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例年、今のこの時期、ちまたでは・・・・

 

『この夏、一日〇時間勉強だ!!』

『予備校(塾)に一日中、缶詰で勉強する!!』

『この夏、死ぬ気で頑張る!!』

 

このように、突然、意気込む生徒が出没します!!

 

『意気込み』は、素晴らしいと思います!!

 

その上で、、このような人たちに、聞きたいんです!!

 

『何を?』頑張るんでしょうか?

『どのように?』頑張るんでしょうか?

『一日〇時間勉強する』・・・・・〇時間って、具体的に何を? どれだけ?

 

きちっと、明確に答えられますか?

やるぞ~!!・・・・・その気持ち、分かります!!

でも・・・・全国の受験生も同じ気持ちですよ。

 

 

全然具体的でないんです!!

 

 

夏の頑張り・・・・・・それは・・・・

8月18日の第2回河合全統マーク模試

9月1日の河合第2回河合全統記述模試

これらの模試で目標点(もしくは、”デッドライン”)を達成するため!!のものです。

 

 

では、目標点とは?

 

例えば・・・・・北大総理を志望してるとしましょう。

センター本番で、700点!!・・・・B判定です。

1月19日で科7科目、700点を達成するには、

12月で何点達成しておかなければならないでしょうか?

10月では、600点を突破しておかなければ、絶望的でしょう。

そう考えると、

8月では 最低でも、550点は、必要だと思いませんか?

550点は、目標点というより、”デッドライン” ですからね!!

 

このように、逆算しながら、そして第一回の全統マーク模試の得点、

そして、現時点での力を総合的に考えて、目標点を設定します!!

 

上の例で言えば、

8月18日の全統マーク模試で、550点まで、持っていくために、

この夏、頑張るってことなんですからね!!

 

では、550点を達成するために、

各教科、それぞれ、具体的に何点を達成すればいいのでしょうか?

このようにして、各教科の具体的な目標点(デッドライン)を設定します。

 

例えば・・550点を達成するには、英語は160点!! 以上とらなきゃ・・・としましょう。

6月のマーク模試で、英語は132点だったとします・・・・

第2回全統マークで160点、すなわち、28点アップさせるために、

具体的に何をするか?

『データーベース』を2周する。

『スクランブル』を1周する。

学校で使ってる『マーク演習』を2周する。

しかも、『マーク演習』するときは、制限時間を70分にして、時間感覚を身につけなが

ら、本番さながらのテンションでやる!!

このように、超具体的に考えていくものなんです!!

下の画像は、ある高3生と面談したときに、本人とすり合わせたものです。

 

 

このように、各教科、目標点を達成するために、具体的学習項目を考えるんです!!

量、スパン、時間・・・・・これら込々で!!

 

このようにして、ち密な学習戦略をねらなきゃならないんです!!

 

一日〇時間、勉強する!!・・・・・気持ちはわかりますが、

時間ではありません!!

要は、何を? どのように? どのようなスパンで?  ・・・・ここですからね!!

 

 

それと・・・・

 

8月からセンター本番まで、何点伸ばせるか?

 

50点~150点 です!!

 

 

 

実力養成会の生徒で、過去に250点伸ばした生徒はいます・・・これは例外です。

逆に、8月の点数を下回った生徒もいました!!

 

 

✖ 『夏は〇時間勉強だ』 ←  具体性ゼロ・・・机上の空論

 

〇 夏は、第2回全統マークで〇〇点達成するために〇〇をやる』← 具体的

 

 

 

今日も、最後まで、読んでいただきありがとうございました。

 

 

 

 

実力養成会の南高2年生のクラスは、学校の数学は、数Ⅲの微分の応用の前。

この生徒の話によると、他のクラスは、微分が終了して積分に突入しているとのこと。

 

まぁ・・・南高校の数学の驚異的なスピードは、今となれば、驚きはしませんが、

とうとう、一貫校の高2生の進度を超えてしまいました!!

 

ちなみに、北嶺の高2で、微分の応用。

立命館高2SPで、微分計算終了です。

ちなみに、藤女子高2で、空間ベクトルです。

 

 

札幌南高、高2は、9月までに数Ⅲを終了するそうです・・・・・

高2生の9月で数Ⅲ終了です・・・・しかも公立高校です・・・・・・・・・

 

今となれば・・・・これが、札幌南高校の数学のスタンダードなんでしょう・・・・

逆に、札幌南高校だからこそ(生徒がそれだけ優秀)できることなんだと思います。

 

それにしても・・・

南高の数学の先生たちの”こだわり(?)”というか、”攻めの姿勢(?)”には、

敬服いたします!!・・・・・・・・と、同時にそれにしっかりと喰らい付いていく、

生徒たちもまた、”すごい”としかいいようがありません。

高体連で、公欠となった生徒たちも、それぞれが、しっかりとリカバーかけてます!!

 

南高校1年生の皆さん!!

数学は、これから、ドンドン、ペースがあがっていきます!!

この夏、しっかりと予習を進めておかなければなりません!!

覚悟しておいてくださいね。

 

 

今日も、最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。

 

 

 

大手予備校の夏期講習・・・・・ご存知のように、大きい教室にたくさんの生徒を詰め込

んで行われます!!

