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『札幌西高は4年制高校』

だとか

『札幌西高は浪人する生徒が一番多い』

 

 

令和のいま・・・ちまたでは、こんな“デマ”も飛び交ってるのですね・・・

西区にお住いの、ある保護者の方から直接聞きました。

 

 

ちなみに、愚息も札幌西高卒です。

現役合格した友達もゴッソリいました・・・・もちろん、浪人した友達もいます(笑)

これは・・・あくまでも、私の”肌感覚”ですが、

部活組の現役合格率は、東西南北、旭丘の中でも1位か2位くらいだと思います。

 

とはいえ、札幌西高に限った話でなく、

特にトップ高であればあるほど、浪人するケースは多くなります。

いわゆる『第一志望は譲れない』というケースです。

県立浦和高校も

滋賀県の膳所高校も彦根東高も浪人生はとても多いと言います。

 

 

各トップ高の『進路だより』を見る限りでは、

札幌西より札幌南高が、浪人する生徒が多いように思います。

医学部志望者が他のトップ高と比べて多いというのも原因の一つにあると思います。

 

実力養成会でも、2年前に 北大後期で理学部に合格したけれど、

東大を目指し浪人を選択、という事例があります。

『浪人=勉強しない』ということではありません。

 

 

さて・・・・

進学する高校を選ぶとき、大切な要素の一つが”校風”でしょう。

 

偏差値や北大合格者数といったデータには現れませんが、

歴史や伝統に醸成された、その学校独自のモノがあり、

生徒たちの青春時代や人間形成に計り知れない影響を与えるものです。

 

長女は札幌旭丘卒です。

旭丘には旭丘なりの、西高には西高なりの『校風』というのがあのます!!

これは・・・・親として実感した部分です。

 

例えば、北嶺中・高を例に挙げると、

北嶺では、大学の進路選択はすべて生徒の自主性にゆだねてます。

とは言え、”東大ツアー” だとか ”各界で活躍する先輩たちの講話” だとかの

イベントは、とても積極的に実施されてます。

学校行事に関しても、すべての生徒が全力を投じてます。

羊蹄山(大雪山)登山にしても柔道大会にしてもしかり・・・・・。

 

こうした結果として・・・・

超優秀な進学実績があり、各界の数多くのリーダーを輩出してます。

これこそが・・・・北嶺のもつ底力であり、

時を経て、育まれた”校風”の力というものです。

 

 

札幌西卒の愚息は、

高校3年間はコロナによる長期休講等はありましたが、基本的には部活中心でした。

 

そんな愚息がしっかりと大学受験を突破できたのは、

やはり”校風”によるところがとても大きかったと確信してます。

 

つまり・・・・『部活も一生懸命、勉強も一生懸命』という校風です。

 

『文武両道』という言葉があります・・・・・

 

当の本人たちは『文武両道』という意識はゼロです。

まわりがそうだから、それが普通・・・・・

 

これこそ、札幌西高の代表的な校風の一つです。

とんちんかんな”デマ”に振り回されることないように(笑)

 

 

 

東西南北、旭丘・・・・

こういった高校の生徒たちを長年、指導させてもらい思うことは・・・・

 

部活や学校祭、体育祭などとにかく”熱中”する生徒が多いです。

こうして、高校時代に頑張ったことが今のその人、その人の”充実”に結びついているのだ

と思います。

もちろん、うちの長女にしても長男にしてもそうです。

 

いつの時代においても、生徒に熱中できる何かを提供でき、

強い個人として生きる”何か”を、トップ高は伝統として持っているのだろうと、

生徒たちを見てつくづく感じます。

 

これこそがデータに現れない ”校風” なのだと思います。

 

 

 

 

本日も、最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。

 

 

 

2023
8/16

北の縄文世界と国宝

ブログ

教科書や史料集ではお馴染みの『土偶』『土面』『土版』『土器』

従来のセンターレベルでは絶対の頻出ワード。

 

縄文文化の勉強ではここからがスタート!!

