半年前に、読んだ本です。
再度読み直してみました。
作者の『本郷和人』さんは、東大の教授で、テレビにもよく出演されてる方です。
今では、若くして『中世史の第一人者』と呼ばれる方です。
戦いに明け暮れていた”戦国時代”。
実は・・・・”合戦”こそは、多いものの、”乱”だとか”変”は、多くはありません。
では・・・・なぜ、中世に乱と変が多いのでしょうか?
それは・・・・『武士の時代』だからです。
武士・・・・闘争することを表稼業としてるひとたちです。
背景には、政治権力が軟弱だった!!ということもあります。
武士の時代と言うことで言えば、江戸時代もそうでした。
しかし・・・・江戸時代は、室町時代と異なり、
超強力な上部組織により、全国の武士を支配してました。
あわせて、戦国時代があまりにも悲惨だったため、それを回避する傾向が強く、武力行使
を回避する努力がなされてました・・・・
歴史は、勝者によって作られる・・・・
よく言われることですが、
この本をじっくりと読むと、
敗者もまた歴史を作ってきたことが、とてもよくわかります。
歴史上級者も
歴史中級者も
歴史初心者でも、
それぞれの視点で楽しめる、素晴らしい一冊です!!
本日も、最後まで、読んでいただきありがとうございました。