ニュース・ブログ

実力養成会のみなさん、保護者のみなさんこんにちは。

今後、日曜日に限り、「通信」「ブログ」はお休みさせていただきます。

よろしくお願いいたします。

 

さて、本日のテーマは、「各大学のクセにどのように対処するか?」です。

結論から言います。次の2点です。

 

①過去問演習10年分・・・・3セット実施

②「クセ」に特化したオリジナルプリント(今野手製)

 

「クセ」にどのように対処するか? というより、どのような「クセ」にも

対応できるゆるぎない基礎力を養成する!! ・・・これに尽きます。

 

具体的に説明させていただきます。

①過去問演習10年分・・・3セットについて

毎年、センターが終わり、ほとんどの受験生は、お守りのように「赤本」を購入し、過去

問をやります。自分でやってみて、解けない、分からない、解説・解答を見ても理解でき

ない・・・・学校、予備校、塾で、生徒がすがる思い、わらをもつかむ思いで、先生に質

問している・・・・先生が頭を抱えながらもそれに応えようとする・・・・

いゃぁ・・・・・・・・これこそ、直前期の風物詩ですね・・・・

 

そもそも、センター終ってから・・・これじゃ遅すぎです。

わからないから、解説読んで分かったとしても、「解ける」ようにはなりません。

これは、解いたのではなく、「なぞった」だけです。

本番を想定して「ガチで解く」これです。

本番では、解けなきゃ落ちます!!!!!!!!!!!!

この部分は、以前の通信の中で書きました「本番力」に直結するとても重要な部分です。

解けなきゃすべてが、強制終了です。ガチで解くとは、解けなきゃ今までの苦労が水の

泡・・・・という緊迫した状況の中で解くことをいいます。

9月から「ガチで解く」ことをさせていきます。

 

②「クセ」に特化したプリント

実力養成会には、ありとあらゆる参考書、問題集等があります。その中から、今野がその

大学の「クセ」にマッチした類題をチョイスして、問題を”切り張り”して、手製のプリン

トを作ります。それを徹底してやらせていきます。ですから、この時期、今野は、カッ

ター、スティクのりは手放せません。連日連夜、プリント作りに追われます。

 

《まとめ》

9月以降は、過去問演習に全教科突入します。

そうすると、夏までに、やるべきことは?・・・・・・

このように、「逆算」の発想が合格の戦略であると考えています。

「行き当たりばったり」の勉強では、大学受験は勝ち抜けません。

 

 

競技スキーではなく、基礎スキーの話です。

スキー教室・・・・・・・

「初心者」「中級者」「上級者」・・・・・・・

指導する側から見たら、「中級者」が一番大変です。

「中級者」は、すぐ、目に見えて、上達します。

しかし、その後「頭打ち」状態に陥り、それ以降は、なかなか上達しません。

「身体のさばき」「身のこなし」・・・・・体にしみついた、「癖」「習慣」が、

上達の邪魔をします・・・・・・・。

おおざっぱにいえば・・・・

「初心者」は、すべてが、まっさらです。指導者に身を委ねれば、それで十分です。

「上級者」は、自分のこと(課題)がわかっているので、その課題にフォーカスしていけば十分です。

この話は、スキーに限らず、スポーツ全般にも言えます。

 

さらに言えば、「勉強」にも言えます。

「上級者」は、東大、国立医学部・・・・「中級者」・・・・・旧帝大系・・・・「初級者」・・・その他

ではありません。

生徒それぞれ、志望校、学力レベルは、十人十色です。

「上級者」⇒志望校がどこであれ、合格判定が、A及びAに近いB判定の生徒

「中級者」⇒志望校がどこであれ、合格判定が、C及びCに近いB判定の生徒

「初心者」⇒志望校がどこであれ、合格判定が、D判定及びE判定の生徒

 

■それぞれのレベル、習熟度に応じた課題に取り組ませる。

■「スモールステップ」で成功体験を積ませる。

■「待つこと」(課題をクリアーするまで)が重要←「待つ技術」

これは、30年くらい前の中級者スキー教室指導者の教本の一部です。

 

 

 

 

実力養成会のみなさん、保護者の皆さん、こんにちは。

 

昨日、あるお母様から、ある大学の入試問題の「クセ」とその「対策」に関するお問い合

わせをいただきました。

最近の、お母様たちは、色々な情報網をお持ちです。

その辺の学校の先生より色々なことを知ってらっしゃるお母様、お父様も数多くいらっ

しゃいます・・・・・

30年前とは、大きく、様相が変わったもんです・・・・・・・・・・・

 

さて、一口に「クセ」と言っても、細かな部分から、おおざっぱな部分まで、いろいろあ

りますが、ざっくり言えば、「傾向」と言えます。

「傾向」っていうのは・・・・問題を作成する立場から言えば・・・

問題を作る教授(もしくは教授管理下の准教)の個人的な「嗜好」に他なりません。

わかりやすく言えば、作る側の好み です。

 

国立の各大学には、問題を作成するチームが存在します。

私立大学では、問題作成を外部の民間企業に委託するところもあります。

例えば、数学の問題ならば、その大学の理学部の数学科の先生たちが作成します。

大問ごとに、作成担当者が理学部数学科内で振り分けられます。

一口で、「数学科の先生」といっても、大学によっては多少異なりますが、かなり、大

ざっぱにいえば、整数論、代数幾何、複素解析、関数解析、確率論、数理統計のそれぞれ

のオーソリティーというかその道の権威といわれる大御所の先生たちです。

この大先生たちの好みもしくは、専門分野のネタ(問題)を大学受験用にマイルドにした問

題が入試問題となっています。

その入試問題作成チーム内の発言力、影響力、複雑に絡み合った力関係、および、その先

生たちの嗜好が世に言う、「傾向」となるわけです。

「えっ? 傾向って、そんなんで決まってしまうの?」と思われた方も多いと思います。

夢というかロマンをぶち壊してしまったら、ごめんなさい。

これが、内部事情です・・・・。ついでに言えば、国立大学の場合、入試問題は、ほとん

ど、みな一様に大学外の「某所」で印刷製本されます。だいたい、11月には、できあ

がります。大学外の「某所」ってどこか? それは、ご想像にお任せします・・

 

