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数学というのは、基本的な考え方をしっかりと学ばなければ、上達はあり得ません。

 

解法パターンだとか、そんなことではありません。

数学の深い素養、

数学の見方、考え方を身につけ、

理詰めで追いかける!!

これが数学で一番重要なことです。

 

私が、普段の指導で、どんな生徒であれ、どんな成績状況であれ、

常に、意識してる部分です!!

 

ここをしっかりと学ぶことが出来たら、

北大の入試問題くらい(決して、下に見ているということではありません)であれば、

必ず、完答できます!!

 

 

数学の受験勉強で、かなりマズい勉強をしてるヒトを見かけます。

 

マズい勉強とは?

いわゆる解法パターンだとか、受験テクニックだとかという断片的な知識を使う練習ばっ

かりする・・・・・これがマズい勉強の仕方です。

 

何が、マズいのか?

このようなパターン化、マニュアル化したものでは、学校の定期考査までは、なんと切り

抜けることは出来ますが、大学入試となれば、話は別です。

パターン化の弊害は、何も考えずにあてはめるコトとパターン以外のことを認めない、

ということにあります。

つまり・・・

根っこは”断片的なパターン化、マニュアル化は思考を停止させる”からです。

 

皮肉なことに、教える側も、パターン化、マニュアル化して指導しようとします。

教える側からすると「楽」だからです。

 

私も、実際にそうしてました・・・・・大手塾の場合、しっかりとした指導マニュアル

、板書マニュアル等を作成するこおで、ある一定基準の授業品質が、

どの会場でも、担当する講師が誰であれ、授業水準が保たれるからです。

 

 

昔から・・・・数学は、思考の学問と言われます。

 

思考を停止するという事は、数学に背を向けることそのものです。

 

大学入試で、難しいと言われる問題の多くは、良問です。

良問とは、論理を積み重ねて筋道立てて考えていくことで、

解決できるような内容になってます。

もちろん、ひらめきは不要です。

センスも不要です。

解法パターンを外すような方向で練りに練られたオリジナルティーをもつ問題です。

考え方をしっかりと身につけ、論理を積み重ね、筋道立てて考えていくこと(これを”理詰

め”といいます)で解決できるようにしなければならいのです!!

 

これが、一番、重要なことであり、受験生は、ここを学ばなければならないのです。

 

繰り返しになりますが・・・・

断片的な知識としてのパターン化、マニュアル化は、数学から、ほど遠いやり方というこ

とです。

パターン化だとか、マニュアル化を否定してるわけではありません。

「とっかかり」としては、有効です。

しかし、あくまでも「とっかかり」限定です。

 

 

本日も、最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。

 

 

 

 

2021
10/18

静寂な早朝

ブログ

早朝ウォーキングを始めて、1年半・・・・・・・・。

まさか、ここまで、ドハマりするなんて、夢にも思わなかった。

 

 

今朝は、驚くくらい静寂だ。

 

なんの音もしない。

 

 

午前5時、気温は5度。

ピンと張りつめたひんやり感はない。

カラスの鳴き声も、今朝は一切聞こえてこない。

静寂すぎる早朝は、五感をより一層、鋭敏にしてくれる。

 

ここに来ると”土”の匂いを体全体で感じることが出来る。

PCやスマホから離れ、

土の匂いを楽しむのも、悪くない。

 

 

 

本日も、最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。

 

 

『疑問点はすぐその場で質問して解決する』

 

 

一見、正しそうに聞こえますが、必ずしもそうとは言えません!!

誤った数学の勉強法に陥りやすい罠が隠されています!!

 

 

質問して教えてもらうことが勉強だと勘違いしている生徒がいます。

実は、質問だけで学力が伸びるとは、到底思えません。

 

 

《啐啄(そったく)》という言葉、聞いたことがあるでしょうか?