縄文時代で覚えるべき項目は、以下の『35項目』・・・・このように生徒に指導してま

した・・・・あくまでもセンター試験の時の話です。

 

 

しかし、縄文時代は、そんなんじゃないのです!!

 

 

そんなもので片づけられないのです・・・いや、片づけてはいけないのです!!

 

 

さて・・・・

こうしてまじかにすると何とも言えない感情がこみ上げてきました・・・・

 

様々な文明が生まれては消えていった世界の歴史の中で、縄文文化だけは特別です。

 

縄文文化・・・・世界の先史文化の中で、

これほどまでに、独特の文化は他に存在しません!!

 

世界のほとんどの先史文化は、農耕・牧畜により定住生活へと変化していきます。

 

しかし、日本においては、様々な自然環境を背景に採集・漁労・狩猟を生業としながら、

1万年以上もの長期にわたり、定住生活を存続させました。そこには貧富の差などありま

せん。

 

その間、土偶に見られるような高い精神性をもち、ヒスイや黒曜石の流通に見られるよう

に遠隔地との活発かつ積極的交流を行ってました・・・・

 

 

縄文の人々は、

何を考え、

どのような暮らしをしてたのでしょうか?

 

 

当時の人々は、厳しくも豊かな自然に謙虚に向き合いながら、

採集・漁労・狩猟を生活のベースとし、

『自然との共生』の思想の下、心豊かに暮らしてたのでしょう・・・・

 

特に、北海道においては、弥生文化へ移行せず、

続縄文文 ➩ オホーツク文化 ➩ 擦文文化 を経て、

アイヌ文化へと独自の歴史が展開しました・・・・

 

今日のアイヌ文化のなかにも色濃く残っている『自然への畏敬の念』『共生の思想』のル

ーツは、この縄文文化に他なりません・・・・

 

この思想は、現代はもちろん、これからの社会の在り方を考えるうえでも、

普遍的な価値を含んでいると思ってます・・・・

 

 

センター試験から共通テストへと大学入試制度が大きく変わりました。

これに伴い、全国の高校入試も問題も ”プチ共通テスト化” してます。

 

だからこそ・・・・

 

縄文文化の重要性に対する理解を深め、

合わせて、

北海道の歴史の特徴とその魅力についても、ドンドン生徒たちへ伝え、

ドンドン発信していかなければならない!!

このように考えてます。

 

 

本日も、最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。

 

 

 

一橋の確率攻略のポイントは、

 

ズバリ!!

具体例を調べ一般的な場合における考え方や結果を予想する手法を身につける。

これに尽きます。

 

 

『分析』『傾向』は、ネットを見れば簡単に手に入ります!!

誰でも”うんちく”を語りたがります(笑)

 

 

大切なことは・・・・・

そういった”難問”を解くための具体的な方法・・・・・

つまり・・・・具体的方法論です!!

 

 

改めて問題の確認です!!

 

どんなに、優秀な生徒でも、この問題文、1回読んだだけでは、把握は出来ません。

 

2n回目までにAの優勝する確率です!!

 

2n回 というところがポイントです。

 

こういう時に”具体例”で考えます!!

ということで・・・

 

まずは(1)・・・・これはサービス問題です。

 

でっ・・・・(2)です!!

とりあえず、Aが8回目で優勝するパターンをシュミレーションしてみます。

 

この具体的シュミレーション結果から”見えてくる”ことは・・・・・

 

でっ・・・・このことを一般化していくわけです!!

 

最後の(3)・・・・・これは(2)が求まれば自動的に導けます!!

 

数学の定理はさまざまなケースに適用できるように一般化された状態で与えられます。

つまりは、”文字” を使って表現されます。

そして・・・我々が定理を使う時は、その文字に具体的数値を当てはめていく!!

こういうことです。

 

一橋大確率の攻略ポイントは、まさしくコレです。

 

 

 

多くの定理は、初めから一般化された状態で考えられたわけではありません!!

