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先日、「ホームページを見て・・・・」ということで、ある浪人生のお母様からご相談の

お電話をいただきました。道内にお住いの方です。

個人が特定されなければ・・・という条件付でこのブログで

ご紹介させてもらうことのご了承をいただいてますので、この相談についてご紹介させて

もらいます。

 

娘さんは、国立医学部志望の多浪生です。

とにかく、「がんばり屋さん」です。

しかし、合格は99%無理です・・・・・

お母様も、それは、うすうす、承知しているようでした・・・・・

娘さんも、引くに引けないところまで来ています。

「意地」だけでここまで来てます・・・・・

皆さんなら、娘さんへどうアドバイスしますか?

 

このお母様は、娘さんの意志を尊重されてます・・・・

誰も、娘さんの医学部への夢を、どうのこうのは言えません。

その上で・・・という事なんですが・・・・

合格か不合格か・・・というくくりで言えば、不合格です・・・

もちろん、ここまで言い切るには、「明確な根拠」があります。

それは、ここでは、割愛させていただきます。

 

親御さんとしては、大変、難しい立場だと思いますが、

達成可能かどうか・・・・これは、ハッキリと伝えてあげた方がいいです。

10年かかっても、合格は無理です・・・・ある部分を変えない限り・・・・

 

現状では、達成が無理・・・・では、どうしたらいいか?

無理を承知で、このまま走らせますか?

本人が諦めるまで待ちますか?

 

心を鬼にして、娘さんに事実を伝えてあげた方が良いです・・・とアドバイスさせてもら

いました。それを聴いて、諦めるかどうかは、娘さんの意志です。

 

娘さんの頑張る姿をいつも見て、見守ってきたであろう親御さんの「親心」が結果

として今の状況を作り出してます・・・

 

実は、「見守ってきた」と表現しましたが、正直に言うと「背を向けてきた」、もっと

言うなら「現実と向き合ってこなかった」と言った方がいいでしょう・・・・

 

なんとも、悩ましいご相談でしたが、

中3生の娘と中1生の息子を持つ父親としても、他人事とは思えない、とても重たく、胸の

締め付けられるような、ご相談でした。

 

本日も、最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。

 

実力養成会の皆さん、保護者の皆さん、こんにちは。

本日のテーマは、私が、いつも、皆さんに伝えてる・・・

マーク模試で

「誘導に乗る」

「作問者の意図を読み取る」

ということについて、です。

先日、実施された「2015駿台全国マーク模試の数ⅡB」を題材とし

今日と次回の2回連続で徹底解説します。

まず、下が数ⅡBの第1問

CIMG0869

下が数ⅡBの第2問

CIMG0870

ちなみに、下の写真は、ある一貫校に通う高1生に、第1問をやらせたものです。

みなさん、高1生でここまで、解くんですよ!!

中心を求めるときに 連立で求めてますね…正解なんですが、

これでは、時間がかかり過ぎです・・・・とはいえ、高1で、ここまで解けるってことが

凄いじゃないですか・・・・

CIMG0871

CIMG0872

早速、第1問から・・・・・・

おそらく、皆さんは、「円の中心」を求めるところで、はまったでしよう・・・・

CIMG0873

次・・・第2問・・・

CIMG0874

第1問・・・・今回は図形と方程式でした・・テーマは

「ベタな円の性質」を利用して、円の中心を求める。

外接条件から、円の中心の軌跡を求める

第2問・・・・・計算を楽にする「工夫」がテーマ!!

全体から余計な部分を引く・・

「S(t)からのS(2t) 」 そして、

「T(t) を直接求めるのではなく、全体S(2t)から余計な部分S(t)を引く」

ここが、本問のテーマでした・・・・・

特に、第2問の微積は、「何かある」と最初から、そう考えて、

「疑いの目」で見ていくことが重要です。

 

「テーマは何?」「そのための工夫は?」

こういったことを考えながら、注意深く問題を読む!!

誘導に乗る・・・・・イメージつかめましたか?

