力」に直結するとても重要な部分です。

解けなきゃすべてが、強制終了です。ガチで解くとは、解けなきゃ今までの苦労が水の

泡・・・・という緊迫した状況の中で解くことをいいます。

9月から「ガチで解く」ことをさせていきます。

 

②「クセ」に特化したプリント

実力養成会には、ありとあらゆる参考書、問題集等があります。その中から、今野がその

大学の「クセ」にマッチした類題をチョイスして、問題を”切り張り”して、手製のプリン

トを作ります。それを徹底してやらせていきます。ですから、この時期、今野は、カッ

ター、スティクのりは手放せません。連日連夜、プリント作りに追われます。

 

《まとめ》

9月以降は、過去問演習に全教科突入します。

そうすると、夏までに、やるべきことは?・・・・・・

このように、「逆算」の発想が合格の戦略であると考えています。

「行き当たりばったり」の勉強では、大学受験は勝ち抜けません。

 

 

競技スキーではなく、基礎スキーの話です。

スキー教室・・・・・・・

「初心者」「中級者」「上級者」・・・・・・・

指導する側から見たら、「中級者」が一番大変です。

「中級者」は、すぐ、目に見えて、上達します。

しかし、その後「頭打ち」状態に陥り、それ以降は、なかなか上達しません。

「身体のさばき」「身のこなし」・・・・・体にしみついた、「癖」「習慣」が、

上達の邪魔をします・・・・・・・。

おおざっぱにいえば・・・・

「初心者」は、すべてが、まっさらです。指導者に身を委ねれば、それで十分です。

「上級者」は、自分のこと(課題)がわかっているので、その課題にフォーカスしていけば十分です。

この話は、スキーに限らず、スポーツ全般にも言えます。

 

さらに言えば、「勉強」にも言えます。

「上級者」は、東大、国立医学部・・・・「中級者」・・・・・旧帝大系・・・・「初級者」・・・その他

ではありません。

生徒それぞれ、志望校、学力レベルは、十人十色です。

「上級者」⇒志望校がどこであれ、合格判定が、A及びAに近いB判定の生徒

「中級者」⇒志望校がどこであれ、合格判定が、C及びCに近いB判定の生徒

「初心者」⇒志望校がどこであれ、合格判定が、D判定及びE判定の生徒

 

■それぞれのレベル、習熟度に応じた課題に取り組ませる。

■「スモールステップ」で成功体験を積ませる。

■「待つこと」(課題をクリアーするまで)が重要←「待つ技術」

これは、30年くらい前の中級者スキー教室指導者の教本の一部です。

 

 

 

 

実力養成会のみなさん、保護者の皆さん、こんにちは。

 

昨日、あるお母様から、ある大学の入試問題の「クセ」とその「対策」に関するお問い合

わせをいただきました。

最近の、お母様たちは、色々な情報網をお持ちです。

その辺の学校の先生より色々なことを知ってらっしゃるお母様、お父様も数多くいらっ

しゃいます・・・・・

30年前とは、大きく、様相が変わったもんです・・・・・・・・・・・

 

さて、一口に「クセ」と言っても、細かな部分から、おおざっぱな部分まで、いろいろあ

りますが、ざっくり言えば、「傾向」と言えます。

「傾向」っていうのは・・・・問題を作成する立場から言えば・・・

問題を作る教授(もしくは教授管理下の准教)の個人的な「嗜好」に他なりません。

わかりやすく言えば、作る側の好み です。

 

国立の各大学には、問題を作成するチームが存在します。

私立大学では、問題作成を外部の民間企業に委託するところもあります。

例えば、数学の問題ならば、その大学の理学部の数学科の先生たちが作成します。

大問ごとに、作成担当者が理学部数学科内で振り分けられます。

一口で、「数学科の先生」といっても、大学によっては多少異なりますが、かなり、大

ざっぱにいえば、整数論、代数幾何、複素解析、関数解析、確率論、数理統計のそれぞれ

のオーソリティーというかその道の権威といわれる大御所の先生たちです。

この大先生たちの好みもしくは、専門分野のネタ(問題)を大学受験用にマイルドにした問

題が入試問題となっています。

その入試問題作成チーム内の発言力、影響力、複雑に絡み合った力関係、および、その先

生たちの嗜好が世に言う、「傾向」となるわけです。

「えっ? 傾向って、そんなんで決まってしまうの?」と思われた方も多いと思います。

夢というかロマンをぶち壊してしまったら、ごめんなさい。

これが、内部事情です・・・・。ついでに言えば、国立大学の場合、入試問題は、ほとん

ど、みな一様に大学外の「某所」で印刷製本されます。だいたい、11月には、できあ

がります。大学外の「某所」ってどこか? それは、ご想像にお任せします・・

 

また、ある大学の理学部数学科のある研究室にいた、ある先生が、様々な事情で違う大学

へ異動しました。その先生が異動先の大学の入試問題作成チームのメンバーになりまし

た。

これら二つの大学の数学の入試問題は、どことなく、傾向が似ている・・・・となりま

す。例えば、A大学とB大学の数学の問題は、特に、ベクトルについて言えば、切り口っ

てほぼ同じだよね・・・・・なんて場合は、ほぼこんな感じです。

あるいは、どちらかをネタとして、修正、アレンジを加えるということもあります。

入試問題の傾向・・・結局、人間臭い話に帰着してしまうのです。チャンチャンっ!!

以上、大学入試問題にまつわるエトセトラを、お知らせできる範囲内でお知らせさせてい

ただきました。

明日の通信では、このような「クセ」すなわち「傾向」に対して、どのように対処していくのかの部分を 書きたいと思います。