実は、教育心理学でよく目にする言葉です。

 

『啐』・・・・・卵の中のヒナの鳴き声

『啄』・・・・・親鳥がそれに呼応して殻をつつくコト、あるいはその音

 

つまり『啐啄』とは、

ひなが育って、卵から出ようとする、

その、ちょうどのときに、親鳥が殻をつついて殻から出るコトを手助けする、

そのタイミングの一致を意味してます。

 

つまり、ヒナが十分育たないうちに殻をつついて壊してしまったり、

ヒナが殻から出ようとしてるのに、その手助けをせず出る事ができなかったり、

ヒナと親鳥の、この”タイミングの一致”がヒナが生まれ出るのに大切!! ということを

意味する禅語です。

 

すなわち・・・・

『わかりません』と生徒のひとりが何か疑問にあるとき、

それについて、十分に考え、思考回路をフル稼働させる・・・・

そういったなかで、疑問の”本質”が見え始める・・・・・・・

この『機が熟してきたタイミング』で初めて、疑問解決のキッカケを与える。

 

つまり、十分に機が熟して問題を解決したとき、単に”正解を得る”だけでなく、

その疑問に関して深く理解し、答え以上のモノを得ることになります。

こうした時に、学力は、一気に伸びます!!

 

実力養成会の会員の中に、今、まさに、このような状況の生徒がいます!!

今、”伸び盛りの生徒”です。

ある私立高校の特進コースに通ってます。

今回の定期考査で、クラス3位を達成しました!!

 

一言で”疑問点”と言えど、

単純な構造ではありません!!

 

その疑問はどうしておこるのか?

なぜ、解決できないのか?

こういったことが、わからない、把握できてない・・・・・

だから、漠然とした”疑問”になってるわけです。

 

『分からないことを、すぐ質問する』ということは、

少なくとも・・・・

分からないことを、じっくり考える機会を失ってしまう!!

このことだけは、ハッキリと言えます。

 

ですから・・・・

断片的な知識を得たに過ぎないのです!!

 

以前の実力養成会通信で、指摘させてもらいましたが、

今の生徒、特に中学生は、

『答えを教えてもらう指導』にどっぷり、つかりすぎてます。

東西南北、旭丘などのトップ高校へ進学して、失速する生徒が後を絶たないのは、

こう言う理由からです。

 

数学は、特に『あっ、こういうことだったんだ!!  納得!!』

というような『腑に落ちる』感覚があった瞬間、学力が一気に伸びます。

 

数学の学力は、連続的に伸びるものではありません!!

『腑に落ちた』瞬間、学力がグッと上昇します。

 

 

“疑問点はすぐその場で質問して解決”

一見正しそうに聞こえるけど、必ずしも、そうとは言えない・・・・

この理由が、お分かりいただけたでしょうか?

 

 

 

本日も最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。

 

 

 

やっと・・・・スマホの写真をパソコンが読み取ってくれるようになりました!!

これで、最新画像を以前のようにドンドンアップできるようになりました!!

 

『スマホを買い替えたから・・・』という単純な理由ではありませんでした。

私のPCの中に、迷惑ソフトが、いつしか紛れ込み、

“よからぬことをしてた”・・・・こういう事でした。

専門の業者さんに見てもらい、

更に、色々とバージョンアップしていただきました。

 

ということで・・・・

まずは、何はともあれ、現在の実力養成会の『花たち』の画像を

ご覧いただきたいと思います!!

 

 

昨日の、フラワーランドの花たちです。

10月も折り返しとなり・・・・花たちは、こんな感じとなってます。

まだまだ、元気に咲いてくれてるのもあります!!

 

雪が降る前に、少しずつ、プランターを整理していかなければなりません、汗

 

来年は、このプランター・・・・・全部、ラベンダーを植えます!!

ココを“紫のじゅうたん”にします!!