 

 

まず・・・・具体的に考えることで、

予想を立て、

そして、検証し、

証明されたものがほとんどです。

 

 

この”流れ”は・・・・・・今後、北海道のみならず全国的に高校入試でも”主流”になって

いくのは、皆さん、ご存知の通りですね・・・・・

 

 

 

本日も、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

 

 

以前、ある保護者の方がラインにこう書かれてました。

 

 

ブログにそのヒトの人間性がにじみ出る。

ブログを見ると、その塾がどんな塾なのか、見えてくる・・・・

 

 

私も、全くの同感です。

 

 

私が『実力養成会通信』であり『ブログ』を更新させてもらう時に、

常に意識してることは・・・・以下の5点です。

 

①自分の『考え』『方針』『指導感』を分かりやすい言葉で伝える。

 

②読み手(実力養成会の生徒、保護者)を意識、配慮する。

 

③読み手に知識、刺激、感動を与え、やる気を起こさせるような内容にする。

 

④”思い込み”だとか”妄想”は一切排除する。特に受験に関するデータ、数値は事実のみ

をアップする!!

 

⑤とにかく・・・・・毎朝、更新する。

『継続は力なり』『凡事徹底』を身を持って示していく!!

 

 

常に、上記5点を意識しながら、毎朝、更新させてもらってます。

 

 

今後とも、何卒、お付き合いの程・・・・宜しくお願いいたします。

 

 

 

本日も、最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。

 

 

 

 

先日の、”京大数学対策” に関して、あるトップ高の数学の先生から、

とても勉強になり、参考にさせてもらいます!!

 

という内容の嬉しく、そして有難く、

とても励みになるメールをいだたいてました・・・・

 

 

見てくれてる方は、しっかり見てくれてる!!

 

 

・・・とても実感できました。

 

 

 

さて・・・・・本日は、一橋大学の『確率』の指導例をご紹介させていただきます。

 

 

言うまでもなく、一橋大数学は、大問ごとに難易度は大きく分かれます。

 

例年通りであれば、

第2、第3問でしっかりと得点し、残りの問題で、しっかりと部分点を削り取る!!

一般的な受験生は、このような戦略となるでしょう・・・・

 

一橋大の数学は、文系数学の対策にありがちな『解法暗記』は全く通用しません!!

 

典型的な解法を自由自在に使えることは必要ですが、

同じ切り口では出題されません。

 

どうして、そうなるのか?

公式の成り立ち、メカニズムをなど、日ごろから意識しながら勉強し、

『なるほど!!』と腹にストンっと落ちる、機会を増やすことが、とても重要です。

 

 

ちなみに・・・・一橋大学では、最近では、学部に関係なく、

『微分積分学』『線形代数学』は、メチャクチャ勉強させられます!!

実力養成会出身のOGから直接、聞いたことです。

 

授業(担当教官)によっては

『東京理科大学』『東工大』まで授業を受けに行くこともあるそうです!!

 

今回は複雑な確率漸化式を取り上げました!!

言うまでもなく、”一橋数学の鉄板” です!!

これが、南高2年生(英語全国1位をとった生徒)の答案です・・・・

優秀な南高2年生と言えども、ここまでしか書けません・・・・

高2生だから、と言えばそれまでですが。

 

難しい ➩ 解けない ➩  解答を見て分かったつもり

 

では・・・・自己満足でしかありません。

 

理解するだけでは0点 ということです。

 

自分の言葉で、自分なりの答案を書かないと、得点できません!!

 

難しい ➩ 本腰を入れて考える!!

 

難しい ➩ ★具体的事例をもとに、”実験” してみる!!

 

難しい ➩ 逆からたどって考えてみる!!

 

 

本問は・・・・・

具体的事例をもとに・・・実験してみる!!

 

こうすることで、全体像が見えてきます!!

 

 

 

続きは・・・・・・明日の通信で。

 

 

 

本日も、最後まて、読んでいただき、ありがとうございました。