月曜日は、第3問、第4問で確認していきます。

 

本日も、最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。

以前、ある会員のお母様から、「理学部の数学科」に関するご質問をいただいたことがあ

ります・・・「数学科」ですから、数学を専門的に勉強するんですが・・・

 

今日は、理学部数学科について、もう少し踏み込んで、お話しさせていただきます。

 

まず、理学部についてです・・・・

かなり、ザックリな言い方になりますが、自然界のいろいろな現象や原理・法則を解明す

る・・・・こんな感じではないでしょうか・・・・・。

ですから、理学部には、「数学科」以外に・・・・・・・

「物理学科」「化学科」「生物学科」「地学科」が昔からある、理学部の定番でしょう。

 

最近では…

「バイオサイエンス学科(遺伝子操作関連)」「生命医科学科(ニュータイプの医療機器開発関

連)」「環境科学科(大気汚染抑制、海洋、湖沼汚染抑制関連)」「情報科学科(コンピューター関

連)」なんていうのも登場して、理学部は、更に細分化してます・・・

 

それでは、理学部数学科に話をもどしましょう・・・・

大学によってカリキュラムは、異なりますが・・・ザックリ言えば

1、2年で微分積分学、代数学を学び、3、4年で基礎的な専門科目を学びます、特に、「専門書

」を読んで、少人数形式でセミナー的なことをやりながら、お互い発表しあうようなスタイルへと移

行していきます。この時に、本当に、「数学を学問している」ということを実感するでしょう・・・

さらに、勉強を続けたい、深めたい・・・・大学院ですね。

大学院は、まず、マスター課程(修士課程)2年、ドクター課程(博士課程)3年・・・・

それぞれ、論文審査となります・・・。

マスター課程で卒業する学生もいれば、さらにドクター課程へ進む学生もいま

す・・・。民間企業の研究所で研究職に就きたい!!という学生は迷わず

マスターに進むでしょう。ドクター(博士)で民間企業に就職する学生もいます。

 

北大の例です・・・・

今年の春、学部卒業後、数学科でマスターに進学した率は、なんと、全体の8割です。

実に、数学科の8割の学生が大学院へ進んでます。

大学院を修了した学生は

東芝、日立製作所、NTT東日本、三菱電機、宇宙航空研究開発機構、JX日鉱日石、富士通な

どに就職してます。これは、今年の春の話しです。ほとんどが研究職です。

 

大学院へ進まないで、学部を卒業して就職する学生の殆どは、

「高校教員」「公務員」になってます・・・・・・・

 

 

今日も、最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。

 

 

 

 

 

実力養成会の皆さん、保護者の皆さん、こんにちは。

7月31日(金)です・・・

 

明日から、8月です・・・・・

ということは、夏の総決算の一つ目、「2015河合第2回全統マーク模試」まで、

あと2週間・・・・・。みなさん、大丈夫ですね・・・・・

今日は、全統マーク模試ではなく、そのあとの

2015.9.6

第2回河合全統記述模試についてです・・・

 

 

今、マーク模試に向けて、全力で取り組んでいると思いますが、

記述対策も並行してやってますか?

最近、「赤本」の方がおろそかになってませんか?

我々にとって「赤本」は ”当たり前レベル” なんですよ。

過去問は「セルフティーチング」をしながら、自分のものにしていくんですよ…

特に、防衛医科大学を受験する人は、本番まで、残すところ3か月きりましたよ。

全統マークが終わると、2週間後は、すぐ、記述です・・・・・。

 

やることは、山積みです・・・・

モリモリやるべきことがありますよ・・・・

明日から、8月・・・・

 

さらに、ギアチェンジしなきゃダメですよ・・・・

 

さて、2015河合第2回全統記述模試に向けて・・・

特に、特に、みなさんへ伝えたいこと!!

特殊な置換積分とベーター関数関連・・・・

この2つはしっかりとやっておいた方がいいですよ・・・

 

★ tan(χ/2)=t  と置換するタイプ

★ χ=(π/2)-t     と置換するタイプsin⇔cosの互換性を利用して最後に2で割るタイプ

★ベーター関数は、漸化式から最後まで全部つなげる一連のパターンをしっかりとマス

ターしておくこと。余力があれば、置換して1/6公式まで導けるようにしておきましょう

 

 

今日も、最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。

 

 

2015
7/31

成長できる生徒・・・・

ブログ

突然ですが、・・・・

世の中には、完璧な人間なんていません。

どんな人間だって「弱み」は必ずあります。

先生なんか「弱み」のかたまりです・・・・。

 

成長できる人(生徒)は、自分の「弱み」「未熟さ」を認めることの出来る人(生徒)です。

皆さんも、自分の「弱み」「未熟さ」と真正面から向き合いましょう

 

そして、それらを「強み」へと変えていきましょう!!

 

自分を強く見せたいって思ってる人(生徒)は多いと思います。

それ自体、別に悪いことではありません・・・・・

でも、それって、結構、疲れますよ・・・・

 

先生は、自分の「弱み」「未熟さ」は、人に見せたって、いいと思ってます。

 

自分は、まだまだ未熟者・・・・発展途上の人間・・・こう思いましょうよ。

そう思うことで、ドンドン成長していけます。

 

今日も、最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。