また、ある大学の理学部数学科のある研究室にいた、ある先生が、様々な事情で違う大学

へ異動しました。その先生が異動先の大学の入試問題作成チームのメンバーになりまし

た。

これら二つの大学の数学の入試問題は、どことなく、傾向が似ている・・・・となりま

す。例えば、A大学とB大学の数学の問題は、特に、ベクトルについて言えば、切り口っ

てほぼ同じだよね・・・・・なんて場合は、ほぼこんな感じです。

あるいは、どちらかをネタとして、修正、アレンジを加えるということもあります。

入試問題の傾向・・・結局、人間臭い話に帰着してしまうのです。チャンチャンっ!!

以上、大学入試問題にまつわるエトセトラを、お知らせできる範囲内でお知らせさせてい

ただきました。

明日の通信では、このような「クセ」すなわち「傾向」に対して、どのように対処していくのかの部分を 書きたいと思います。

 

2015
5/22

数学を学ぶ本当の目的

ブログ

5月8日のブログ「大学以降の数学と高校以前の数学」の中で、高校以前の数学は、

「数理感覚」を養い、磨くことをめざす・・・・と書きました。

 

この「数理感覚」の意味がよくわからない・・・というご指摘をいただきました。

確かに「数理感覚」・・・・・聞き慣れない言葉です。スミマセンでした。

「数理感覚」とは、大学数学で頻繁に目にする用語でした。申し訳ありませんでした。

 

「数理感覚」とは・・・・・

数学を通して、培われる「物事の本質を見抜く感性、もしくは精神」こんな感じです。

あるいは、数学を通して、磨かれていく「目に見えない、規則性や性質を、あぶりだそう

する感性、もしくは精神」・・・・・いかがでしょうか?

 

大人社会で「あいつは、キレ者」なんて言うときは、こんな感性・精神に富んだヒトのこ

とを指すのではないでしょうか?

 

高校生が勉強する「微分・積分」にしても「三角関数」にしても「ベクトル」にして

も、全部、この数理感覚を養うための「材料」でしかありません、というか、そうである

と私は認識しています。

 

数学を学ぶ本当の目的は、この「数理感覚」にあると思います。

「数学は暗記だ!!」と豪語する学者さん、評論家さんもいます。

私は、部分的には賛成です。

しかし、「数理感覚」は、解法の暗記では、決して育てることはできないと思います。

実力養成会の皆さん、保護者の皆さん、こんにちは。

最近、保護者の方々から「ブログ見てます」「スマホデビューのお父さんも見てます」と温かいメールを数多くいただきました。毎日、読んでくださり、本当にありがとうございます。とても、励みになります。

 

ところで・・・・

「ごぼう抜き」といえば?・・・・・・・箱根駅伝?

・・・・・・ちょっと、まて、まて、おにぃさん・・・・・

・・「ごぼう抜き」なら・・・・実力養成会でしょ・・・・

 

さて、さて、第1回全統マーク模試、第1回全統記述模試が終了しました。

この時期、5~6月、現役生にとっては、模試の志望校判定は、C~E判定 がほとんどで

す。浪人生の方が圧倒的にとれてます。しかし、このような判定でも実力養成会の先輩た

ちは見事に合格しています。

2年前に東京理科大学、電通大学に合格したK君(教室に写真掲示しているヒト)は、5月全

統マ―クは、476点。センター本番で733点。実に257点伸ばしました。普通、一般的な現

役生なら100点~150点が伸びの平均とされてます。しかし、実力養成会には、このよう

な先輩たちがゴロゴロしています。

 

模試が終了して、大切なのは「模試の復習」ということは、大丈夫ですね。

「模試の復習」ざっくり言えばできなかった問題を確実に解けるようにすることです。

この積み重ねなくしては、合格はありえません。

先輩たちの多くは、模試を受けた日に「解答・解説」で復習しています。遅くとも記憶が

新鮮な1週間以内に復習をしてください。というか、しなさいっ!! というかやれぇっ!!

ちなみに、K君は、次の模試を受ける前に、間違えた問題のみをピックアップして数回にわたり、復習してました。

このK君は、この年、5月統マークで699点だった生徒を、最終的に、追い抜きました。

して、見事合格しました。

みなさんの学校には、皆さんより、点数のとれた人は、たくさんいますね。

同じクラスにも700近い点数をとっている人もいますね。そのような人たちを我々

は、最終的に追い抜いていくのです。いや、追い抜かなければならないのです。

 

みなさんは、みな、素直です。そして、なにより謙虚です。

先生たちにとって自慢の生徒です。

先生たちの言うことをしっかりと聞き、実直に実行しています。

今、何をしなきゃならないのかをしっかりと分かってます。そのことを日々、淡々と、確

実に実行するのみです。

 

やるものをころころ変える。

周りに影響され、やたらとハイレベルなことをやたらやりたがる生徒もいますね。

その人たちはその人たちです。

 

我々は、我々です。

 

成果は、すぐ、現れないかもしれません。

しかし、成果を出してる人たちは、例外なく全員、毎日、淡々と実行しています。

成果は、周りが、あっと驚く「ごぼう抜き」となります。

みなさんは、間違いなく実現できます!!!!!!