 

 

当然ながら、それなりの講師が、それなりの準備をして授業をします!!

質・量ともに、素晴らしいものがあります。

特に夏期講習となると、それぞれの予備校の“看板講師”が数多くの授業を担当します!!

 

 

とは言え・・・・・・

多種多様の生徒を相手にしてるため、生徒一人一人の学力・個性は無視して、

授業が行われます(私自身も経験があります)というより、そうせざるを得ないのです!!

 

そういう環境で、実力をつけようと思うのなら、受け身で参加しては意味ありません!!

 

自分にやる気がなければ、まったく伸びません!!

予備校に伸ばしてもらうという他力本願な姿勢であれば、行っても無駄です。

 

受講する君たち自身が

『現状で、自分の力はどのくらいか?』

『自分には、どういう学習が必要か?』

『どういうことを夏休みにしておかなければならないのか?』

ということを主体的に把握しておかなければならないという事です!!

 

このように、具体的な活用項目をもって、予備校や塾に行くのなら、

確実に成績は伸びるはずです!!

 

ただなんとなく・・・・・

夏だから、がんばらなきゃいけないし・・・・

友達も行くみたいだし・・・・・

チラシが入ってたし・・・・・

程度なら、行ったところでどうにもなりません。お金の無駄。

 

勉強ってものは、主体的にやらないと成績は上がりません!!

『成績は自分で上げるもの』

予備校や塾の先生があげてくれるもんじゃありません!!

 

自分が、予備校や塾の先生を大いに利用、活用して成績を伸ばすんです!!

 

皆さんの健闘を祈ります!!

 

旭川東高校出身 M君(北大総理合格)彼は、夏の頑張りがあったからこその合格でした。

 

今日も、最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。

 

 

 

 

2019
7/15

朝のちょっとした感動

ブログ

アスファルトのわずかなすき間に咲く野花。

実に、”たくましく”、そして、”けなげ” と思いませんか?

風に吹かれつつも、凛としたその花姿にちょっとした感動を覚えました。

◆坂村臣民さんの『たんぼぼ魂』をイメージしました・・・・・

そして・・・・・

この花を見てて、玉置浩二さんの 『Mr. lonley』の一節も思い出しました・・・・

 

何もないけど・・・・

ボクらは、野に咲く花のように

風に吹かれたって、

いつでも

元気でいるから・・・・・・

 

 

たとえ、わずかなすき間だろうとも、しっかりと根をはってるんですよね・・・・・・

 

今日も、最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。

 

 

 

 

いつも、書いたり言ってることですが・・・・

受験においては、『教科書』が全ての真実です!!

日本史だって当然そうですからね。

 

このことを踏まえての話です・・・・・

 

 

◆教科書(山川出版)『鎌倉幕府成立』について、こんな感じで記載されてます。

◆一方『平氏政権』についての記載です。平氏政権の説明は、ほんの少しだけ。

◆さて・・・・・・

いわゆる、源平合戦(治承寿永の乱)を制した源頼朝によって、鎌倉幕府は開かれました。

まぁ、成立時期については諸説色々ありますが、鎌倉幕府は、『初の武家政権』と言わ

れることが多いですね。

そもそも、『幕府』とは、中国で出征中の将軍が幕を張った本陣の事を言い、

日本では、『武士の打ち立てた政権』という少し、あいまいな感じで使われてます。

ですから・・・・『鎌倉幕府』って、かなり、ザックリと言えば、

『鎌倉に本社のある東国中心の巨大警備会社』って感じです!!

 

ところで・・・・・実は、平清盛だって、政権を手中に収めてたんです。

【山川史料集より】

しかし、清盛は、天皇家に親族を嫁がせて権力を手にしたため、武家政権ではないという

のが、現時点での通説です。・・・

上の史料集でも【武門の棟梁】⇒【武士で初めての太政大臣】としか説明されてませ

ん・・・・

 

とはいえ、『軍事警察権』という面から見れば、実は、その機能は鎌倉幕府とほぼ同じ

です!!

清盛の嫡男、重盛は、東海、山陽、南海道の治安警察権を任されました。

三男、宗盛は、左・右近衛大将に任じられました。

さらには、諸国の武士たち・・・・彼らを上京させ『大番役』につかせました。

これが平氏政権の実態です!!

鎌倉幕府もこのスタイルを踏襲しています。

 

また、清盛自身も福原に住んで天皇と距離を置くことで、

その独立性をキープしてました。これもまた、鎌倉幕府と共通してます。

 

この様な理由にから、平家が拠点とした京都六波羅の名をとって、

一門の政治体制を『六波羅幕府』と称している学者さんたちもいます。

 

頼朝の政権を【幕府】と呼ぶなら平家一門の政権だって【幕府】でしょう・・・・

こんなスタンスなんでしょう。

 

 

『幕府』の定義をどう考えるか?

 

要は、ここなんですね。

 

今後の研究、議論次第では、歴史常識がガラッと変わるかもしれないって事です。

 

 

歴史って、おもしろいですね・・・・・

 

 

今日も、最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。