私が昨日の『実力養成会通信』の中で、
『学校現場でも勝ち負けの感覚が希薄な状態』
と書かせていただいた最たる例が『運動会』です。
学校教育の変化に伴い、順位や勝敗のつけない運動会が増加してます。
日ごろの努力や成果を重視する”教育方針”ってヤツですね。
もっと言えば・・・・
学習指導要領に定められた目的、目標を前提として道教委から下りてきた市教委の規則・
方針に従い、かつ地域の実態に即した結果、ということになるのでしょう。
学校独自のグランドデザイン(学校経営全体構想図)策定と言っても、そりゃ~
『右にならえ』とならざるを得ないと思います・・・・
とはいえ、それぞれの学校においては、相当熱い議論が戦わされていたと容易に想像は付
きます。
シンプルに・・・・その学校独自の判断で、順位をつけない、勝敗をつけない、
という簡単な話ではありません。
ところが、こういった実情を把握してない“外野席の連中”は、表面の一部分だけを切り取
ってギャーギャーと騒ぎ立てるのが世の中の常(笑)・・・・・
さて・・・・
このように勝ち負けの感覚が希薄なままでうまくやっていくのであれば、それは、それで
いいのかもしれません、何せ、国の施策なんです。
しかし、現実の話としては、
いつもイスは人の数より少ないんです。
そのイスに座るためには競争があります。
いいか、悪いか、ということではなくて、残念なことかもしれませんが、
本質的に生きるということは競争なんだ、ということを教えることの方が重要だと、私は
思ってます。
競争が、勝ち負けが、あることを認めたうえで、
勝者が敗者に対して手を差し伸べることこそ大切!!
そして、負けたからすべてを否定されるわけでない!!ということ。
また、勝ったから何をやってもいいということではない!!ということ。
ここをしっかりと教えるべきだと思ってます。
そういったときに・・・・
このような“高校生のプレゼンバトル”が実施されました。
実力養成会の会員も金沢へ出向き参加してます・・・・
先日、この生徒がプレゼンする内容を聞かせてもらいました!!
タイトルは・・・・『10年後、今後あるべき理想の体育館』です!!
私もこれまでの経験で・・・
一口に体育館と言っても『学校教育』の視点で見た場合、
そして『社会教育』の視点で見た場合、
そして最近では地域住民の『避難場所』という視点で見た場合など、
それなりに語ることはできますが・・・・
この生徒のプレゼンは、とても素晴らしく、説得力ある内容でした!!
そこには・・・・『合理的説明』と『独自性』が随所に見られました。
公的機関の主催するイベントではありません。
そこには、明確な”勝ち負け”がつきます。
だからこそ、ここまでのクオリティーのプレゼンができるのだと確信しました。
“勝ち負け”があるからこそのここまでのクオリティーなのでしょう・・・
本日も、最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。






































