実力養成会の新高1生、英語の指導例です。
認知言語学に基づく、正統的な文法指導を展開してます。
長女が“外国語学部英語学科”に通っています。
本格的、正統的に、英文法指導をするならば、
認知言語学をしっかりと勉強したうえで・・・・・
ということで
半年間、真面目に徹底的に”認知言語学”を勉強しました。
今回は・・・・『助動詞』の指導例の一部をご紹介させていただきます。
皆さんは・・・・中学校で
will「未来」
can「できる」
may「してよい」「かもしれない」
should「すべき」
must「しなければならない」
このように、個別の意味を勉強してきました。
では、聞きます!!
“そもそも、助動詞とは何?”
という、本質的なコトは教わりましたか?
これを実感できないと、不自然な英語を量産することになります!!
助動詞・・・・正確に言えば「法助動詞」と呼ばれます。
つまり、『法助動詞』とは「話し手が思っているだけのコトであって、現実ではないよ」
ということを表します!!
さらに言えば・・・・
「法」とは、現実世界を表す直説法
だとか
非現実世界を表す仮定法
の「法」であり、
話し手の意見の話であって、現実の描写でないよ!! ということを表してます!!
「法助動詞」の「法」
と
「仮定法」の「法」
は、もともと同じことを指してます。
さて・・・・・「法助動詞」には、大きく分けて、2つの用法があります!!
それは・・・・「力の用法」と「判断の用法」と言われてます。
具体的に説明しましょう・・・・・
will の「するつもりだ」は意志を表します。
意志の力が強い・弱いという言い方があるように、意志は何かをやり遂げようとする
「力」です・・・・・これが“力の用法”と呼ばれるモノ。
一方では、「~だろう」というのは予想です。これは心が行う判断の一種です。
これが“判断の用法”と呼ばれるモノ
すべての「法助動詞」には、
このように“力の用法”と“判断の用法”の2面性を備えてます!!
学校・塾でありがちな・・・・
こうだから、こうだ!!
can がcould になれば、丁寧な言い回しになる、覚えろ!!
こういうときは、こういう意味になる!!
現在完了形は 「have +過去分詞」だ!!
という、結果ありきの、決めつけの指導はしません!!
ちなみに・・・・なんで、現在完了形は、have なんでしょうか?
get +過去分詞
だとか
take +過去分詞
では、なぜ、ダメなのでしょうか?
そこにも、しっかりとした理由があります!!
こういう部分もすべて、理詰めで、本質論で文法指導をしています!!
本日も、最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。