 

本日も、最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。

 

 

 

 

私のブログを見てくれてる、兵庫県の高3生の受験生の方から、

以下のような質問をいただきました。

 

~(答案の)書き方について、特に注意する点を教えて下さい~

 

 

企業秘密にしたいところではありますが、公表できる範囲内で、書かせてもらいます。

 

皆さんは、普段、意識することはないと思いますが、

数学の出題・採点は、その大学の数学科の先

生(数学者/理学博士)が担います。

そういった方々が、口を揃えて言うの

が・・・・

『どんな解法だろうと、論理的に正しければ、その解き具合に応じて、得点を与える』

です。

 

数学の2次試験では、答えだけでなく、答案を書くことが要求されるのは、論理的に正し

く考えられているか? ・・・・・ココを見るためです。

ですから、ちょっとしたミスで答えが違っていても、少しの減点で済んだりします。

一方、答えはあっていても、途中の議論が、ズタボロであれば、ほとんど点数は見込めま

せん。

 

数学の答案といえども、数式が入ってるだけで、

“文章”であることに変わりはありません!!

相手(採点者)に『私は、このように考えて、こう計算を進めました!!』と説得するための

文章なんだ・・・このように意識することが、何よりも大切です!!

 

採点者(数学者/理学博士)が答案を見るとき、

〇か✖か? という視点では見ません。

受験生が論理的に議論できてるかどうか? この一点です。

 

ちなみに、採点者は、百戦錬磨の”たたきあげ”のプロ中のブロです!!

ごまかして点をもらおうなんて、考えても無駄です!!

苦し紛れに、

“〇〇の定理より明らか・・・”なんて書いても1点ももらえません!!

採点者の心証を悪くするだけです!!

 

それと・・・・もう一つ!!

受験生には、想像つきにくいと思いますが、

実は、どこの大学でも採点基準は、事前に作られるものではありません。

受験生の答案をある程度、見てから、申し合わせ事項的な感じで、共有する程度です。

 

ですから・・・・

記述模試のような「〇〇が書かれてないから減点」だとか

「〇〇が書かれてたら点を与える」といった基準はありません!!

それだけ、採点者(数学者/理学博士)の”目”は、鋭く、本質を見抜いてるってことです。

 

それと・・・・採点基準は絶対的なモノではなく、あくまで相対的なモノです。

合否が関係する、同一の学部、学科内で同じ基準で採点さえしていれば、

問題ないからです。

 

 

最後に・・・・余談ですが、採点者は、ほとんど40代~60代の方々です。

しかも、大問ごとに、一人もしくは二人の採点者が3000枚近い答案を採点します!!

老眼(?)のため、字が小さかったり、薄かったりすると、もしかして・・・・

見落とす(一度、採点したあと、2次採点と言って、再チェックする採点官もいますが)

かもしれません!! これは、笑い事では済まされません。

綺麗な字で書けることにこしたことはありませんが、誰が見ても判読可能な文字で書くこ

とです!!

 

それと・・・・教科書範囲外の公式の取り扱いについてです!!

 

まず、最初に、しっかりと認識すべきことは、

『入試問題というのは、教科書に出てくる事項』だけで解けるよう作成されてます。

ですから、教科書の範囲外の知識は必要ない!!・・・・こういうことです。

 

さらに言えば・・・・

教科書には載ってないモノの、受験参考書に載ってる公式についてはどうか?

 

例えば・・・・『正射影』『ロピタル』に代表されるモノですね。

 

まず、理解して欲しいことは、出題者側(数学者/理学博士)は、こういった“飛び道具”

を使えば簡単に解けてしまう“欠陥問題”を出さないように細心の注意を払ってます!!

 

大学の数学では、高校数学と異なり、定理の適用条件だとか、かなりシビアになっている

ので、生半可な理解で使うのは、危険です!!  かえって、大けがをすることもあり得ます!!

 

以上が・・・・・・

採点をする側の、リアルな実情をふまえての、

2次記述答案を書くときの、注意点でした。

 

 

本日も、最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。